ニューヨークでパワーアップした彼らのニューアルバム
DEEP『THE SINGER』インタビュー
DEEP『THE SINGER』インタビュー
2018/06/27
DEEPがニューアルバム『THE SINGER』を6月27日にリリースした。今作は前作から三年ぶりとなる待望のフルアルバムで、シングル曲を筆頭に、ラブバラードやライブで盛り上がること間違いなしの新曲、カバー曲2曲を収録するなどバラエティ溢れる作品。今回TuneGateでは、メンバー4人を迎えて、アルバムの聴きどころをはじめ、収録曲の解説や歌詞に対する想いなどについて語ってもらった。また、初回限定盤の特典映像についてもコメント。ファン必見のインタビューだ。
取材:橋本周大(編集部)
──まず、アルバムをリリースするにあたり、どのような作品にしようと思われたのでしょうか?
YUICHIRO:約3年ぶりのアルバムで、ソニーに移籍して第一弾のシングル「MAYDAY」も2年前の楽曲なんです。普通であればポンポンポンとリリースしようという話だったんですけど、「MAYDAY」のリリース後に9ヶ月間ニューヨークへ行って、教会で歌ったり、バーで生バンドのライブに飛び入りで参加したりと色々学んできました。そういったことを踏まえて今回のリリースに至りました。先日リリースした「SING」という楽曲が一番『THE SINGER』というタイトルに繋がっているのかなと。
──「SING」ありきで『THE SINGER』というタイトルをつけられのですか?
YUICHIRO:はい、メンバーはもちろんスタッフさんと。候補は色々あったよね。
KEISEI:うん、THEを入れるか入れないか、とか。
YUICHIRO:『SINGERS』するとかね。
KEISEI:でも方向性は一緒でした。
──SINGER=歌手とういことを提示したアルバムにしようと?
YUICHIRO:そうですね、R&Bテイストの楽曲から、アカペラ、「あなたに」のような超どバラードまで。僕らはコーラスグループでもあるんですけど、一人ずつがSINGERであるということを表現したアルバムになっているんじゃないかと。僕らは活動を始めて11年なるんですけど、だからこそ歌える曲達が集まった作品です。
──では、収録曲についてお聞きします。YouTubeにMVが公開されて話題の「Celebrate」ですが、KEISEIさんが作詞をされて、作曲にも参加されていますがどのように作られたのでしょうか?
KEISEI:作曲しているカルロスっていう人がいるんですけど、彼がトラックを作っています。それに僕がメロディーを乗っけて行くみたいな感じで。で、結構バンバン作ってく感じで、試聴会しては作ってという作業の繰り返しで。「これ以上で出ないぞ」というところまでやって。それはもう、やり切った感じでした(笑)。
──歌詞は先に書かれていたんですか?
KEISEI:はい、ある程度書いてありました。「こういうワードを入れたいな」というのは頭にあって。変な話、綺麗な結婚式ソングってたくさんあると思うんです。「そんなキレイな恋愛だったかなって?」でも、それが現実で、僕ら世代の男性って同じ考えだと思うんです。夜遅く帰ってきて怒られて。
──リアルですね。
KEISEI:「帰るっていったじゃん!」みたいな。そういうあり得るようなことをラブソングとして...。
YUICHIRO:多くはないんじゃない?(笑)
KEISEI:一度知人に言われたことがあるんですけど、「パートナーがいるからこそあの曲は分かる」みたいな。本当はもっとリアルに描きたかったんですけど。
TAKA:「キレイなことだけじゃないよ」ってことでしょ?
──個人的に4曲目「U-turn love」とリンクしているように感じました。
KEISEI:確かに雰囲気は近いですね。何だかんだ、嫌いになりもするし、喧嘩もするし。結果的にそこにあるのは信頼ですから。好きとか、愛してるじゃなんです。信用が生まれるんです。そうすると人間は好きを超えるんです。「お前しかいない」と。
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