結成10年の想いと決意が詰まった渾身のバラード!
DEEP「SING」インタビュー
DEEP「SING」インタビュー
2018/02/21
TAKA:そうですね。今回「10年の想い」というのが1つのテーマになりました。一度原点に帰ってというか、自分たちにとって一番大事なもの何なのかをメンバーそれぞれが考えて。それを集めていった感じです。
──作詞の際には、曲はできていたのですか?
TAKA:はい。僕らのことをデビュー当時から知っていて、コーラスワークなどを教えてくださった恩師でもある春川さんに、今回の曲で僕ら10年間の想いを伝えたいんだとお願いをして。曲を作って頂きました。
──では、具体的にはどのように作詞を?
TAKA:まず最初に4人にとって根幹にあって、最も大切な「歌いたい」という言葉が出てきました。それから、その内容を皆にも考えてもらいながら最終的には僕がまとめていきました。
──RYOさんは、どの部分を?
RYO:僕はそれぞれのサビの3行目の「歌いたい 未だ見ぬ未来に」、「歌いたい 掴み取るために」、「新たな想いで」の部分ですね。
──YUICHIROさんは?
YUICHIRO:最後のサビの「歌い続けたい それが僕に出来る全てさ いつまでも君のために歌うよ」のところです。
──KEISEIさんは?
KEISEI:僕は「歌いたい 君照らす光のように」とか、基本サビの2行目です。
──この構成はTAKAさんが?
TAKA:はい。この曲では「歌いたい」という言葉を連呼したかったんですが、僕、KEISEI、RYO、YUICHIROの順番で出てくるイメージだったので、その順番でそれぞれの歌詞も考えてもらおうと思って相談しました。
──では、この「歌いたい」の後に続く言葉には、皆さんの想いが相当凝縮されているわけですね。
TAKA:そういうことです。
──この限られた文字数の中で歌詞を考えるのは大変だったのでは?
RYO:そうですね。でも、想いは10年分あるし。TAKAにその想いをメールしたときに、自分の中で気持ちを整理できた部分もあって。あとは、どの言葉で埋めるかだけでした。
──KEISEIさんはいかがでしたか?
KEISEI:僕も同じで、歌を通して「何をしたいか」をサビのテーマとして書きました。「根本には人を喜ばせたい」という想いもあるんですけど、僕の担当のヴァースでは、それでも「思った通りにうまくいかない」と歌っています。自分たちでもそう思っているんだよということを伝えたかったんです。
──YUICHIROさんはどうでしょう?
YUICHIRO:僕は強い決心みたいなものを表現したかったんです。これまで10年間いろいろな経験をしてきて、その中には大切な人が亡くなったり。あらためて1秒、1歩がすごく早いし、すごく大切なんだということがわかったんです。これは自分への決意でもあるんですけど、聴く人にもそういう想いを伝えたくて書かせてもらいました。
──TAKAさんは、そんな皆さんの想いをどのようにまとめていったのでしょうか?
TAKA:そうですね。特に「歌いたい」の後に続く言葉が「誰に対して」なのか、「どのように」なのか。メンバーそれぞれ違っていて。でも、僕はそこに統一感を持たせるのではなく、そのままにした方がいいなと思ったんです。なので、それぞれの等身大の言葉をそのまま使いました。そういった意味では、作業はそれほど大変ではなかったと思います。
──ところで、春川さんにオーダーした曲は初めから自分たちの思い通りの仕上がりだったのでしょうか?
TAKA:感動でしかなかったです。
YUICHIRO:思った通り以上でした。
TAKA:本当に僕たちのことを見てくれていたんだなぁと思いましたね。まだ、歌は入っていなくて、シンセメロだけが入っていたんですけど、今までの10年が心に入ってくるような気持ちになりました。「俺が思うお前らの10年を汲んで作ってみるわ」って言ってくれて、その言葉にも感動したんですけど、出来てきた曲が本当にすごかったんで。
──RYOさんは、楽曲に関してはどんな印象でしたか?
RYO:今言った通りで、歌が入っていないデモなのにこんなにグッと来たことはないというか、初めてでした。聴いた後、曲が終わってみんな10秒くらい黙ってました。
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