高嶋 楓&大上 陽奈子が登場!
PassCode「Tonight / Taking you out」インタビュー
PassCode「Tonight / Taking you out」インタビュー
2018/09/25
──「Tonight」についてお聞きしますが、平地さんから渡されたデモを聴いた時の印象は?
高嶋:前々作『ZENITH』はPassCodeのラウドで激しい部分を詰め込んだアルバムやって、その反面前作のメジャー3rdシングル「Ray」はラウドな曲を聴かない人も聴きやすい曲で。「Tonight」は “『ZENITH』と「Ray」のイイトコどりだな” って私は思いました。
大上:最初は高嶋の静かな歌声から始まるんですけど、「エモっ!」って(笑)。「早く歌いたいな」って思わせてくれたし、「いつもとは違った意味で感情を込められそうやな」って思いました。
高嶋:一緒に歌いたくなると思うので、ライブで一緒に歌ってほしいです!
──次にレコーディングで心がけたことを教えてください。
高嶋:歌詞が “会いたい” とか儚い感じだったのですが、私は声に表現を付けるのが苦手で。なので切ない心になりながら、スゴいエモく歌うことを心がけました(笑)。例えば “会いたい” だったら「会いたいよなぁ〜」って共感しながらとか(笑)
大上:「Tonight」は今までの楽曲の中で、一番感情を入れて歌うことを心がけました。これまでの楽曲は表情を歌に出そうと思っても、どこかで「ちゃんと音程取らなきゃ」とか「キレイに歌わなきゃ」みたいな部分が心のどこかにあって。今回は本当に気持ちで歌うことができました。あとは、これまでと同様英語の歌詞があるんですが、今回は発音にスゴくこだわっていて。英詞を書いてくださっている方がネイティブで、英語ペラペラなんです。その方にレコーディングに来ていただいて、発音を色々と指摘してもらったり。
──確かに過去の作品と比較すると、格段に発音が上手になってますよね!
高嶋:私は以前、英語の部分にカタカナを書いて覚えてたんです(笑)。今は読めるようになったので、英語として読んでいます。
──その他に気に入っているフレーズは?
高嶋:全部好きなんですけど、やっぱり出だしの自分のパートですね。でも、レコーディングではスゴいてこずって。静かなフレーズだからこそ、感情が聴こえやすいので。何回も録り直したのを覚えています。頑張って声をかすれさせたりとか、聴き手に伝わるようにしました。
大上:私は “現実なんて残酷なんだろう So, I felt…” っていう部分があるですけど、「いやぁ現実は残酷やなぁ」って(笑)
──何があったのか気になります(笑)
大上:日々、色々感じたことを込めて歌いました。 中でも “So, I felt…” の部分は平地さんに「スゴい勢いを付けて歌って!」って言われたんですけど、何度か歌い直したり苦戦しましたね。
──歌い直しすることは珍しいのですか?
大上:曲によるよな?
高嶋:うん。
大上:スゴい早く終わるときもあれば、巻いて終わる時もあるし。
高嶋:英語が多い曲の場合はこだわりが強い分、時間がかかります。
──次に「Taking you out」ですが、世界で人気のゲームアプリ『アスファルト9:Legends』とコラボしたMVになっていますね。
大上:当初コラボは決まっていなくて、それから歌詞も少し変更になったんです。今田がシャウトする「カカカカカ!」も「カカカカカカー!」やったもんな?
高嶋:うん。「もっと勢いつけよう」ってなって。
大上:歌詞にある “speeding” とか “CRASH” は『アスファルト9』を連想させるものを盛り込んだりしてます。
──では、歌詞が変わった後のデモを聴いた時の印象は?
高嶋:今までにないくらいメチャメチャシャウトが多くて。「Tonight」は静かに始まりますけど、この曲はいきなりシャウトで始まるんです。平地さんに「やりましたね」って(笑)。好きな人はスゴくハマる曲だと思います。
── “これぞPassCodeだ!” という印象でした。
大上:私も「PassCodeやなぁ」って思いました(笑)。前シングル「Ray」で一旦落ち着いたので、ガン!とPassCodeらしさが強調された気がしてます。『ZENITH』のままの勢いじゃなく、「Ray」があったことが、とても良かったと感じていて。今までPassCodeに興味がなかった、周りの友達や学生時代の先輩にも「いい曲だね」って言ってもらえたんです。そして今回の「Taking you out」のMVを見て「今回の曲もめっちゃいいね!」って。一回大衆の耳に入りやすい曲があったから、激しい曲でも受け入れてもらえたんだと実感しました。
高嶋:実は「Ray」を作った後、平地さんが「次はメチャクチャ遊びたい」みたいなことを言ってて。「Taking you out」を聴いた時「本当にメチャクチャ遊んでるな」って思いました(笑)。「暴れてるなぁ」って。
──レコーディングではどういったことを心がけましたか?
高嶋:基本的には激しく感情的に歌っているんですけど、“必要な自信がなくて” というフレーズでは無機質な感じを表現するために、顔も真顔で歌いました。
大上:私個人としてはキーの高さとかが難しくて。「Tonight」も高いんですけど、突き抜けているので歌いやすくて。「Taking you out」は低くもなく高くもなく中間ぐらいのイメージだったので、サビは頑張って歌いましたね。
──個人的に気に入っているフレーズについても教えてください。
高嶋:さっきも話に出た、今田の「カカカカカカ!」が今までにはないシャウトの仕方だったので印象的でした。
──あれは切り貼りせず、実際に「カカカカカカ!」とシャウトされているのですか?
高嶋:そうです。ライブでもシャウトすると思います。今田はライブになったら豹変するんで。
大上:実は、今田本人は切り貼りすると思ってたんです。レコーディングで平地さんに「え、そこは普通に歌うで」って言われてました(笑)
──大上さんが気に入っているフレーズは?
大上: “必要な自信がなくて” なんですけど、無機質の中に女の子らしさがあって。かえちゃん(高嶋)の声も相まって、それまでの激しいパートからガラッと雰囲気が変わるのが好きです。
──MVも公開されていますが、撮影でのエピソードを教えてください。
高嶋:枕投げをしたんですけど、中に銀の紙テープをパンパンに詰めていたので結構硬くて。監督さんに「思う存分やりあってください!」って言われたんです。だから本気でやりあって、痛かったです(笑)。5回ぐらいはやり合いました。
──撮影時間はどれぐらい?
大上:結構かかったっけ?
高嶋:お昼から...明け方の3時ぐらいだったと思います。メチャメチャ踊って、枕投げして、ゲームして(笑)。
大上:顔がアップになるシーンを一番最後に撮ったんですけど、「顔疲れてないかな?大丈夫かな?」って心配でした。
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