──ところで初回限定盤には地元・大阪BIGCATで行なわれたライブ映像が収録されていますね。

高嶋：このライブは対バンだったんですけど、対バンのライブ映像をリリースするのは初で。当日は対バン相手のKNOCK OUT MONKEYさんのライブを見てからのステージだったので、1曲目からみんなスゴい気合が入っている顔が見れます！

大上：1曲目の「Ray」をはじめ、カップリング曲の「UNTILL THE DAWN」「TRICKSTER」のライブ映像が初収録されているのですが、気合が入っているので、ぜひ見て欲しいです。

──そしてドキュメンタリー「PassCode Documentary film Over Drive」も収録されていますが、どのような内容になっているのでしょうか？

高嶋：これは完全にネタなんです（笑）。最初は真剣にPassCodeのドキュメンタリーを撮影しているところから始まるんですが、「実はフェイクドキュメンタリーでした」っていうオチで。テーマが「ロックとは何か」なんですけど、PassCodeのメンバーがロックを履き違えておかしな方向にどんどん進んでいくストーリーになっています。ちなみに、マーティ・フリードマンさんにも出演してもらっています。

──これまでの数々の苦労が収録された真面目な作品だろうと勘ぐってしまいました。

大上：買った人もそう思うかもしれないですね。ちゃんとふざけてます（笑）

──それでは改めて、今作の聴きどころについて教えてください。

高嶋：「Tonight」は歌詞も含めて今までにないドラマチックな感じの楽曲なので、これまでの曲と聴き比べて欲しいです。「Taking you out」に関しては今田のファンがスゴい喜ぶ曲だと思うし、バンド好きな方にも気に入ってもらえる曲だと思うので、２曲併せて聴いてもらいです。

大上：「Tonight」はメンバーの個性が分かりやすい曲だと思うので、一人一人の表情の違いを聴いてもらいたいです。一方の「Taking you out」は気分をブチ上げたい時に聴いてもらえたら最高です。腹が立った時とか聴いてもらえたら発散できます（笑）

──最後に、9/20からスタートする（取材は9月上旬）自身最大規模となるアジア3公演を含む全19公演・バンドセットツアー「PassCode Tour 2018」(PassCode Taking you out TONIGHT! Tour 2018)に向けての意気込みをお願いします。

高嶋：近年は行ったことがない場所にライブしに行くことが増えていて、スゴく不安な面もあるんです。でも、ネットで「待ってるよー！」「やっと来てくれる！」「〇〇来て！」という声が多くて。「こんなに待ってくれている人がいるんだ」ってうれしい気持ちでいっぱいになるんです。だから早くPassCodeの曲を色々なところに届けに行きたいです！

大上：昨年の「ZENITH TOUR」は13公演で、「結構ロングスパンだな」と感じてたんですが、今回は全19公演で。さらに6公演多く増えるので「大丈夫かな」という不安もあるんですが、来てくれた人が「行ってよかったな」って思ってもらえるよう、全会場も全力を出して良いライブができたらな、と思います！