15周年記念! 初の単独横浜アリーナ2days公演!

【レポート】スキマスイッチ、「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~」

【レポート】スキマスイッチ、「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~」

2018/11/13


スキマスイッチ
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今年デビュー15周年を迎えたスキマスイッチが11月10日(土)、11日(日)に自身初となる横浜アリーナ2days公演「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~」を開催した。初日公演と二日目公演でセットリストを逆にして行われる、まさに“Reversible(リバーシブル)”なステージとなった同公演。15年間のキャリアを総括する新旧織り交ぜた楽曲群とともに、様々な趣向を凝らした演出が楽しめるライブとなった。
 
初日公演は、左右逆の映像を同時に映す“Raversible”なオープニングムービーから幕を開けた。白で統一された衣装のスキマスイッチの大橋卓弥、青いジャケットを羽織った常田真太郎がバンドメンバーとともにステージに登場し、大きな拍手と歓声の中1曲目の「Ah Yeah!!」へ。サビのフレーズとともに観客がタオルを投げ、早くも心地よい一体感が生まれる。さらに大橋の歌から始まったアッパーチューン「ユリーカ」、シリアスなメッセージを響かせるロックナンバー「ゲノム」、ドラムとパーカッションのセッションに導かれた「トラベラーズ・ハイ」、常田のグルーヴィーなピアノを軸にした「螺旋(らせん)」、今年社会現象化した田中圭主演の大人気ドラマ「おっさんずラブ」の主題歌として話題を集めた「Revival」など幅広い楽曲を次々と披露。ライブ序盤からスキマスイッチの豊かな音楽性を体感できる場面が続く。

「『SUKIMASWITCH 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~』へようこそ!15周年ということでこんな大きな場所でお祭り騒ぎをさせてもらってます。新旧いろんな曲を用意していますので、楽しんでもらえればと思います!」(大橋)と挨拶し、開場時のチラシにサプライズで告知された“全編撮影OK”を改めて伝えた後、ステージの後方に弦一徹ストリングスが登場。ファンの間で人気が高いバラード「藍」、代表曲のひとつである「奏(かなで)」を12人編成の壮大なストリングスとともに演奏。質の高いサウンドによって名曲を堪能できる至福の時間が生まれた。

中盤のMCでは、センター席を囲む花道へ。観客のすぐそばで「それにしてもみんな携帯持ってるねえ(笑)」(大橋)「こんなにお客さんの近くで話すのは初めてかも」(常田)と気の置けないトークを展開した。

続いてはアコースティック・コーナー。弦カルテットを交えてシックな雰囲気を演出した「冬の口笛」、メンバーのハーモニーから始まった「life×life×life」、大橋、常田の出会いを想起させるような「双星プロローグ」をオーガニックな手触りのアレンジで披露した。

大橋が白と対照的な真っ赤なジャケット衣装に着替えた後は、再び“バンドとストリングス”のセクション。最新アルバム「新空間アルゴリズム」の収録曲「未来花(ミライカ)」を敬愛するビートルズが使用したロンドンにあるアビイ・ロード・スタジオでバンドアレンジして作った「未来花(ミライカ) for Anniversary」、映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」(2006年)主題歌としてヒットした「ボクノート」をじっくりと歌い上げ、観客を惹きつける。そして「元気残ってますか!横浜!」という大橋のシャウト、気持ちいい解放感を備えた「パラボラヴァ」からライブは終盤へ。カラフルなレーザーが会場を彩った「喋々ノコナ」、宇宙をモチーフにした映像とともに演奏された「SL9」、さらにストリングスを交えてリアレンジされたデビュー曲「view」、スキマスイッチ最大のアンセム「全力少年」も。大橋は花道に進んで熱唱。センター席に降りて観客とハイタッチを交わし、強い一体感を生み出し本編は終了。
観客がスマートフォンのライトを夜空に輝く星のように掲げながら美しい星空を作ってアンコールを求め、メンバーは再びステージに登場。「“撮影OK”もそうですけど、今回いろんな挑戦をして、すべてよかった気がします。ありがとうございます」(大橋)と語りかけると、会場から大きな拍手が起きた。10周年を記念して制作された「Hello Especially」では“3650日分のメロディーと言葉をパッケージしよう”という歌詞を、15周年に合わせて“5475日分の~”と歌い直す演出も。さらに音楽を作ること自体をテーマにした「虹のレシピ」を披露。「今日は横浜アリーナに集まってもらいましたが、次は必ず、感謝を込めてみなさんの町に行きます。これからも健康第一で、シンタくんと仲良く、“またスキマスイッチに会いたい”と思ってもらえるようにがんばります」(大橋)という言葉とともに叙情的なバラードナンバー「ただそれだけの風景」を奏で、初日公演はエンディングを迎えた。

二日目の公演は初日後半で着ていた衣装で、初日の本編ラストで演奏された「全力少年」からスタート。続いてデビュー曲「view」、壮大なスケールのロックナンバー「SL9」、解放感に溢れたポップチューン「パラボラヴァ」と、前日のセットリストを逆に演奏していく。初日はベースのフレーズから始まった「SL9」のイントロがギターを中心にしたアレンジに変更されるなど、編曲、構成、曲のつなぎ方を含め、さまざまな変化が加えられていたのも印象的だった。

MCコーナーでは大橋、常田が前日と左右を変えて花道に進み、観客に向かって「(2005年の全国ツアー)『全国少年』のツアータオル持ってきてる! よく取ってありましたね」(常田)と話し掛けるなどフレンドリーな空気を作る。

この日のアコースティック・コーナーは、「飲みに来ないか」「僕と傘と日曜日」「life×life×life」の3曲。大橋が白い衣装に着替えた後は、代表曲「奏(かなで)」を上質なストリングス・サウンドのなかで情感たっぷりに歌い上げる。そして「Revival」からライブは終盤へ。「トラベラーズ・ハイ」「ユリーカ」、初日公演の1曲目だった「Ah Yeah!!」など高揚感に溢れた楽曲によって心地よい盛り上がりを演出した。この日も大橋はセンター席に降り、観客に囲まれながらパフォーマンス。その姿からは、ファンと直接触れ合いたいという意志が伝わってきた。
 
アンコールの1曲目は、前日と同じく「Hello Especially」。この日も“3650日分のメロディーと言葉をパッケージしよう”という歌詞を、デビュー日からこの日までの日数に合わせ“5604日分の~”と歌い直し、前日以上の大歓声が送られた。さらにブルース風のセッションから2006年のヒット曲「ガラナ」へ。熱気あふれる演奏と歌によって、ライブの興奮はピークを迎えた。最後のMCで大橋、常田は観客に向かって心の内をじっくり話した。

「いつも自分たちに正直にやってきて、いま、ここにこれだけ大勢の人がいてくれることが心から嬉しいです」(大橋)
「以前、お世話になった方に“続けることがいちばん難しい”と言われたことがあって。支えてくれる人、応援してくれる人、自分たちの気持ちが同じ方向を向かないと続けられないし、それが音楽でつながっているのは本当にすごいことだなと。今回のライブでも何回も泣けてきて、ずっと感動していました。ありがとうございます」(常田)

さらに「曲を作るたびに才能という壺に入っている水が減っているような気がする」という大橋に対し、常田が「俺が入れるよ」と反応。「シンタくんと一緒に曲を作り続けて25周年、30周年を目指してがんばりたいと思います!」と大橋が叫ぶと、客席からこの日いちばんの拍手と歓声が巻き起こった。

二日間を締めくくる最後の曲は「リアライズ」。“過去と未来をつなぐ”というテーマを含んだ歌が響き渡り、大きな感動とともにライブは幕を閉じた。セットリスト、衣装、映像を含め、“Reversible”というコンセプトで統一された今回のライブ。15周年のアニバーサリーにふさわしい、大充実のステージだった。
 

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