3年連続3回目となる改名記念日ライヴ

CIVILIAN、改名3周年を記念したワンマンライブ『CIVILIAN 3rd Anniversary Live THREE』を開催!(7月18日 東京・渋谷CLUB QUATTRO)

CIVILIAN、改名3周年を記念したワンマンライブ『CIVILIAN 3rd Anniversary Live THREE』を開催!(7月18日 東京・渋谷CLUB QUATTRO)

2019/07/19


CIVILIANCIVILIAN
撮影:MAKIKO TAKADA

 

CIVILIAN
CIVILIAN
CIVILIAN
CIVILIANが7月18日(木)に東京・渋谷CLUB QUATTROにて、改名3周年を記念したワンマンライブ『CIVILIAN 3rd Anniversary Live “THREE”』が開催された。
 
3年連続3回目となる改名記念日ライヴは、CIVILIANへと改名する前のLyu:Lyu時代のミニアルバム『GLORIA QUALIA』収録の「彗星」で幕を開けた。ミラーボールが回る中、突如繰り出されるノイジーなギターで観客の心をかき乱したコヤマは、「世界一幸福な7月18日にしようぜ。最後までよろしく」と挨拶、続く「何度でも」ではアグレッシヴな演奏で観客のクラップを引き出して一体感を生み出すと、「Started World」「引鉄」「自室内復讐論」とマニアックな楽曲を連発。最初のMCでは、コヤマが「みなさんのおかげで3年間を無事に走り続けることができました。今日は1日、ありがとうという言葉しか出てきません」と感謝の気持ちを伝えた。さらに、この日の選曲について、「記念日なので、普段のライブではなかなか入られない曲をここぞとばかりに持ってきました」と説明。続いて、「1曲目から、みんなを置いてけぼりにしてないか心配だった」と不安をこぼすと、観客からは「大丈夫!」という返事とともに、「おめでとう」という祝福の声がそこかしこから上がっていた。
 
コヤマが「忘れてはいけないことを書きました」と語ったロックアンセム「あなたのこと」を熱唱。人の心や温かさといった形のないものへの憧憬を描いたロックバラード「Dear my unhappiness」を切々と歌い上げ、同じくLyu:Lyuの2ndミニアルバムから「月の旅人」を披露。ナノウ名義の名曲「ハロ/ハワユ」では客電が点灯する会場に<ラララ>の大合唱が巻き起こった。
 
有田清幸(Dr)、純市(B)の二人によるおなじみのMCコーナーでは、この日のセットリストには3周年にかけて、「各シングルとミニアルバムの3曲目を網羅してる」ことが明かされた。また、この1年間を振り返った有田は「CIVILIAN史上一番コミュニケーションを取り合った1年だった」とコメント。ここで一度、ステージを降りていたコヤマが戻り、「やると約束した曲を今から全力でやります!」と宣言。弾き語りのインストアイベントでリクエストを受けた際にうまく歌えずに、「バンドでやるから」とファンと約束していたというヘヴィーなロックナンバー「潔癖不感症」を爆音でプレイ。ライブの後半戦ではナノウ名義の楽曲をCIVLILANとしてセルカバーした楽曲を次々と投下。「3331」ではこの日最大の熱狂を巻き起こし、家庭内暴力を語る衝撃作「サクラノ前夜」で語られた物語に観客は耳をすませて聴き入っていた。
 
そして、会場に集まった観客ひとりひとりの顔を覚えるように場内を見渡したコヤマは、「この曲を人前で生まれて初めて歌ったのは、他でもない、ここ渋谷クアトロでした。あの時のずっと鳴り止まない拍手を今でも忘れられません」と語り、Lyu:Lyuの代表曲「メシア」を声を枯らして歌い上げた。最後にコヤマが「音楽を信じて、歌を信じて、聴いてくれるみんなのことを信じてやってきたからこそ今、はっきりと言えます。CIVILIANは、ここに見に来てくれているみんなと、俺たちの音楽を信じてくれるみんなの反対側にいる人たち— 君たちを傷つける存在や君たちに嫌な思いをさせるような人間たちの最強の敵になります!だから、大丈夫。一緒に毎日を生きていきましょう」と宣言。情熱的なメッセージに観客が胸をうたれるなか、女性視点のラップをフィーチャーしたエモーショナルなロックバラードをバンドだけのアレンジにした「I feat.まねきケチャ」で堂々と<愛してる>と歌い上げ、大きな感動の拍手の中で本編を締めくくった。
 
アンコールでは、11月14日に渋谷WWWでワンマンライブを開催することを発表。コヤマは「改めて、自分たちが何者かをみなさんに突きつけるようなライブをやりたいと思います。3人が最初に集まった問いの原初の理想像を体現した、音楽だけではなく、史書から最後まで映画を見ているようなコンセプトライブになる」とコメント。そして、「暁」に続き、コンプレックスと正面から向き合った楽曲「顔」では、客席に加え、ステージ上の全ての照明が点灯する明るさの中で、心の闇を全て晴らすかのような強さと勢いで演奏。全18曲を魂を吐き出すかのようにプレイした3人は「これからも俺たちは俺たちのやり方でやっていきます。4年目も頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします」とステージを後にしたが、会場の熱気とアンコールの声はやまず、まさかのダブルアンコールが実現。「花よ花よ」をエモーショナルに歌い上げて喝采を浴びると、コヤマハ「もう全部出し尽くしました。少なくとも僕は、世界一幸福な7月18日を過ごすことができました」と伝え、ステージを降りた。
 
<seltist>
M1 彗星
M2 何度でも
M3 Started World
M4 引鉄
M5 自室内復讐論
M6 あなたのこと
M7 Dear my unhappiness
M8 月の旅人
M9 ハロ/ハワユ
M10 潔癖不感症
M11 3331
M12 残り物の羊
M13 ハッピーホロウと神様倶楽部
M14 サクラノ前夜
M15 メシア
M16 I feat.まねきケチャ
 
EN1 暁
EN2 顔
 
W-EN 1花よ花よ
 

この記事の画像一覧

(全4枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

PAGE TOP