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CIVILIAN、11月12日、13日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで「コンセプトワンマンライブCIVILIAN 2020 特別公演“吐きたい僕と世界のはなし”」を開催!

CIVILIAN、11月12日、13日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで「コンセプトワンマンライブCIVILIAN 2020 特別公演“吐きたい僕と世界のはなし”」を開催!

2020/11/16

CIVILIANPhoto by makiko takada

 

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CIVILIANが11月12日、13日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで「コンセプトワンマンライブCIVILIAN 2020 特別公演“吐きたい僕と世界のはなし”」を行った。この公演は7月18日に行われた改名4周年ライブで開催が発表されたもので、メンバーのコヤマヒデカズ(Vo,Gt)執筆による短編小説朗読と音楽パフォーマンスが連動した文学性あふれるライブ。昨年2019年11月にShibuya WWW Xで開催された<CIVILIAN 2019 特別公演 "イシュタムの浴槽">から約1年ぶり、2度目にして、規模を2日間に拡大した形での開催となった。
 
初日は“僕編”。会場では、小説に描かれた“僕”と“彼”がやるはずだったライブのセットリストとして虫食い状態の演目表が事前配布され、一歩足を踏み入れたところから新しい試みがなされていた。映画館の開演ブザー音の後に、フィルムを巻き上げるSEとともにこの日の始まりを告げる映像が次々と投影され、来場者を“吐きたい僕と世界のはなし”の世界へ誘う。薄暗いステージの端に煌々と照らされた一人掛けのソファにコヤマが腰を下ろすと小説朗読からスタート。その後、バンドメンバーが3人揃い踏み、幕開けに奏でられた1曲目はニコニコ動画でVOCALOIDプロデューサー“ナノウ”として多数の殿堂入り作品を残してきたコヤマを中心にスタートした前身バンドLyu:Lyu時代のミニアルバム『GLORIA QUALIA』収録の「彗星」。続く赤いライティングに照らし出されるメンバーのシルエットが印象的に映るステージにも『プシュケの血の跡』収録の「信じられないね」。青から緑とライトで世界が入れ替わり、その後も「AK」「アノニマス」と続く。小説で紡がれた言葉と、音楽が相成り、映像美にも近いこの日のステージ。怒涛の4曲に圧倒されたあとには再び朗読によって、物語が進められていく。

続く「イエスダデイワンスモア」「先生」「君から電話が来たよ」では、楽曲イメージをより増幅するような映像演出が重ねられ、さらにその世界へ引き込まれていく。中盤に差し掛かると朗読以外のMCは一切ないものの、音楽と交互に織りなされるこの日限りの一夜の空間には一体感が生まれていき、彼らのライブで欠かせないナンバー「メシア」へと続く。「境界線」「I feat.まねきケチャ」「本当」、さらに、終盤には大きくストーリーが展開するように今夏スマッシュヒットとなったTVアニメ「魔王学院の不適合者〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜」のオープニングテーマ「正解不正解」で圧倒的な存在感と力強いグルーヴを生み出し、観客の温度も上がっていく。「黒煙」に続いて演奏された「正解不正解」のカップリング曲「Corps de ballet」はこの日がライブ初披露。ライティングで表現された激しくも繊細な彼らの最新楽曲だ。さらに、世界中で猛威をふるい続ける新型コロナウィルスで多くの活動に制限がかかった中に世に放たれたCIVILIANの未発表新曲「世界の果て」へと続いた。“僕編”の終幕となるこの日のラストナンバーは、コヤマヒデカズによる初の短編小説と同一タイトルで、“もしもまた生まれ変われたならば”と鮮烈な歌詞ではじまる「ディストーテッド・アガペー」。彼らならではの表現となった小説朗読とバンド力が合わさったひとつのコンセプトワンマンとなった。
 
2日目の“世界編”は初日同様この公演だけの世界観に誘う演出の後にコヤマの朗読からスタート。続く演奏ではトップギアとも思える、疾走感たっぷりの楽曲「一般生命論」「デッドマンズメランコリア」「LOVE/HATE/DRAMA」「イエスタデイワンスモア」で攻め入り幕が開けた。前日以上に観客もステージからの掛け合いに応じて序盤から手を高らかに天に伸ばしている。雨音のSEから続く朗読に、二夜続く物語が異なるセットリストにより新たな一夜になることが予感された。

語り口調とは打って変わって熱を帯びたパフォーマンスをするコヤマのかき鳴らすギターから始まった「第一種人類標本」、2017年リリースのメジャー1stアルバム『eve』収録の「あなたのこと」、6thシングル『何度でも』収録「セントエルモ」と続き、CIVILIANの進化し続ける音楽世界にどっぷりと浸かる。朗読の後に、ドラムの有田が携帯電話のライトを点け、掲げたことを合図に客席からもライトが一斉に点滅し、ステージが照らし出される。そこで演奏されたのは情緒的な代表曲「メシア」、「ヒトリ」、「I feat.まねきケチャ」、「人間だもの」と畳みかけていく。

その後、前日に続き披露された最新シングル「正解不正解」前にはステージの中央で客席に火をつけるように立ち振る舞うコヤマの姿がみられ、「赫色 -akairo-」「Corps de ballet」と続く中で、繊細ながらに荒々しく感情的なパフォーマンスに目を見張る。ぐいぐいと引っ張るドラムの有田に加わる確かな演奏力で支えるベースの純一と3人が織りなすサウンドが小説に導かれて新たな世界をみせていた。さらに未曾有の事態に見舞われた2020年を色濃く反映しつつも明るく昇華させた新曲「世界の果て」。希望の光が差し込めたあとには、小説のエンディングテーマにも思えるかのようなナンバー「明日もし晴れたら」をラストナンバーに幕を閉じた。
二夜を通じて、CIVILIANは己が持つ唯一無二の楽曲世界観と切り離せない文学性を存分に発揮し、他には作りえない空間として刻んでいた。今後も彼らは変わり続け、新たな世界を切り拓いていくに違いない。

■セットリスト
11月12日開催
CIVILIAN 2020 特別公演“吐きたい僕と世界のはなし”〜僕編〜
01.     彗星
02.     信じられないね
03.     AK
04.     アノニマス
05.     イエスタデイワンスモア
06.     先生
07.     君から電話が来たよ
08.     メシア
09.     境界線
10.     I feat.まねきケチャ
11.     本当
12.     正解不正解
13.     黒煙
14.     Corps de ballet
15.     世界の果て
16.     ディストーテッド・アガペー
 
11月13日開催
CIVILIAN 2020 特別公演“吐きたい僕と世界のはなし”〜僕編〜
01.     一般生命論
02.     デッドマンズメランコリア
03.     LOVE/HATE/DRAMA
04.     イエスタデイワンスモア
05.     第一種人類標本
06.     あなたのこと
07.     セントエルモ
08.     メシア
09.     ヒトリ
10.     I feat.まねきケチャ
11.     人間だもの
12.     正解不正解
13.     赫色 -akairo-
14.     Corps de ballet
15.     世界の果て
16.     明日もし晴れたら
 

 

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