日本時間3月15日（月）、米ロサンゼルスで音楽界最高峰の祭典と称される「第63回グラミー賞授賞式」が開催された。6部門にノミネートされていたテイラー・スウィフトは、主要部門である「年間最優秀アルバム賞」をアルバム『フォークロア』で受賞。テイラーが同賞を受賞したのは、『フィアレス』、『1989』に続いて3度目となり、今回の受賞によって女性アーティストとして史上初の快挙を達成した。

オスカー・デ・ラ・レンタの華やかな衣装を纏ったテイラーは、ドレスと同じフラワー・モチーフのマスクを着用し、新型コロナウイルスの感染対策万全で授賞式に出席。受賞スピーチでは、コラボレーターや交際相手、家族、そしてファンへの感謝の言葉を述べた。

「ただただ、ファンの皆さんに感謝したいです。みんなは、私達が作り出した空想の世界で私達に会ってくれました。このことを私達がどれだけ長く光栄に思うか、言葉にできません。」さらに今回の授賞式で、5年ぶり7回目のパフォーマンスを行ったテイラー。コロナ禍にサプライズ・リリースをして話題を呼んだ姉妹作アルバム『フォークロア』と『エヴァーモア』からの楽曲、「カーディガン」「オーガスト」「ウィロー」の3曲をメドレーで披露したことも話題に。

森の中の小屋をイメージしたようなセットに登場した彼女は、ミュージック・ビデオを彷彿させるような幻想的なパフォーマンスを披露。かねてから告知していた通り『フォークロア』のコラボレーターであるアーロン・デスナーとジャック・アントノフの2人もパフォーマーとしてステージに加わった。

テイラーは、4月9日（金）に最新アルバム『フィアレス（テイラーズ・バージョン）』をリリース予定。本作は、当時史上最年少でグラミー賞「年間最優秀アルバム賞」を受賞したアルバムの再録版で、未発表曲を含む全26曲で構成される。日本盤CDの詳細については、ユニバーサル ミュージックのアーティスト公式サイトで発表予定となる。