ショパンに出会える2つのピアノ音色
コルグ、デジタル・ピアノの新製品「Poetry」をリリース!(ショパンを弾きたくなるピアノ)
コルグ、デジタル・ピアノの新製品「Poetry」をリリース!(ショパンを弾きたくなるピアノ)
2023/12/12
コルグからショパンを弾きたくなるピアノ「Poetry」がリリースされた。発売日未定。価格:オープン(市場想定税込価格¥198,000)
(製品オフィシャル概要)
主な特徴
・ショパンに出会える2 つのピアノ音色
・美しい木目調のスタイリッシュな外観
・心地よいタッチのRH-3 鍵盤~プレミアム・ジャパン・クオリティ
・ハーフ・ペダルにも対応、3 本ペダルを標準装備
・ショパンの名曲をピアノ本体に50 曲搭載
ショパンを弾きたくなるピアノ
Poetry はピアノの詩人フレデリック・ショパンが生前最も愛したピアノ、「PLEYEL(プレイエル)」と、権威あるショパン・コンクールでも採用されている世界最高峰のイタリアン・ピアノという、ショパンに縁のある2 つのピアノ音色を搭載したユニークなデジタル・ピアノです。
19世紀に生まれ、当時の個体もあまり残っておらずなかなか聴くことができないゆえに、希少かつ垂涎の的である当時の「PLEYEL」サウンド。その高音質なサンプルを収録し搭載したデジタル・ピアノは、当時の音を現代に伝えつつ、定期的な調律やメンテナンスが不要な電子楽器としての扱いやすさも兼ね備えています。クラシック音楽の作曲家、ピアニストとして高い評価を受けている著名な音楽家、ショパンに焦点を当てたPoetry は、世界中のピアノ愛好家やショパン愛好家に、新たなショパン楽曲の楽しみ方を提供することでしょう。
ショパンに出会える2つのピアノ音色
Poetry には、ショパンが33 歳当時の1843 年製PLEYEL ピアノと、世界的なショパン・コンクールでも採用されているイタリアン・コンサート・グランド・ピアノの2 つのピアノ音色を搭載しています。PLEYEL はピアノ筐体に使われているウォルナット材の木の温もりを感じさせる味わい深い響きが他の多くのピアノと異なる特徴です。さらによりPLEYEL を体感できるよう、実機と同じ80 鍵盤の音色PLEYEL3 では、ピッチを430Hz に設定することで、ショパンが当時この音で弾いて聴いていたと考えられるものを忠実に再現した音色になります。イタリアン・ピアノは華やかで透明感があり、豊かな表現力を持つサウンドです。同じ楽曲の演奏でも現代風に奏でるこのピアノは、時代を超えて愛されるあの作曲家がもし現代に存在したら、きっとその作品作りに刺激を受けたであろう、そんな想像を掻き立てます。
美しい木目調のスタイリッシュな外観
「Poetic Brown」と名付けた美しくエレガントな木目調の外観は、ショパンの纏う優しい雰囲気をイメージし、さらにペダルや足先にゴールドの装飾を入れ、上質な雰囲気に仕上げました。奥行きはわずか26 センチ(※転倒防止金具除く)というスリムさを実現し、蓋を閉めるとフラットになる便利さも兼ね備えています。
心地よいタッチのRH-3 鍵盤~プレミアム・ジャパン・クオリティ
グランド・ピアノと同様に低音部では重く、高音部にいくほど軽くなるタッチを再現したリアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3(RH3)鍵盤を採用。高い連打性能で、早いパッセージでも演奏者の表現力を損なうことなく音の強弱まで再現します。この鍵盤は環境にも配慮しており、鍵盤のハンマー部に鉛を使用していません。また、タッチの強さによって5段階の音の出方(軽め、標準、重め、安定、一定)を設定できるキー・タッチ・コントロールに対応し、自分のタッチに合わせて演奏を楽しめます。
ハーフ・ペダルにも対応、3 本ペダルを標準装備
ピアノの演奏に欠かすことのできないペダルは、アコースティック・ピアノ同様にダンパーに加えソフト、ソステヌートを使うことができる3 本ペダルを標準装備。ダンパー、ソフトはハーフ・ペダルにも対応しており、より細やかな表現が行えます。
ショパンの名曲をピアノ本体に50 曲搭載
ショパンの名曲50 曲をピアノ本体に搭載。これらはイタリアン・ピアノ音色とPLEYEL 音色で聴き比べが可能です。またその中から厳選した23 曲を収録したピアノ演奏用の譜面が付属しており、このピアノを手に入れればすぐにショパン楽曲の演奏を弾いて、聴いて楽しむことができます(その他に音色デモ・ソングが10 曲搭載されています)。
演奏をすぐさま記録。2 パート・ソング・レコーダー
2 パートのレコーダーを搭載しているので、自分の演奏を録音して客観的に聴き、演奏の上達に役立てることが可能です。ピアノ・ソングと同様の片手ずつの録音や、保存済みのソングに演奏を加える録音にも対応。録音したユーザー・ソングは再生時のテンポ変更も可能です。
メトロノーム、レイヤー、パートナー・モードなど、デジタル・ピアノならではの機能を搭載
レッスンに便利なメトロノームはワンタッチでオン / オフ可能。音色ボタンを2 つ同時に押すだけで2 つの音色を重ねる「レイヤー・モード」によって、ピアノにストリングスやビブラフォンなどを重ねての演奏も可能です。また鍵盤の左側と右側で分けて、2 人の演奏者が同じ音域で演奏ができる「パートナー・モード」も搭載。先生と生徒、あるいは親子で、楽しくレッスンができます。
PLEYEL ピアノについて
1843 年製PLEYEL について
Poetry に収録されている1843 年製PLEYEL ピアノは、ショパンが33 歳だった時のものです。当時の状態のまま、フランスのとある地方にあったものを日本へ移送し、修復が必要な消耗品以外の部品はフランスから当時の部品を取り寄せて、可能な限り1843 年当時とほぼ変わらない状態のものに修復された個体です。
PLEYEL の特徴
PLEYEL というピアノは、ショパンがどうしても”シングル・アクション”を変えさせなかったという逸話のあるピアノです。またPLEYEL 社もショパンが亡くなった後も14 年間この方式を変えませんでした。 シングル・アクションとは完全に鍵盤(ハンマー)を戻さないと次の打鍵ができず、速い連打が難しい構造の鍵盤です。現在のピアノは”ダブル・エスケープメント”という構造で、ハンマーが戻りきらなくても打鍵ができるので速い連打が可能になり、超絶技巧で派手な演奏を実現できる様になっています。
現代のピアノはコンサート・ホールのような大きな会場で響かせられるように進化してきましたが、19 世紀の中頃まではコンサート・ホールのような大きな会場は無く、サロン・コンサートが主でした。そのころの絵を見るとショパンがサロンで弾いていて、女性がピアノに肘をかけて聞き入っているような光景を見ることができます。
さらに、この少し前の時代にピアノという楽器はなく、鍵盤楽器といえばチェンバロとパイプ・オルガンでした。このチェンバロという楽器はオーケストラの中で使えるほど大きな音がしますが、逆に小さな音で弾くのが難しい楽器でした。チェンバロをサロンなどで演奏するとかなり大きい音になります。その問題を解決するためにピアノの前身である「フォルテピアノ」という楽器が登場し、弱い音も弾けるハンマー・アクションが発明されました。当時は小さな音量で弾けることが最も重要だったと考えられます。
またPLEYEL にはミュート板がついています。高音部は音が小さく低音部は音が大きいため、弾いたときにバランスが悪くなるのでこのミュート板を装着し、中低音域の音量を下げて高音域へクレッシェンドさせて音楽的にバランスをとるようになっています。そのようなことも含めて、PLEYEL はやはりフォルテッシモではなくて、繊細な表現で美しく音楽を語るピアノであると考えられます。
店頭でのご購入者、先着100 名さまに「Poetic Brown」の特製KDM-3 メトロノームをプレゼント。
Poetry を店頭でお買い上げ頂いた先着100 名さまに、このピアノに合わせて新たにデザインされた特製KDM-3 メトロノームをプレゼントいたします。本体と同じ金色のロゴが入ったメトロノームを手に入れて、ショパン楽曲の練習に励みましょう。
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