「片平里菜」をゲストボーカルに迎えたニューシングル!
東京スカパラダイスオーケストラ「嘘をつく唇」インタビュー
東京スカパラダイスオーケストラ「嘘をつく唇」インタビュー
2015/11/20
東京スカパラダイスオーケストラが、今注目の女性シンガー「片平里菜」をゲストボーカルに迎えたニューシングル「嘘をつく唇」を12月9日にリリースする。ここではメンバーを代表して、茂木(もてぎ)さん、谷中(やなか)さん、GAMO(ガモー)さんの3人に“曲や歌詞がどのように誕生したのか?”また“レコーディングはどのように進められたのか?”など、制作の裏話について伺うことができた。スカパラのファンの人はもちろん、作詞や作曲をしている人も必見のインタビューだ!
取材:東 徹夜 撮影:小貝和夫
片平里菜さんが歌う「嘘をつく唇」が生まれたきっかけ
──今回のシングルではゲストボーカルに片平里菜さんを迎えていますが、どういった経緯で彼女をフィーチャーすることになったのですか?
茂木:去年の頭ぐらいですかね。ラジオで里菜ちゃんのシングルを聴いて「わぁ、すごい心に残る素晴らしい歌声だなぁ」と思っていたところに、ちょうど里菜ちゃんサイドからレコーディングに参加してほしいという連絡がありまして。それで彼女とご一緒させてもらうことになったんですね。で、今年になってドリカムのトリビュート・カバー・アルバムにも僕らは参加したのですが、そこでも里菜ちゃんの歌声を聴いて「やっぱりいつか里菜ちゃんと何か一緒にやりたいよね」とメンバーと話していたんです。それがきっかけと言えばきっかけですね。
──実際にレコーディングしてみて、片平さんの印象はいかがでしたか?
茂木:里菜ちゃんの“凛々(りり)しいんだけど、可愛い”みたいな部分が、とても上手くいったなと思ってて。手応えは想像を軽く超えたかなと。GAMOさん作曲の「嘘をつく唇」を選んだのもドンピシャだったし。
──今回の楽曲はいつ頃に作られたのですか?
GAMO:曲のモチーフとなるようなメロディーはもともとあったんですが、今回のタイミングで改めて作り直した感じです。最初メンバーで盛り上がって「これいいね」なんて話していたんですけど、実際に向かい合っていざやろうという段階では正直不安だったんです。面白いのは面白いんですが、作品としてどうなるのかなぁみたいな。そんなときに80%くらい出来上がった歌詞を見せられて、「これはいける!」って思って。そこからみんなでどんどん作り上げて行きました。
──谷中さんは携帯電話を使って歌詞を書くとお聞きしましたが、今回の曲も携帯で?
谷中:はい。普段から詞を書くようにしているのですが、まずは言葉が錆び付かないようにしたいと思ってます。日頃からツイッターなんかでも140字以内で書いているんですが、なかなかそういうのも面白くて。歌詞は、本とは違って短い限定された文字数ですよね。作詞は面白いチャレンジだと思っています。
──「嘘をつく唇」の歌詞のイメージはどのように生まれたのですか?
谷中:片平さんがいつも歌われているような曲や世界観はすでに素晴らしいわけじゃないですか。だから、僕らとやるときは、片平さんの少し違う別の側面を出したいなと思って。で、GAMOさんが作った曲の仮タイトルが「Night Life」だったんですね。そういうこともあって、夜遊ぶ女の子の気持ちみたいのを書きたいなと。歌詞に「お洒落せずにナメてた」とかありますけど、わざと格好付けないで“とっぽい”ような。里菜ちゃん自体もすごくマイペースでピュアでいい子だけど、やっぱり負けん気もあるし。そういうところも意識しながら書きました。片平さんとは数回やり取りした程度で、基本は彼女のイメージを膨らませて書いた感じです。
──最初に歌詞を見た片平さんの反応はいかがでしたか?
谷中:片平さんもすごい喜んでくれて「格好いいですね」って言ってくれました。僕もそう思ってくれるとすごくうれしくて、残りの部分もすぐに完成させていきました。
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