ユニークなカホンやボス初の大型アンプなど9製品を発表
【速報】ローランド「春の新製品発表会」
【速報】ローランド「春の新製品発表会」
2016/02/02

本日、東京・新宿区のMACスタジオにてローランドの「春の新製品発表会」が開催された。この催しは先日アメリカで行なわれた「NAMM Show 2016」にて発表されたローランド/ボス製品の国内向け発表会。このニュースでは、発表された各製品をご紹介しよう。
■Roland「EC-10」

アコースティック・カホンの音と内蔵スピーカーから電子音を同時に鳴らすことができる“ELCajon(エルカホン)”。同社の電子ドラムのセンサー技術と音源を搭載し、本体のスピーカーからタンバリン、シェイカー、ドラム、パーカッション、さらにカホンの音色の一部を強調した電子音など、30種類のサウンドを鳴らすことが可能。サイズは一般的なカホンと同サイズで、重量は6Kgとなっている。リアパネにはエレクトロニック・サウンド・アウト端子を搭載し、電子レイヤー音を外部アンプやPA機器に贈ることができる。現在発売中で、価格はオープンプライス。
■Roland「A-01K」

コントローラーユニット「A-01」とキーボードユニット「K-25m」をバンドルした製品。「A-01」はMIDIやBluetooth LEを使ったワイヤレスでのMIDI送受信、CV/GATE OUTに対応し、様々な機器と接続出来るのが特徴だ。シンセ音源「8bit CPU Synth」やステップシーケンサー、内蔵スピーカーを搭載し、「K-25m」と組み合わせて単体のシンセサイザーとして使用することもできる。小型&軽量かつバッテリーでの駆動も行なえるので場所を選ばずに演奏や音楽制作が可能だ。現在発売中で、価格はオープンプライス(市場予想価格:¥52,000前後)。
■Roland「SYSTEM-500 CS」

モジュラーシンセ「SYSTEM-500」のスタートアップキットで、5種類のモジュール(オシレーター、フィルター、アンプ、エンベロープ、エフェクト)と電源モジュール付きのユーロラックケースがセットになっている。モジュールは同社が70年代に発売したアナログ・モジュラー・シンセサイザー「SYSTEM-700」や「SYSTEM-100M」をモチーフにしたもので、すべてアナログ回路で構成されている。また、モジュール同士を接続するパッチケーブルも同梱されており、購入してすぐにモジュラーシンセの操作を楽しむことが可能だ。発売日は未定で、価格はオープンプライス。
■Roland「JC-01」

同社の定番ギターアンプ「ジャズ・コーラス」シリーズのデザインを踏襲した卓上オーディオスピーカー。ギターアンプのような感覚で操作できる3バンドEQを搭載し、透明感のある高域とパワフルな重低音を併せ持つのサウンドが特徴だ。Bluetoothによるワイヤレス再生に対応し、充電式リチウムイオン電池にて動作する。発売は2月12日で、価格はオープンプライス(市場予想価格:¥20,000前後)。
■Roland「BC-HOT」

真空管ギターアンプのサウンドをソリッドステート回路で再現したギターアンプ「Blues Cube」シリーズの新製品で、シリーズ最少サイズの30W仕様モデルとなっている。4段階のパワーコントロール機能(0.5W/5W/15W/30W)を搭載し、自宅から小規模なライブまでの様々な場面で真空管アンプ系のサウンドが楽しめる。カラーはビンテージブロンドとブラックの2色がラインナップ。発売は3月を予定しており、価格はオープンプライス。
■BOSS「ES-5」

エフェクト・スイッチングシステム「ES-8」のスペックを継承しつつ、サイズダウンさせたモデル。接続順の変更やパラレル接続、キャリーオーバーなど、自由度の高いルーティングが行なえるのが特徴だ。200種類のパッチを保存でき、液晶パネルはバックライト搭載、堅牢なボディなど、エフェクトボードシステムの中心として活躍できる。発売は3月を予定しており、価格はオープンプライス。
■BOSS「VO-1」

ギタリスト/ベーシスト用のボコーダー・エフェクト。マイク/ギター/アンプを「VO-1」に接続し、ギターの演奏に合わせてマイクに話したり歌うことでボコーダ―・サウンドが楽しめる。伝統的なボコーダー・サウンドが得られる「VINTAGE」やクリアな音質の「ADVANCED」のほか、トーキング・モジュレーター・サウンドを再現した「TALK BOX」、マイク接続なしで自動的にボコーダー・サウンドが得られる「CHOIR」 モードといった4種類のモードを搭載。発売は3月を予定しており、価格はオープンプライス。
■BOSS「VB-2W」

「技 WAZA CRAFT」シリーズのビブラードエフェクター。元になったモデルである「VB-2」のサウンドを再現したスタンダードモードとフィルターにより強力な揺らぎを発揮するカスタムモードを搭載しているのが特徴だ。エクスプレッションペダルを接続し、リアルタイムにDEPTHをコントロールすることも可能。発売は3月を予定しており、価格はオープンプライス。
■BOSS「BC-1X」

ベースの原音のキャラクターを維持したまま、自然なコンプレッションを生み出せるコンプレッサー。スタジオクラスのマルチバンドコンプレッサーに匹敵する内部処理を4つのつまみだけでコントロールでき、シンプルな操作で幅広いセッティングが可能となっている。発売は3月を予定しており、価格はオープンプライス。
■BOSS「技アンプ」シリーズ

画像上から「WAZA AMP HEAD」、「WAZA AMP CABINET 412」、「WAZA AMP CABINET 212」、付属品のフットスイッチ
真空管アンプ・サウンドの特性を徹底的に解析し、多くのギタリストを魅了する「ブラウン・サウンド」を生み出すギターアンプ。アンプヘッド「WAZA AMP HEAD」、キャビネット「WAZA AMP CABINET 412」と「WAZA AMP CABINET 212」がラインナップしている。「WAZA AMP HEAD」はトーンカプセルに対応し、INTERNALとA、B合計3つのアンプタイプを切り替えて使うことが可能(デフォルトではINTERNALとAにトーンカプセルが搭載されている)。各アンプタイプにもCLEAN/CRUNCH/LEAD1/LEAD2の4チャンネルが用意され、クリーンからヘビーサウンドまで様々なサウンドキャラクターを扱うことができる。「WAZA AMP CABINET 412」は30cmスピーカー×4、「WAZA AMP CABINET 212」は30cmスピーカー×2仕様のモデルだ。発売日は未定で、価格はオープンプライス。
■試奏ルームの様子



会場には今回発表された製品はもちろん、様々なローランド製品を実際に体験できる「試奏ルーム」も設置。来場者は思う存分音出ししながら製品のサウンドチェックを行なっていた。
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