本日、東京・銀座のヤマハ銀座にて、「ヤマハ LM 新製品記者発表会」が開催された。この発表会ではアコースティックギターやシンセサイザーの新製品が発表されたほか、先日アメリカで行なわれた「NAMM Show 2016」に登場した製品が国内初披露された。このニュースでは会場にてデモンストレーション／展示された各製品をご紹介しよう。

 

ステージで披露された製品

■ヤマハ「FG/FS」シリーズ

リーズナブルな価格でギタリストから長年親しまれてきた「FG/FS」シリーズの全モデルがリニューアルしたほか、ヤマハギターの50周年記念モデル「FG180-50TH」が登場。「FG/FS」シリーズは新たにデザインされたブレイシングにより中低音が強化され、さらに力強いサウンドを実現している。「FG180-50TH」は1966年に発売された同社アコースティックギターの初代モデル「FG180」を再現しつつ、最新の技術を取り入れたギターとなっている。
 

【「FG/FS」シリーズのラインナップと価格】
「FS850」（マホガニートップ／マホガニーボディ）：￥50,000（税抜）
「FG840」（スプルーストップ／フレームメイプルボディ）：￥50,000（税抜）
「FG830」（スプルーストップ／ローズウッドボディ）：￥42,000（税抜）
「FG820」（スプルーストップ／マホガニーボディ）￥37,000（税抜）
「FG820L」（「FG820のレフトハンドモデル）￥42,000（税抜）
「FG820-12」（「FG820の12弦モデル）￥42,000（税抜）
「FG800」（スプルーストップ／ナトーまたはオクメボディ）￥34,000（税抜）

「FS850」（マホガニートップ／マホガニーボディ）￥50,000（税抜）
「FS830」（スプルーストップ／ローズウッドボディ）￥42,000（税抜）
「FG820」（スプルーストップ／マホガニーボディ）￥37,000（税抜）
「FS800」（スプルーストップ／ナトーまたはオクメボディ）￥34,000（税抜）
「FG180-50TH」（シカトスプルーストップ／マホガニーボディ）￥115,000（税抜）

【「FG/FS」シリーズの発売時期】
4月下旬：「FG850」「FS850」
3月1日：「FG180-50TH」「FG840」「FG830」「FG820」「FG800」「FS830」「FG820」「FS800」
3月下旬：「FG820L」「FG820-12」

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■ヤマハ「LL-TA」（参考出品）

参考出品として「LL-TA」もステージで披露された。「LL-TA」はコーラスやリバーブといったエフェクトサウンドがアコギのボディから鳴るトランスアコースティックギターだ。

■ヤマハ「MONTAGE」シリーズ

AWM2音源とFM-X音源を組み合わせたハイブリッド音源を、多彩なコントロールソースで複雑な変化をつけることができる「モーション・コントロール・シンセシス・エンジン」を搭載したシンセサイザー。

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会場にて展示された製品

■ヤマハ「REVSTAR」シリーズ

ヤマハの新たなエレキギターシリーズ。新開発のオリジナルPUを搭載し、芯の太い存在感あるサウンドが特徴。緻密なボディカットとネックジョイント形状で高い演奏性を発揮する。トーンノブがプッシュ／プルスイッチとなっており、引き上げることで低域をカットする「ドライスイッチ」機能を搭載している。詳細なラインナップは追ってアナウンスされる予定だ。発売時期、価格共に未定。
 

■ヤマハ「RecordingCustom」

同社伝統のドラムセット「RecordingCustom」のリニューアルバージョン。シェルは北米産のバーチ材を使用し、厚みを薄くすることで音量・中低音域・パワー感が向上している。ラグは重量のある新デザインのものを採用し、芯のある音と切れ味の良いサスティンを実現。20"のバスドラムにはフローティングシステムを搭載し、キックの打点が調整されている。発売時期、価格共に未定。

 

■ヤマハ「メタルスネアドラム」シリーズ

「RecordingCustom」にマッチングする金属製のシェルを使ったスネアドラム。「RLS1470」（ステンレス）、「RAS1465」（アルミ）、「RRS1465」（ブラス）の3機種がラインナップしている。発売は5月を予定しており、価格は未定。

 

■ジルジャン「S」／「AVEDIS」シリーズ

ジルジャンシンバルの新たなシリーズ。エントリークラスの「S」シリーズは銅88％、錫12％の合金「B12 アロイ」製となっており、明るいキャラクターのサウンドが特徴だ。「AVEDIS」シリーズは1930～60年代のビンテージシンバル・サウンドを再現したモデルとなっている。発売は5月を予定。

 

■ヤマハ「DTX-920」

電子ドラム「DTX-900」シリーズの新ラインナップ。叩き心地の良さを追求したDTX-PADと、打感／静粛性に優れたキックパッド「KP-100」を搭載。トリガー設定がバージョンアップされ、弱打から強打までの表現力が向上している。2016年春発売予定で、価格はオープンプライス。

 

■ヤマハ「BeatRoot」

金属製のボディの上部を叩いて音を出すスチール・トングドラム。上部に設けられたスリットは音階となっており、メロディを演奏することも可能。アコースティックモデルとフォーンアウトからアンプへ接続できるエレクトリックモデルが容易されている。2016年春発売予定で、予定価格は￥60,000～￥70,000。

 

■ヤマハ「VOCALOID4 Library Fukase」

人気ロックバンドSEKAI NO OWARIのボーカルFukaseの声をもとに開発された歌声ライブラリ。2種類の日本語ライブラリと英語ライブラリの全3種類のライブラリ構成となっており、伸びやかで透明感のある「Fukase」の歌声を忠実に再現することが可能だ。ライブラリ単品と「Cubase」に組み込んで使用する歌声編集ソフト「VOCALOID4 Editor for Cubase」をバンドルしたスターターパックがラインナップしている。現在発売中で、パッケージ版はオープンプライス、ダウンロード版はライブラリ単品：￥14,000（税抜）／スターターパック：￥22,000（税抜）

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■マーシャル「ASTORIA」シリーズ

マーシャルのブティック系アンプシリーズ。「AST-1 Classic」、「AST-2 Custom」、「AST-3 Dual」の3機種にそれぞれヘッドアンプ＋キャビネットモデルとコンボモデルが用意されている。「AST-1 Classic」はシンプルな1ch仕様で、極上のクリーントーンが特徴。「AST-2 Custom」は真空管の自然なサチュレーションと歪みサウンドを持つ「AST-1」のゲインアップモデル。「AST-3 Dual」は「AST-1」と「AST-2」を融合させた機種で、トーンシフトやループを使った多彩なサウンドメイクができる。2016年春発売予定で、価格は未定。

 

■Line 6「Helix Rack」／「Helix Control」

「Helix Rack」は昨年末発表されたギタープロセッサー「Helix」のラックマウントタイプで、ワードクロックとAES／EBU入力が追加されている。「Helix Control」は「Helix Rack」専用フットコントローラー。発売は「Helix Rack」が4月頃、「Helix Control」が5月頃を予定しており、価格はオープンプライス。市場予想価格は「Helix Rack」：￥190,000前後、「Helix Control」：￥60,000前後。

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■Line 6「Relay G10」

シンプルなデジタルギターワイヤレスシステム。電源を入れてギターに繋ぐだけで自動でチャンネルを設定してアンプに接続可能だ。トランスミッターには充電式の電池が内蔵されており、レシーバーに差し込んで充電する。発売は6月頃を予定しており、価格はオープンプライス。市場予想価格は￥23,000前後。

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■Line 6「AMPLIFi 30」

コンパクトなボディに200種類以上のアンプ／エフェクトモデルが用意されており、iOS／Androidアプリ「AMPLIFi Remote」で多彩なサウンド設定が行なえる。Bluetoothによるワイヤレス再生にも対応。発売は5月頃を予定しており、価格はオープンプライス。市場予想価格は￥37,000前後。

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■Line 6「Firehawk 1500」

1500Wのハイパワーを持つステージアンプ。150種類以上のアンプ／エフェクトモデリングをiOS／Androidアプリ「Firehawk Remote」で扱うことができ、エレキギター／アコースティックギター用アンプとして様々なシーンで活躍できる。発売は4月頃を予定しており、価格はオープンプライス。市場予想価格は￥140,000前後。

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