【イベントレポート】注目のオーディオアイテムが集結「春のヘッドフォン祭2016」

【イベントレポート】注目のオーディオアイテムが集結「春のヘッドフォン祭2016」

2016/04/29


/

本日(4月29日)と30日の2日間、東京・中野サンプラザにて「春のヘッドフォン祭2016」が開催中だ。このイベントでは世界中のヘッドフォン・イヤフォン・ポータブルプレーヤー・ヘッドフォンアンプが一堂に集まり、展示/試聴が楽しめるというもの(入場無料)。ここでは、各社の新製品を中心に出品されたアイテムをご紹介しよう!
 

ULTRASONEブース

/

ULTRASONE「Tribute 7」

同社のハイエンドヘッドフォン「Edition 7」(2004年発売)を現代的なスペックで復刻した“トリビュート”モデル「Tribute 7」を大々的に展示。今や“伝説”とも言われる「Edition 7」直系のサウンドを体験しようと、試聴待ちの列が途切れることなく続いていた。価格はオープンプライスで、市場予想価格価は¥380,000(税込)。発売は現在未定となっている。


 

オーディオテクニカブース

インイヤーモニター「ATH-E70」、「ATH-E50」、「ATH-E40」やオープン型モニターヘッドフォン「ATH-R70x」、密閉型モニターヘッドフォン「ATH-M50x」/「ATH-M70x」などプロの現場向けモデルをフィーチャー。特にインイヤーモニター製品に注目が集まり、多くの来場者がそのサウンドを試していた。価格はすべてオープンプライス。

/

ステージのモニタリングやレコーディングのミキシング作業を想定したフラグシップモデル「ATH-E70」

/

ステージパフォーマンスやDTMでの音楽制作を想定した「ATH-E50」

/

ステージ/ストリートでのモニタリングを想定した「ATH-E40」

/

オーディオテクニカ初のプロ用オープン型モニターヘッドフォン「ATH-R70x」

/

密閉型モニターヘッドフォン「ATH-M50x」(右)と、マットグレーの限定カラーモデル「ATH-M50xMG」

▼市場予想価格
「ATH-E70」:¥48,000前後
「ATH-E50」:¥24,000前後
「ATH-E40」:¥12,000前後
「ATH-M50x」:¥17,000前後
「ATH-M50xMG」:¥17,000前後
「ATH-R70x」:¥38,000前後


 

ゼンハイザーブース

同社のダイナミックヘッドフォンの定番モデル「HD25」シリーズのリニューアルバージョン「HD25」、「HD25 LIGHT」をいち早く試すことができた。

/

「HD25」

/

「HD25 LIGHT」

「HD25」は従来の「HD25-1Ⅱ」と同等のモデルで、コンパクトなボディと原音に忠実な再生能力が魅力。「HD25 LIGHT」は従来の「HD25-SPⅡ」と同等のモデルで、「HD25」よりさらに軽量なボディで長時間の作業やリスニングに適した仕様となっている。現在発売中で、価格はオープンプライス。市場予想税別価格は「HD25」:¥19,000/「HD25 LIGHT」¥16,000。

 

完実電気ブース

/

レアグッズ抽選会の様子

完実電気は会場の1部屋を使って、取り扱い各社のコーナーを展開。部屋の入り口付近では各社のレアグッズがプレゼントされる抽選会も開かれていた。各社コーナーの様子は以下の通り。

 

■Fenderコーナー

/

 

先日発表され、話題となったFenderのインイヤー・モニターシリーズをディスプレイ。ギターメーカーとして著名なFenderのイヤフォンということで、その実力を試すべく多くの人だかりができていた。販売開始は5月下旬~6月を予定している。
 

/

フラグシップモデルの「FXA7」。価格:オープンプライス(税抜推奨価格:¥62,800)
 

/

エントリーモデルの「DXA1」。価格:オープンプライス(税抜推奨価格:¥12,000)

■SHUREコーナー

イヤフォンシステム「KSE1500」の試聴が行えるようになっており、来場者が列を作っていた。

/

「KSE1500」

/

試聴した人に抽選でグッズが当たる福引も注目を集めた

「KSE1500」は世界初となるコンデンサー技術を用いたイヤフォンと専用アンプがセットになったポータブルオーディオシステム。ホイールと電源ボタンを組み合わせたシンプルなインターフェイスも魅力のアイテムだ。現在発売中で、価格はオープンプライス。市場想定価格は¥350,000(税抜)。

 

■フルテックコーナー

/

ADL「STRATOS」

新製品のADL「STRATOS」が話題を呼んでいた。「STRATOS」はDAC/ADCを内蔵したデジタルプリアンプ。アナログプレイヤーの信号を調節&増幅するフォノイコライザーを内蔵し、アナログ・ターンテーブルから直接デジタル録音することができる。現在発売中で、価格は¥139,800(税抜)

 

ビーアイ・フォースブース

マイクメーカーとして有名なBlue初のヘッドフォン「MOFi」と「LOLA」が国内初披露された。

/

「MOFi」

いずれも50mmの大型ドライバーと独自のヘッドバンド機構を採用。「MOFi」はヘッドフォンアンプ内蔵モデル、「LOLA」はヘッドアンプは搭載していないシンプルな仕様となっている。5月からの発売を予定しており、価格はいずれもオープンプライス。市場予想価格は「MOFi」:¥40,000前後、「LOLA」:¥30,000前後。

/

「LOLA」

/

「MOFi」は内蔵アンプをOFF/ON/ON+(ベースブースト)で切り替え可能



オンキヨー&パイオニアイノベーションズブース

/

オンキヨーのコーナーにて、参考出品としてディスプレイされたハイエンドヘッドフォンの試作機に注目が集まった。こちらの試作機はハウジング素材に和楽器の素材として広く使用される「桐」を使用し、木材ならではの響きをフィーチャーしたヘッドホンとなっている。また、ドライバーの振動版には樹脂系のフィルムではなく紙系素材のセルロース・ナノファイバーを採用。ナチュラルな高域と、広がりのある音場感を併せ持ったサウンドが特徴だ。こちらは発売時期、価格共に未定とのこと。

/

ハウジングの裏に施される“彫り”も見ることができた。会場で視聴できる試作機は琴に使われる綾杉彫りのハウジングを搭載したモデルとのこと
 

/

ドライバーの振動版に使われているセルロース・ナノファイバー
 



次のページ »

この記事の画像一覧

(全32枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

関連する記事

PAGE TOP