10種類のサウンドモードを搭載

IK Multimedia、サチュレーションエフェクトT-RackS「Saturator X」をリリース

IK Multimedia、サチュレーションエフェクトT-RackS「Saturator X」をリリース

2016/05/20


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IK MultimediaからT-RackS「Saturator X」がリリースされた。「Saturator X」は真空管やテープを搭載したアナログ機材を通すことで音に自然な歪みを作り出すサチュレーション効果をデジタルで再現するプラグインだ。テープ・マシン、真空管、ソリッドステート・アンプ、変圧器などの機材のふるまいを再現した全10種類のモードが用意されており、さまざまなタイプのサチュレーションサウンドを作り出せるのが特徴となっている。価格はIK Multimediaのオンラインストアで€79.99。
 

各モードの特徴

【Tape 1】
一定の録音レベルを越えた時に高域の特性が減衰するアナログテープ・レコーダー独特の動作をモデリングしたもの

【Tape 2】
Tape 1同様、アナログ・テープの周波数特性を再現したもので、よりローファイな歪みと高域の特性の減衰が得られる

【Master +6dB】
マスタリング用のモードで、全体なサウンドを「太く」することで、存在感のある音像に仕上げることができる。

【Master + 12dB】
Master +6dBに似たふるまいだが、より強いサチュレーション効果を得ることができる

【Tube 1 - Push Pull】
ビンテージ系真空管のサチュレーションをモデリングしたもので、パンチのある効果を得ることができる

【Tube 2 - Class A】
Class A回路を使った真空管のサチュレーションを再現したもので、アナログならではの豊かで暖かみのあるサウンドが特徴

【Solid State 1 - Push Pull】
ソリッド・ステート回路のアグレッシヴな特徴をフィーチャーし、トランジェント(音の立ち上がりや余韻部分)を活かしたい時に便利なモード

【Solid State 2 - Class A】
Tube 2のソリッド・ステート版といった位置づけのモードで、よりアグレより明確なトランジェントを得ることができる

【Transformer - Iron】
鉄心を使った変圧器のサウンドモデリングしたもので、微妙なサチュレーション効果を狙うような場合に活躍できる

【Transformer - Steel】
鋼心を使った変圧器のふるまいを再現したもので、Transformer - Ironとはまた違った色合いの変化を得ることができる

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