パンクロック界のカリスマ、Ken Yokoyamaが共演!
東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama「道なき道、反骨の。」インタビュー
東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama「道なき道、反骨の。」インタビュー
2016/06/10
今回の楽曲は、いわゆるバースが1回しか出てこないのが特徴だと思う。(by 川上)
──川上さんは、今回の曲はYokoyamaさんとのコラボが決まってから作られたのですか?
川上:いえ、もともとサビのモチーフだけがある状態の曲があって。で、Kenさんの歌をイメージしたときに、その曲がぴったりだなと思って。でも、そこからはだいぶ変わりました。コードとかも全然違う感じのものを付けたりしました。
──川上さんの場合、やはり曲作りはベースで行なってるのですか?
川上:いいえ、家でアコギ1本で。
谷中:えぇ、そうなの(驚)。
茂木:全然、知らなかった。たしかに見たことないね〜。
川上:鍵盤でもいいんですけど、それだと電源入れるのが面倒くさい。
谷中:なんだそりゃ(笑)。
茂木:(笑)。
川上:パッと、すぐに音を出したいんですよ。スピーカーつないでとかの手間がね。
茂木:アハハハ(笑)。
谷中:そこまで言っている人、初めて聞いたね(笑)。
川上:アコースティックピアノがあればね、そっちでもいいんだけど。
茂木:川上さんって、俺はパソコンをパキーンと立ち上げて、鍵盤で細かく作り上げてっていうデモテープの印象だったんで。
谷中:だよね。デモテープだとしっかり作られたものを出してくるからね。最初の時にアコギとは知らなかった。
川上:アコギで、鼻歌です。
茂木:へぇー。
谷中:知らなかった。
川上つよし(ベース)
──そのアコギで作ったものをデモテープにする時は、パソコンなどを使われているのですか?
川上:やってますね。でも、デモ作りにハマってしまうと、枝葉末節に時間を取られるんで。スカパラの場合は、譜面でだいたいのことを書いて、あとは口で伝えたらバーンとできちゃうんで。あまり、デモ作りにのめり込まないようにしています。自分のイメージを音を聴いて確認するくらい。ディテールを凝ると、どんどんそこが楽しくなっちゃうんで。
──今回の曲の中で、ここには“こだわった”というポイントを挙げるとすると?
川上:みんなで曲のアレンジはしたんですけど、普通の曲はいわゆるVerse(バース)=Aメロが最低2回は出てくるじゃないですか。でも、この曲には“真っ暗なトンネルの中”って、最初の部分は1回しか出てこない。普通は、同じような感じで2番があるんですけどね。
茂木:そう、実はそこに時間が掛かりましたね。
川上:あと、楽曲の中で最初の“恨まずに〜”という歌い出しの部分と、“悲しいこと〜”の2つのテーマが出て来て。どっちがサビなんだかわからない感じになっています。
谷中:そうなんだよね。どっちもサビっぽいよね。これは珍しいよ。
──谷中さんや茂木さんは、最初にこの曲のデモを聴いたときは、どのような印象だったのですか?
谷中:すごい好きでした。スカパラは全員曲を作るので、今回もKenくんとのコラボ用に「みんなで曲を発表し合いましょう」ってやったんですけど。この曲が特にピカイチで、すぐにこの曲で行こうって決まりましたね。
──茂木さんはどうでしたか?
茂木:めちゃめちゃピンと来ましたよ。メロディーだけでこれは間違いないなという手応えを感じていました。歌詞が付く前から曲も真っすぐというかストレートで。これはKenさんにピッタリでしょうって思いましたね。さっきも言ってましたけど、全部のメロディーがサビというか、歌えちゃう。
谷中:だよね。歌ってて、気持ちのいいメロディーだよね。
茂木:さっき、歌詞をあまり詰め込み過ぎなかったという話もありましたけど、どの世代の人にも歌いやすいというか、シンガロングできる強い曲だと思います。
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