円型のボディに様々な可能性を秘めたミュージック・パフォーマンスツール
【動画解説付き】
ズーム「ARQ AR-96」徹底レビュー!
【動画解説付き】ズーム「ARQ AR-96」徹底レビュー!
2016/07/28
エフェクターやハンディレコーダーなど、高性能で低価格のモデルを数多くリリースしているズームが、同社としては初となるシンセ音源を搭載したミュージック・パフォーマンスツール「ARQ AR-96」をリリースした。これまで誰も目にしたことのない個性的なデザインを持つボディに様々な機能を凝縮し、目を引くド派手なLEDアニメーションで暗がりでも目立つこと間違いなし! それでは早速「ARQ AR-96」の魅力を解説していきましょう。
EDM、テクノ、ハウスといった旬なサウンドが満載! カラフルに光るパッドに目が釘付け。
ARQ AR-96は、音源を内蔵した本体の「Base Station(ベースステーション)」と、合計96個のパッドが配置された白いリング状の「Ring Controller(リングコントローラー)」で構成されています。両者はBluetoothでの通信が可能で、Ring Controllerを外して演奏を行なうこともできます。
ARQ AR-96には、今流行の様々なダンス系プリセット(パターン)が収録されています。まずは、どんなパターンが収録されているのか、動画をご覧下さい!
ARQ AR-96には4つのモード(STEP、INST、SONG、LOOPER)が用意されており、このモードを切り替えることで、オリジナルのパターンを作成したり、パターンを並べて曲を作ることができます。では、それぞれのモードを詳しく解説していきましょう。
ARQに用意されている4つのモード。写真は「STEP」モードを選択している状態だ
●「STEP」モード(パターンをステップ単位で打ち込んで作成するモード)
●「INST」モード(パターンをリアルタイムに演奏して作成するモード)
●「SONG」モード(作成したパターンを曲として完成させるモード)
●「LOOPER」モード(オーディオ/WAVファイルを取り込んで再生するモード)
パフォーマンスでARQ AR-96をうまく活用するアイディア
続いて、ARQ AR-96をパフォーマンスに活用する方法を紹介しましょう。前述したように白いリングの「Ring Controller」は、本体の「Base Station」と簡単に取り外すことができます。そして、「Ring Controller」に付いている「再生」ボタンを使ってパターン/曲を再生したり、「DELAY」や「FILTER」のボタンを押すことでエフェクトをかけることも可能です。しかも、ARQ AR-96には加速度センサーが搭載されているので、「Ring Controller」を傾けることでダイナミックにサウンドに変化を加えることもできます。
「Ring Controller」を手で握ると、意図せずにパッドが押されて音が鳴ってしまうこともあるでしょう。しかし、そんな時は「グリップポジション」機能を活用すると便利です。「グリップポジション」機能の使い方はとっても簡単です。まず始めに「Ring Controller」の「握りこぶしのマーク」を押し、「Ring Controller」のLEDを青く点灯させます。準備ができたら持ちたい場所を握りましょう。すると、握った箇所のLEDが消え、この部分は触っても音が出ない状態になります。
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