フジヤエービックによるポータブルオーディオ製品が集う無料イベント
【イベントレポート】「ポタ研 2016夏」
【イベントレポート】「ポタ研 2016夏」
2016/07/30
本日(7月30日)と31日の2日間、東京・中野サンプラザにて「ポータブルオーディオ研究会 2016夏(通称:ポタ研)」が開催中だ。このイベントは、フジヤエービックが “ポータブル環境について徹底比較する研究会” と銘打った催しとなっている。ここでは、各社の新製品や注目製品を中心に出品されたアイテムをご紹介しよう。
Clarion(クラリオン)
▶︎フルデジタル・サウンドヘッドホン「ZH700FF」
カーオーディオ・メーカーとして有名なクラリオンは、会場にて新製品「ZH700FF」のお披露目会を実施。
「ZH700FF」はフルデジタル・サウンドテクノロジーを搭載した密閉型ヘッドホン。デジタル信号処理技術「Dnote」を採用することにより、DACやアンプを介すことなく高音質で原音に忠実なフルデジタル・サウンドを楽しむことができるモデルだ。さらに、専用のUSBケーブルを使えばPCやスマホ(※1)、デジタルオーディオプレイヤーへUSBダイレクト/光デジタル接続も可能。
そして、ヘッドホン用として世界初の「フローティング・フラットドライバー(※2)」を独自開発。これにより、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源を、音質が劣化することなく、クリアかつハイレスポンスなサウンドで再生が行なえる。
(※1)システム仕様や対応OSなどに関してはクラリオンのホームページにて公開予定
(※2)平面振動板に、歪みの原因となるエッジやダンパーが不要なフローティング構造と複数のエッチングパターンを張り巡らせたマルチボイスサーキット構造を採用したドライバーユニット
お披露目会で説明を行なった同社マーケティング部の井上氏
独自開発のドライバーユニット「フローティング・フラットドライバー」
また、アーム部分に美しい質感と強度を兼ね備えたアルミ素材を採用。さらに、印象的なアルミスピンデザイン、鮮烈なアクセントを添えるLEDイルミネーションを装備するなど、機能性だけでなくデザインにもこだわりが感じられた。
右側ハウジング部分には充電状態を表示するLEDイルミネーションを装備。残量により色が変化するようになっている
また、左側には入力インジケーターが用意されている
SoftBank SELECTION(ソフトバンクセクション)
▶︎ノイズキャンセリング・ワイヤレスヘッドセット「WS-7000NC」
ソフトバンクセレクションのブースではノイズキャンセリング・ワイヤレスヘッドセット「WS-7000NC」を展示。-25デシベルのノイズキャンセリング量を誇り、周囲の騒音を約94%低減。周囲の音を常に解析し、騒音部分を打ち消す逆位相の音を発生させることにより、クリアな音楽視聴環境を実現しているのが特徴だ。
また、Bluetoothを採用することにより、スマホなどの音楽再生プレイヤーとケーブルを直接つながなくても音楽視聴や通話を楽しむことができる。カラーはゴールドとブラックの2色で、価格は¥11,760(税込/オンラインショップ販売価格)。
ちなみにSoftbankブランドということもあり、iPhoneや同社のスマホを持った人が多く試聴を行なっていた(Androidでも使用可能)。
TEAC(ティアック)
▶︎セルフカスタマイズ・ヘッドホン beyerdynamic「CUSTOM STREET」
TEACブースでは、密閉型ポータブルヘッドホンbeyerdynamic「CUSTOM STREET」を出品。こちらのモデルはセルフカスタマイズができるのが特徴で、ハウジングのリング部分やデザインカバープレートに自分好みのイラストをプリントできる。今回は従来のイベントとは趣向を変え、ユーザーや同社社員によるオリジナリティ溢れる作品を展示していた。
芸術作品と言っても過言ではないモデルも展示
風神雷神をイメージしたモデル
完実電気
▶︎ポータブル・ヘッドホンアンプ KOJO TECHNOLOGY「KPS01-FARAD」
完実電気のブースでは、KOJO TECHNOLOGY「KPS01-FARAD」が展示されたいた。「KPS01-FARAD」は、光城精工25周年を記念して作られた300台限定のポータブル・ヘッドホンアンプ。
同社オリジナルの電源回路とORBによるフルディスクリート構成のアンプを内蔵。構成されたA級アンプ段に対し、高電圧に構成したアルカリ電池でダイレクトにドライブし、据え置き型の高性能アンプのような高音質伝送を実現。ポータブルとは思えないようなハイクオリティなサウンドを楽しむことができる。価格は¥128,000(税抜)。
D&Mホールディングス
▶︎ハイエンド・ヘッドホンケーブル KIMBER KABLE「AXIOS」
D&Mホールディングスのブースでは、KIMBER KABLE「AXIOS」を展示。「AXIOS」はハイエンド・ヘッドホン専用のケーブル。全帯域位において歪みが非常に低く抑えられており、レコーディングなど長時間に渡るリスニングでもストレスなく使用することができる。
そして、対応する15モデルのヘッドホンに対し、長さ、アンプエンド、両端プラグの削り出しの木製部をカスタムで選ぶことが可能。価格はカスタマイズにより異なる。詳しくはこちらをチェック。
■対応ヘッドホン
・Audeze:LCD-X, LCD-XC, LCD-2, LCD-3, EL-8 Open, EL-8 Closed
・Enigmacoustics:Dharma D1000
・HiFi Man:HE1000
・MrSpekers:ETHER, ETHER C
・Pioneer:SE-MASTER-1
・Sennheiser:HD800, HD650
・Sony:MDR-Z7
・Oppo:PM-1
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