MQAフォーマットの音楽タイトル第二弾も配信開始
クリプトン、3つのハイレゾ・メディア(MQA/DSD/リニアPCM)に対応したKSシリーズのフラッグシップモデル「KS-9 Multi」をリリース!
クリプトン、3つのハイレゾ・メディア(MQA/DSD/リニアPCM)に対応したKSシリーズのフラッグシップモデル「KS-9 Multi」をリリース!
2016/09/13

クリプトンから3つのハイレゾ・メディア(MQA/DSD/リニアPCM)に対応したKSシリーズのフラッグシップモデル「KS-9 Multi」がリリースされた(10月1日発売)。価格はオープン(実勢価格:¥280,000)。
「KS-9 Multi」は、新たなハイレゾ・メディアとして注目を集める「MQA(Master Quality Authenticated)」に対応しているのが特徴で、同社の「KS-7HQM」をベースに、さらに高品位なサウンドを実現。徹底的に高音質を追及したデジタルオーディオ回路、ハイレゾの高音質を引き出す充実の設計、コンパクトながら迫力ある高音質スピーカーシステム、高音質なUSBケーブルを付属し、音の透過性が良い西陣絹織のスピーカーグリルを装備しているのもポイントだ。
なお、再生機器だけではなく、コンテンツ配信も手掛けているクリプトンは、今後MQAフォーマットの音楽タイトルも続々とリリースしていく予定とのこと。そちらにも注目だ!
MQA 10月1日配信開始 タイトル


MQA 11月1日配信開始 タイトル

MQA(Master Quality Authenticated)の特徴
MQAとは(その1)
アナログサウンドをデジタル信号に変換すると時間的な「音のボケ」が生じ、過渡的な音が滲むことになります。その結果、ひとつひとつの音がどこから来ているのかが聞き取れなくなります。録音した音楽がライブと比べて平坦に聞こえるのはこのためです。MQAは、これに対しこれまでにない新たな試みを行い、既存の録音に対しては、時間の分解能は10μs をターゲットにすることで、こうした時間の歪みを排除し、これまでに聴いたことがないような忠実な 3D サウンドを再現します。
① MQAなし
一般的なデジタル オーディオ フィルターは時間分解能を悪化させるため、トランジェントの前後に「リンギング(響き)」が発生する原因となります。
② MQAあり
MQA は、24/192 録音と比べて、この前後のリンギング (響き) を10分の1以下に抑えます。

MQAとは?(その2)
サウンドのパッケージ化 <音楽の折り紙>
録音したサウンドの音のボケを排除すると MQA は、「音楽の折り紙」という方法を使って、大容量の高解像度ファイルを扱いやすいものに換え、あらゆるサービスや再生機器に対応するように変換します。通常のプレイヤーの場合、MQA は CD 音質よりも優れた音質となります。MQA デコーダーがあれば、”折り紙”からの展開(デコード)が行われ、オリジナルでハイレゾの臨場感溢れるリッチなスタジオサウンドを再現することができます。

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