「CAJ1217」（左）、「CAJ1217W」（右）

「CAJ1217」は、従来のカホン構造を一から見直し、強靭なフレームに薄い合板を貼り合わせており、4方向全ての面での演奏を実現。

メイン打面にソフトメイプル材+SAKAEスナッピー、側面/背面はソフトメイプル、カバ、メランティなどを使用し、材質・打面の面積で音質と音程を調整。さらに、メイン打面は中央部から上部に向かって徐々に0.5mm薄くし、はっきりとした高音と低音の分離も実現。スナッピーはスネアドラムと同じものを使用しており、ソフトなタッチからハードなニュアンスまで表現可能だ。また、スナッピーはサウンド・ホール内のペグで調整を行なえる。打面上側、下側で分かれており、ルーズからタイトまで、微妙なニュアンスをコントロールできる。メイプル特有のふくよかな低音で、既存のものとはとまったく異なるカホンとなっている。

一方の「CAJ1217W」は「CAJ1217」にさらなる工夫を施したモデル。13インチのドラムをカットした反響板を内蔵。ジャンベの構造をヒントに、メイン打面の音を一旦絞って拡げることにより、独特の響きとタイトな低音を実現している。

発売は2016年12月中旬を予定しており、価格は￥28,500：CAJ1217、￥34,500：CAJ1217W（いずれも税別）。