Die(DIR EN GREY)と樫山 圭(MOON CHILD)によるユニット
DECAYS『Baby who wanders』インタビュー
DECAYS『Baby who wanders』インタビュー
2016/12/31
樫山:まず、曲作りとプリプロを兼ねて「合宿しようぜ。一週間ぐらい山奥にこもるぞ」と。スタジオの倉庫みたいなところで寝泊まりして、周りに「大丈夫ですか?」って心配されながら(笑)。俺はスタジオのコントロールルームで毛布かぶって寝てました。ホンマに修行みたいな状態でスタジオこもって。その時はTHE NOVEMBERSの小林君がメインボーカル、Dieがギターっていうイメージだったんですけど、曲作ってプリプロしたらイメージしていたものにハマらずで。それで、どうしようかと酒を飲みながら話していた時に、朝方「Dieくん歌えへん? 二人で歌えばハマんのちゃう?」って。
Die:そうでしたね。
樫山:その後、色々イメージを朝まで考えて、Dieくんに「こんなんどう?」って言ってみたら、すぐにスタジオ入って歌ってました。本人から「これはキー高いから下げようか」すぐに指示も出てましたね(笑)。
──Dieさんは歌うということに抵抗は?
Die:もうそんな抵抗とか言うてる場合じゃなくて。ライブが決まっていたし。
──なるほど。
Die:そのためには音を作って、実現していかなアカんトコだったんで、考える余裕も無くて「とりあえずやるしかない!」と。そして「どうやってDECAYSをDECAYSとして見せられるか」を考えていました。なので “万を持して” とかじゃなくて。
樫山:突然。「歌った方がええよ」って(笑)。もう、絵面やもんな?
Die:そうですね。
樫山:二人共身長があるから。
──確かに、Dieさんと小林さんは身長大きいですよね。
樫山:「この二人がギター持って歌ってたら、メッチャ威圧感あるしカッコええやん」って。
Die:最初はそれだけでしたもんね(笑)。
樫山:「絵面は絶対勝てる!」って言うてな。
Die:僕も「なるほど!」って言いました(笑)。
──今回は、新たなメンバー構成ですが、どのようにして決められたのでしょうか?
樫山:まず小林君のスケジュールが合わなくなってしまったんです。それでDieくんと「どうする?」言うてて。で、まぁ知り合いのプロデューサーに「誰か良い人いないですか?」って相談していたんです。それで色々な候補がいたんですけど、そのプロデューサー的に「(中村)中がハマるような気がする」って言われて。最初Dieくんに「どう思う?」って相談して。それで中と一回会ったんかな?
Die:はい、一回会いましたね。
樫山:まぁ話をしてみたら真面目な感じで「一生懸命やる人なんかな?」という印象で。それで「一回やってみようか」と。
── 一緒にスタジオで合わせてから決めようと?
Die:いや、スタジオに入って音を出して、ではなく。その場で。
樫山:「はい、あなたに決定!」というノリでした。
Die:早速「曲覚えてきてね」って(笑)。
樫山:リハ4回やってツアーやりました。
──スゴい!
樫山:最初のライブで “バチーン!” とハマってね。その時、観てたスタッフには、僕らが今回のアー写のようにDieが魔王で、中が女王というイメージが見えたそうなんです。
──なるほど。
樫山:それから4月にやったツアー初日の名古屋で、はっきりとしたDECAYSのイメージが見えて。次に大阪やって、東京へ戻ってきた時には「デビューする?」という話も出たり。それから話が進んで8月のライブで今回のアルバムリリースすることを発表して。
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