ハートフルな甘カワハーモニーが魅力のツインヴォーカルユニット
The Super Ball『スパボ! スパボ! スパボ!』インタビュー
The Super Ball『スパボ! スパボ! スパボ!』インタビュー
2017/02/17
吉田:候補曲が20曲ぐらいあったのですが、めちゃめちゃ悩みました。まず、飽きさせないようなアルバムにしようというのが軸にあって。なのでバラードだったり、R&Bだったり色々な面を見せられるように選曲しました。
佐々木:2人で結構話し合いましたね。「最初は自分達の声で始まる曲が良いね」ということで、いくつかの候補から「ミライキャッチャー」になって。
吉田:“未来を今 捕まえよう!” という、今の僕らの思いも込めたかったしね。あとはお店で試聴した時にインパクトがあれば、実際にCDを取ってくれるだろうという考えもあります。そして2曲目にリード曲である「明日、君の涙が止む頃には」を持ってきたんです。そこから4曲目まではミドルバラードの楽曲を並べて、スパボらしさを前面に押し出しているイメージですね。
佐々木:野球で言うところのクリーンナップです! そこから「スパボってこんな曲もあるんだ」と驚かせるために「tell me why」を置いて。
吉田:5曲目まではピアノアレンジが多いので、いきなりアコギで始まったら面白いと思って6曲目は「RUN」にしました。
佐々木:で、がっつりバラードの「おいで」がきてほんわかな気持ちになっているところで、ここから新たに打順が始まってメジャーデビュー曲「トモダチメートル」。ここで改めてこの曲は良いなと思ってもらいたくて。次が去年の赤坂BLITZ公演でみんなと歌った「シアワセ」。ぜひ聴いて口ずさんでもらいたいです。そこから「夢人島へGO!!」になると。もうここまであっという間だと思います。
──なるほど。
佐々木:それからマイナーな曲「秘密」、そして最後は2人で初めてスタジオで合わせた「ココロのブランケット」で終わると。もうこれ以上ない素晴らしい曲順です。
吉田:ボーナストラックの「Rin! Rin! Hi! Hi! -スパボver.」はアンコールというイメージですね。
佐々木:この並び順でそのままライブが出来ちゃうんじゃなかと思うくらいの素晴らしい順番です。
──それではレコーディングの使用機材についてもお聞きします。吉田さんは「Nord Piano2」を使われているとお聞きしました。
吉田:ずっと愛用していますね。今は楽器弾くのが大好きなんですが、最初は歌うためのツールとしか思っていなかったんです。それでテレビでも使っている人を多く見かけたし、「赤いピアノが良いな」と思って購入しました。もちろん楽器屋でどのタイプの「Nord」を使用するのか試奏もして。決め手はピアノタッチで弾きたいというのがあったし、ボーカルで色々な音色を使わないので「Nord Piano2」にしました。最近「Nord Electro 5」を新たに手に入れて、色々な音を操れるようになりたいと奮闘中です。あとは「RD」が大好きなので、いずれは購入したいですね。
──続いて佐々木さんの使っているギターについても教えてください。
佐々木:僕はYairi Guitar「K13」というモデルを使っています。かれこれ3年ぐらい使っているかな。ソロで活動していた時代、ずっとガットギターを弾いていたんです。でも、ピアノと合わせるとなるとアコギの方が良いなと。それでお金を貯めて。楽器屋に行ってTakamineかYairiで悩んだりもしたんです。でも、ちょうどYairiを使っていた先輩がYairiの工場へギターの調整行くのに同行させてもらえることになったんです。
──岐阜の工場まで行かれたんですか!?
佐々木:そうなんです。ギターを作る工程も見させてもらったんですが、板に曲を聴かせる部屋があったり、職人さんによる丁寧な手作業を目の当たりにして「絶対にYairiにしよう!」と決心して。その時に先輩が僕を紹介してくれたら、Yairiの方が「そこまで言ってくれるなら1本貸してあげるよ」って言ってくれたんです。そこから何本も何本も試奏をさせてもらった結果、ボディの大きさやカラーが自分好みで、それと「このギターはこういう風に音が変化していくだろうな」って想像できたのが「K13」だったんです。先日も工場にお邪魔して、池田さんという凄腕の職人さんにお世話になりました。
──他には?
佐々木:「カッタウェイのギターも欲しいんですよ」って言っていたら、担当の人がTRINITYの80周年モデルを送ってくださって。今のところはサブとして使っています。エレガットもたまに。それと、次のツアーでは絶対にエレキギターを弾きたいと思っているんです!
──Fender USAがお好きだとうかがいました。
佐々木:まだエレキのことはあまりわからなくて、ハシグチカナデリヤさんに色々と教えてもらっています。昨日も一緒にスタジオに入ったんです。僕は先輩からもらった古いマルチエフェクターを使っているんですが、ハシグチさんのIbanez「TS9」を弾かせてもらった時に「歪みもちゃんとしたものじゃないとな」と気付かされて。もうすぐamazonで注文しました(笑)。これでギターソロ弾きます。
──それでは改めて本作の聴きどころについてお願いします。
佐々木:このアルバムは一枚を通して、僕達の出会いから活動してきた3年間が凝縮されてます。「SKY」以外はすべて路上ライブ時代から存在する楽曲なので、名刺代わりじゃないですけどこれを聴けば僕達の魅力が分かると思うし、飽きないアルバムになっているので通勤や通学、ドライブなど色々な場面で聴いてもらえたらうれしいです。
吉田:僕らは等身大の歌詞を書くように心掛けているので、みんなと同じ目線で背中を押せるような軸があるんです。全部聴いて「明日頑張ろう」と思えるような楽曲が詰まっているので、ぜひアルバムを手にとってもらいたです。そして、やはりライブに繋がるように意識して選曲しているので、会場に足を運んで一緒に口ずさんでもらえたら最高です。
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