──こだわりが出てきた？

平成のまお：はい、それに、そういった気持ちでいると、他のアーティストさんの曲も全然違って聴こえたんです。これは耳が良くなったって言っていいのかな？

みっけ：うん、なってるなってる。

Takumi：まおは自分のベースサウンドにすごくこだわるようになったと思う。以前は音作りとかには無頓着やったけど（笑）。

平成のまお：そう、アンプ直で、エフェクターも使わないくらいだったんですけど。だんだんと “こんな音を出したい！” って機材やベースをしっかり選んで音作りするようになりましたね。でも、欲しいものに自分が持ってるお金が追い付かない（笑）。

──みっけさんはどんな変化を感じていますか？

みっけ：プレイ面だと、動きに気を付けるようになりましたね。以前通っていたリハーサルスタジオでは鏡がなくて、確認できなかったんですけど、最近は鏡のあるところに個人練習でも入るようになって、フォームの研究をしています。あと、一音一音、自分の狙った音が出せるようにひたすら練習したりとか、私も音に対するこだわりという面ですごく変わったと思います。
 

──メンバーの皆さんはそんなデモを聴かれてどんな変化を感じましたか？

平成のまお：まず、良い意味でバンドっぽくないなと感じました。Takumiが言ったように、これまでのデモはまず4人のパートだけのものを聴かせてもらって、その後に鍵盤とかが足されていたので “音が増えてる！”って（笑） 。

みっけ： “Takumi、いつの間にピアノ練習したんやろ？” みたいな（笑）。

──鍵盤はリアルタイム録音されたんですか？

Takumi：そうですね。今回、ピアノをちょくちょく入れているんですが、全部僕が演奏してるんですよ。

平成のまお：うちのボーカル、進化してんです（笑）。

Takumi：何回も録り直してるけど（笑）。
 

──「絶絶」はミュージックビデオが制作されていますね。こちらの見どころは？

平成のまお：これまではずっとスタジオでの撮影だったんですが、「絶絶」では初めてのロケなんですよ。日本家屋の、いろんな部屋で撮影して。カットが目まぐるしく切り変わるので、一秒たりとも目が離せない（笑）。

みっけ：演奏シーンも多くて、今までのミュージックビデオの中でも一番かっこいい映像に仕上がってると思います。

──わかりました。では、リスナーへのメッセージを最後にどうぞ。

タイキロイド：コレマデト、フンイキガカワッタサクヒンニナッタトオモイマス。ファンノミナサンニハ、ソノヘンカヲ、カンジテホシイトオモイマスシ、ハジメテキクヒトニハ “Swimyスゴイナ！” ッテオモッテモラエタラウレシイデスネ。

みっけ：一曲一曲がすごく良い曲だと思うので、じっくりと聴いてほしいですね。そして今回のテーマどおり、この作品を通して沢山の人とつながっていきたいので、ライブに来てもらって、皆で楽しみたいな。

平成のまお：「絶絶」は音源としても本当に自信作なんですが、ライブではさらに音源を超えたものをお見せしたいです。めちゃくちゃ良いライブにしようと思うので、ぜひ来てほしいですね。

Takumi：今作は、伝えたい人に向けたにまっすぐ言葉を紡いだので、しっかりと受け取って欲しいという気持ちが強いです。サウンド面でも、ライブを意識していろんな仕掛けを入れていて。だから、CDを聴いてもらったらライブにも来ていただいて、一緒に音を作れたらいいなと思っています。