収益金のすべてをMeat Free MondayとTeen Cancer Americaに寄付
Shure、ポール・マッカートニーとザ・フーの限定版SM58マイクをオークションへ出品
Shure、ポール・マッカートニーとザ・フーの限定版SM58マイクをオークションへ出品
2017/03/02

1966年以来、世界でもっともポピュラーなマイクとして人気のShure「SM58」。そのSM58と伝説的アーティストたちとの強い絆の記念として、Shureはポール・マッカートニーとザ・フーの協力を得て600本限定で特別グラフィックデザインによるシリアル番号付きSM58を製造し、オークションに出品することを決定した。なお、キャンペーンによる収益金はこの二組のアーティストが力を注ぐ基金、ポール・マッカートニーのMeat Free Mondayとザ・フーのTeen Cancer Americaへ全額寄付される。
シリアル番号付きマイクロホンは、アーティストごとの特別グラフィックデザインとなっており、SM58 50周年ポール・マッカートニー限定版は、ポールの娘メアリー・マッカートニーが撮影したKisses on the Bottomのアルバムジャケットのデザインを採用。ザ・フー限定版は、1976年以来彼らのアルバムカバーのデザインとPR用ビジュアルを担当しているグラフィックデザイナー、リチャード・エバンスのオリジナルアートワークを採用している。
■Meat Free Monday
2009年にポール、メアリー、ステラ・マッカートニー親娘により設立されたMeat Free Monday (ミートフリーマンデー、’肉を食べない月曜日’)は、一週間に一日だけ肉を食べない日を設けることが環境フットプリントの削減と自身の健康改善につながるというメッセージを人々に届けている。
その設立以来、キャンペーンの実績は次の通り。
◉欧州議会に出席、肉食を控えることの重要性についてスピーチ。2009年12月、気候変動に関する政府間パネルのラジェンドラ・パチャウリ議長その他とともに、ポールは「Global Warming and Food Policy: Less Meat = Less Heat(地球温暖化と食糧政策:肉を減らして熱を下げる)」という題目で欧州議会の公聴会でスピーチを行なった。◉312種類のレシピ、42人のシェフ、俳優、ファッションデザイナーらのセレブリティからの寄稿を含めた「The Meat Free Monday Cookbook」を出版。朝食、お弁当、ランチ、サイドディッシュ、夕食、デザートに至るまで、1年間の各月曜日にお勧めの季節ごとのメニューを紹介している。
◉学校および大学にも普及。英国内でおよそ1,000校の学校施設と数々の大学が「肉を食べない月曜日」活動に参加。米国、ベルギー、ドイツ、フィンランド、ブラジル、南アフリカ、台湾など世界中で週に一度「肉を食べない日」を実施する教育機関が拡大している。
◉Puma(ス ポーツウェアメーカー)、Ocado(オンラインスーパー)、Pieminister(英国のパイ製造企業およびレストランチェーン)、Feng Sushi(ロンドンのレストランチェーン)、Ecotricity(再生可能エネルギー企業)、Louis Hotels(欧州のホテルチェーン)、Malmö Aviation(スウェーデンの航空会社)など、企業からの支援も獲得している。
■Teen Cancer America
英国で大きく発展し成功を遂げている若者向けの癌患者支援プログラム「Teenage Cancer Trust」に続き、「Teen Cancer America」は米国の病院および医療プロフェッショナルの中で小児と成人の腫瘍診断の間にあるギャップを埋めるための活動。「Teen Cancer America」は特に13~25歳の若者向けの特別治療病棟の進歩に向けて病院および外来治療施設へ教育と支援を行っており、これらの施設は、癌患者の経験が理解され、癌と共に生きることの重要性を養う場所となる。Teen Cancer Americaは若い癌患者に必要な治療やサポートを生み出すため、小児および成人腫瘍治療に関わる医師や医療プロフェッショナルとの連携も進めている。
■eBay for Charity
eBay for CharityはeBayコミュニティのメンバーが米国および海外の慈善活動に寄付を行えるプラットフォーム。売り手は売り上げの10~100%を寄 付することが可能で、買い手は購入時に寄付金を追加することができる。現在までに、7億2千500万ドル以上がeBay for Charityを通して慈善活動に寄付されている。
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