自身の音楽的なルーツを詰め込んだファンキーチューン!
佐藤広大「MONEY IN THE BANK」インタビュー
佐藤広大「MONEY IN THE BANK」インタビュー
2017/06/19
今年2月にメジャーデビューを果たした佐藤広大が、デジタルシングル「MONEY IN THE BANK」を6月21日(水)にリリースする。アーバンサウンドと80’FUNKを織り交ぜ、J-POPでは珍しい “TALK BOX(トークボックス)” が取り入れられた今作は、デビュー曲「スノーグローブ」とは雰囲気も一変し、本人いわく “自身の音楽的なルーツ” が詰まった意欲作だ。また、タイトル「MONEY IN THE BANK」は直訳すると “銀行の中のお金” だが、歌詞を解読していくと “女性の心” とダブルミーニングになっている点にも注目したい。ここでは、楽曲や歌詞が生まれた背景を中心に、新曲にかける想いを聞いた。
取材:東 徹夜
──2月にデビューシングルをリリースして約4か月が経ったわけですが、ファンの方の反応は如何でしたか?
佐藤:そうですね。曲を聴いてくださった方からは、“僕とSHOKICHI(EXILE)の関係性がよくわかった” とか、“2人の絆に感動しました” “ 友達のことをもっと大事にしたいと思いました” とか、色々な言葉を頂きました。僕らのストーリーを皆さんのストーリーに置き換えて聞いてくれたのかなって。素直に嬉しかったですね。
──新たなシングル「MONEY IN THE BANK」は、そんな4か月の間に制作されていた楽曲なのですか?
佐藤:いえ、実は以前からあたためていた曲なんですよ。「スノーグローブ」と「Diamond Dust feat. EXILE SHOKICHI」がストーリー重視の作品だとすれば、今回の「MONEY IN THE BANK」はどちらかと言えばサウンド重視というか。僕が影響を受けたブラックミュージックのルーツを皆さんに知っていただこうと思って。なので、曲調もデビューシングルとはガラッと変わっています。
──「MONEY IN THE BANK」はいつ頃からあたためていたのですか?
佐藤:2年前です。今回も近々まで悩んでいたんですけど、ある意味でデビューシングルとのギャップが面白いかなって、それで決めました。いい意味で期待を裏切れるんじゃないかなと。
──歌詞も2年前からあった状態だったのですか?
佐藤:そうですね。少し変えたところはあるのですが、基本的なボトムの部分は2年前から同じです。
──楽曲が生まれたいきさつを詳しく教えていただけますか?
佐藤:実は「MONEY IN THE BANK」も「Diamond Dust feat. EXILE SHOKICHI」と同じ海外の作家さんが書いているんですが、80年代のブラックミュージックを僕から提案した時に、向こう側からレスポンスがあったのがこの曲なんです。僕も聴いた瞬間に「あっ、これやりたかった曲だな」って思って。で、そのトラックを聴きながら歌詞を書きました。
──「MONEY IN THE BANK」というイメージはどこから来ているのですか?
佐藤:もともと「MONEY IN THE BANK」ってニュアンスに近いフレーズが、英語の仮歌に入っていたんですよ。で、曲を制作していく上でこの言葉は活かしたいなって思ったんです。でも、“銀行の中のお金” って言っても大胆過ぎるので、何か比喩表現を探したいなと。そこで、女性の心を盗み出すって設定を思いついたんです。お金ではなくて。
──歌詞は頭の方から順番に書いていったのですか?
佐藤:そうですね。“この人は今どういうところにいて。これから何を仕掛けていくんだ” っていうことを想像しながら頭から時系列で書いていきました。
──具体的にはどのようなイメージで?
佐藤:僕の中ではルパン三世ですね。ルパンが仲間と一緒に財宝を盗みに行く、でも、本当に盗みたいのは不二子ちゃんのハートみたいな。それに、僕自身の憧れの男性像みたいなものを託して。僕は普段はこんなにキザな男じゃないんで(笑)
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