タイトルに込められた想いは、あなたが確かめてください。
OKAMOTO'S『NO MORE MUSIC』インタビュー
OKAMOTO'S『NO MORE MUSIC』インタビュー
2017/08/02
──レイジさんはいかがでしたか?
レイジ:俺は高校卒業してすぐの時に、初めてOKAMOTO'S以外の場所で叩いたのが堂島さんのバックバンドでした。だから堂島さんには、18、19ぐらいの頃からずっと世話になっていて。今回プロとしてやっとお互い物作りができたというのは非常に感慨深かったです。実は最近引っ越して、近くのリハスタに行ったら、そこがたまたま昔堂島さんと一緒に入ったリハスタと同じ場所だということがわかって。それで “気持ち悪って”。
ハマ:(笑)。なんで、駅名とかでわかるじゃん。
レイジ:いやいやいや、すごい昔だしさ。行った場所すら覚えてなかったもん。「WENDY」を叩くにあたって、2人も言っていたように俺も手癖じゃないフィルや間があって、それをコピーしようと思ってリハスタに入ったら、そこだった・・・
ショウ:怖い怖い(笑)。
──(笑)。さて、アルバム後半の9曲目には、ちょっと今までのOKAMOTO'Sにはなかったタイプの「SAVE ME」が収録されていますが、この曲はどのようにして生まれたのでしょうか?
ショウ:この曲もコウキとの合作で、もともとは俺が頭のジャカジャカとアコギで弾く部分を渡したら、コウキが後半にスタジアムロックを彷彿とさせるアレンジを戻してきて。「ちょっと、コウキさんすごいっすね」という(笑)。
コウキ:(笑)。もともとはそうじゃなかったしね。
ショウ:もともとは雰囲気のいいヨーロッパのインディーズバンドのような、アコースティックな曲のイメージでした。それがいきなり “US!”という感じになったので、驚かされて。何というか、やっていることが真っすぐ過ぎて少し照れてしまうんです。「ドコドンッ」でドラムが入ったり、ベースもピックで「ドー、ドー、ドー、ドー」という単純なフレーズで。でも、メロが良かったことと、実はこういう曲は今までやってこなかった経緯もあり、周りのスタッフの評判も良かったんです。なので、照れなんかどうでもよくなって。最終的にじゃあ入れようと。自分たちの幅を広げるというか、殻を破るものというか、この曲も挑戦でした。
──なるほど。では、最後に改めて今作の聴きどころを一言ずつお願いします。
コウキ:今までのOKAMOTO'Sのイメージを覆すような画期的な作品になったと思います。メロウな内容だけど、ドキッとするようなところもあると思うので、僕らも皆さんの反応がとても楽しみです。
ハマ:これを聴いてOKAMOTO'Sのことが、よりわかるようになるのか、やっぱり意味わかんないとなるのか。それを確認するために聴いてほしいです。作ってしまったらあとは聴き手次第というところもありますが、そのくらい異質なものができたと思っています。何か「うむっ」と思ってもらえるといいなと思っています。時代に沿ったというか、年齢感とビジュアル感と年代という3拍子揃ったものが初めてできたという感覚もあります。
ショウ:音楽が好きで「NO MORE MUSIC」というタイトルにムカッときたり、アレっと思った人には、多分気に入ってもらえると思います。ぜひ、食わず嫌いせずに聴いてもらえたら嬉しいです。もともとOKAMOTO'Sが好きで「何言ってんだこいつら」って気持ちで心地よく聴いてくれた人とは、また長いことお友達でいられるなと思います(笑)。
メンバー全員:(笑)
──レイジさんからも一言お願いします。
レイジ:メッセージも内容も音楽的にも2017年っぽいので、是非聴いてほしいです。今まで以上に、今回はとにかく聴いて欲しいという気持ちが強くて。そんな気持ちが全面に出た作品なので、多くの人に届くといいなと思っています。
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