ソロ名義とプロジェクトによるスプリットシングル!
千聖/Crack6「ジキルの空 / MAD RIDER」インタビュー
千聖/Crack6「ジキルの空 / MAD RIDER」インタビュー
2018/06/12
昨年デビュー20周年を迎えた千聖が、ニューシングル「ジキルの空 / MAD RIDER」を6月6日にリリースした。今作は【千聖ソロワーク】と【ソロプロジェクトCrack6】の両名義によるスプリットシングルでレコーディングにはZIGGYの森重樹一をはじめ、重盛 美晴、KOJI(ALvino / La’cryma Christ)、潤 (ALvino / PIERROT) 、栄二郎&sebastian (BULL ZEICHEN 88) が参加。さらに、初回盤Aに収録されている「ジキルの空」のリミックスをKYONO (WAGDUG FUTURISTIC UNITY/ T.C.L)が手がけるなど、本人も「ミニアルバムぐらいのボリューム」と自負するほどだ。今回のインタビューでは、表題2曲の制作秘話を中心に、ゲストアーティストとのエピソードについて語ってもらった。ファン必見インタビューだ。
取材:橋本周大(編集部)
──まず、千聖さんとCrack6の両名義でリリースすることになった経緯を教えてください。
千聖:昨年20周年ということでベストアルバムをリリースさせてもらって、“千聖” ソロを久々に復活させました。ベストアルバムのツアーを経て、千聖名義で次の展開が見えてきてて。でも、一方で、2003年から活動を始めていたCrack6は当然止まっていたわけです。ただ、今年ちょうど15周年迎えるCrack6を止めちゃうのもなぁ? と。
──ファンからしたら千聖さんもCrack6の両方を楽しみたいですよね。
千聖:そこで、両方どうにかできないかなと(笑)。でも、実は最初、千聖とCrack6の作品を別々でリリースをする予定だったんです。
──それは同日リリースという形で?
千聖:ほぼ近かったです。流通を変えてみようとか色々と案はあって。ただ、それを進めていくにしたがって、「ファンの人に両方買ってもらうのも負担になるよな」と。
──ファンには良心的な方向転換だと思います。
千聖:そうですね。で、「やっぱり一つにまとめてしまった方が良い」という結論に至り、千聖とCrack6のスプリットシングルになりました。スプリットシングルって最近あんまりないイメージでしょ?
──確かに。以前はかなりリリースされていた記憶があります。ただ、今作は同一人物によるスプリットシングルは新しいスタイルですよね。
千聖:まぁダブルネームでやっている人しかできないですよね(笑)。普通に考えたらやらないんでしょうけど、今回はこういった形はどうかなということで。それで「二面性を表現してみよう」と、2アーティスト、タイトルも2つにしました。なのでアー写も2種類にしてあるんです。
──いつぐらいに決まったのでしょうか?
千聖:今年に入って1〜2月ぐらいかな。(スケジュール帳を見ながら)うん、2月5日に徳間さんと打ち合わせをしていますね(笑)。その時はまだ、千聖とCrack6でリリースを分けていたかもしれないです。
──ちゃんとスケジュール帳に書かれているのですね。
千聖:2日後の7日にも打ち合わせているので、その時あたりにスプリットにしようと決めたかもしれないです。
──その際はCrack6を含め制作に携わっているアーティストの方も参加されていたのですか?
千聖:僕とマネージャー、レコード会社の方だけです。
──次の展開について事前にお話をされたりとかは?
千聖:いつもね、大雑把な流れはだいたい決定してからです。「こうなったので、こうやって、こうします」って告知して。なので、たまに、とんでもないことがあると「えっ? それはどういうこと?」っていう顔を皆さんするんですけど(笑)。
──大変ですね。
千聖:今回は曲数だけでいうと、1アーティストのシングルと変わらないんですが…。あと作業工程もそうですね。ただ、切り替えとか方向性だったりイメージ的なものは大きく違いがあるので、考えなきゃいけませんでした。
──では、2月に内容が決まって、実際に制作をスタートさせたのは?
千聖:僕がなかなか作らなくて(笑)。(再びスケジュール帳を確認しながら)曲出しが15日になっているので…そうだ、10、11日と東京でPENICILLINの結成ライブがあったので、そのあたりで何曲か作って、そこからレコーディングを始めました。
──PENICILLINの活動を含めたら結構な過密スケジュールですね。
千聖:うん何かね、1月にやれば良かったんですけど、疲れちゃったのかな(笑)。まぁ英気を養っていたというか、制作に向けてモチベーションを上げていました。ゴールを見据えながら、何をやった方が良いのかを考えたり。なので結果的に助かりました。
関連する記事
2017/06/20
2017/03/05
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01