素早い音符入力や柔軟な編集機能は快適な作編曲作業を実現
ヤマハミュージックジャパン、楽譜作成ソフト「Dorico 2」をリリース
ヤマハミュージックジャパン、楽譜作成ソフト「Dorico 2」をリリース
2018/06/04
ヤマハミュージックジャパンからSteinberg「Dorico 2」がリリースされた。「Dorico」は、素早い音符入力や柔軟な編集機能など、快適な作編曲作業を実現した楽譜作成ソフトウェア。
今回新たに登場した「Dorico 2 」は、CubaseやNuendo と同じパワフルなビデオエンジンを搭載し、ビデオファイルに同期した楽譜作成を効率的に行なえる。専用のビデオウィンドウで動画を再生し、再生モードではサムネイルを表示。アクション上の重要なポイントではマーカーを加え、スコアの上で表示することも可能。さらに、テンポオートメーションを用いてマーカーと拍を揃えたり、Find Tempo 機能を用いてそれぞれのキューに最適なテンポを見つけ出せるのもポイントだ。
また、再生モードのタイムライン上で、テンポと強弱をグラフィカルに編集できる新しいツールを追加。タイムトラックではテンポを、また各パートのトラックに加わった MIDI コントローラーレーンでは、ダイナミクスをはじめ、様々なMIDI CC データを描け、実際のステージやスタジオでのイメージに、楽譜ソフトウェアの中からより迫ることができる。
その他にも、拍子記号の表示方法を三種類から選択が可能。これまでと同様に個々の譜表への表示に加え、括弧内の組段すべてをまとめて中央に大きな拍子記号を表示する、組段の上に拍子記号を表示することができる。これによりスコア譜を効率化したり、頻繁な拍子変更を伴うパート譜に大きな拍子記号を表すことで、より注意を喚起しやすくなっている。書体はセリフ / サンセリフ、細い書体、または任意のフォントを選べ、サイズや位置も詳細に設定可能。また、スラッシュ表示に対応し、反復記号をクリック&ドラッグで行なえる。
価格は以下の通り(すべて税込価格)。
・Dorico Pro 2 Full Version:¥ 56,808
・Dorico 1からのアップグレード:¥ 10,800
・Dorico Elementsからのアップグレード:¥ 46,440
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