今年で50周年を迎える国内最大の楽器イベント「楽器フェア2018」が東京ビッグサイト西1・2ホールで開催中だ（10月21日まで）。ここでは、ズームのブースの模様をお届けしていこう。

まず目を引いたのが、ブースの中心に展示されていたVRオーディオを手軽に録音できるハンディレコーダー「H3-VR」。

「H3-VR」は、従来の左右方向に加えて、上下、奥行きも含む全方位の音を集音するアンビソニックス方式のVRマイクを搭載したレコーダーで、最大120 dB SPLの耐音圧で、最高24-bit/96 kHzのハイレゾ録音が可能。

360ºの音をまるごと捉えるアンビソニックス録音により、再生時に音像を回転させたり、楽器や人の声など聴きたい音源のある特定方向のサウンドをステレオで鳴らすなど、VRならではのインタラクティブなオーディオ体験を実現するための製品だ。VR映像向けの空間音声（Spatial Audio）として、頭の向きに応じて映像と音声が追従するヘッドトラッキング対応ビデオや、Facebook／YouTubeの360º動画に活用することができる。

また、20chライブミキサー＆レコーダー「LiveTrak™ L-20」や新感覚のリズムマシン「ARQ AR-48」などのデジタル製品をはじめ、マルチエフェクター「G3n / G3Xn」、「G5n」といった、ギター関連の製品も展示。いずれも試奏／試聴が可能になっていた。

なお、デモンストレーションなどイベント情報の詳細は http://musicfair.jp/2018/zoom/をチェック。