箱鳴り感から弦の金属的なプレゼンス感のコントロールまで行なえるEQ

キョーリツコーポレーション、Leqtique「10Band EQ」をリリース!

キョーリツコーポレーション、Leqtique「10Band EQ」をリリース!

2019/01/16


Control : (Left to Right) 31, 63, 125, 250, 500, 1k, 2k, 4k, 8k, 16k(hz) / Level (All ±18dB)

 

キョーリツコーポレーションからLeqtique「10Band EQ」がリリースされた。価格はオープンプライス(市場想定価格:税抜18,333円)。

「10Band EQ」は箱鳴り感を演出(抑制)する31Hzから弦の金属的なプレゼンス感のコントロールと言うべき16kHzまでを調整できる10バンドグラフィックEQだ。

(以下、開発元のコメント)
2012年のWinter NAMMで、Shun Nokina Design Surcustom - Zolo 17Band EQを発表して以来、実に7年の歳月が経ちましたが、その間グラフィックイコライザーの設計や、製品化は自分にとってライフワークとも言えるほど長期的に取り組んで来た題材でした。

SNDSCのZolo 17Band EQ(未発売)をフラッグシップとして、レクティークより普遍的かつフルスペック、10Bandクラス最小サイズのグラフィックイコライザーをリリースすることは近年のアイデアで、今まで培って来たLT1498のオペアンプを利用した超HiFiな原音加工のアイデア、精度の高いGyratorの設計、LTC1144を利用した昇圧構成、SMD/DIP コンポーネンツのハイブリッドなど、今までの全ての設計デザインの集大成というべき音像と構造設計となっています。

ISO Standardによる10Bandの周波数設定は、人間の可聴範囲の上下限となり極めて幅の広い音作りが可能となっています。箱鳴り感を演出(抑制)する31Hzから始まり、弦の金属的なプレゼンス感のコントロールと言うべき16kHzまで、その中にはギター、ベースそれぞれにとって非常に重要な帯域が必要十分に含まれ、そのそれぞれをコンパクトエフェクタークラス最高の±18dBにてブースト/カットが可能です。

 10Band EQをONにする前に、全ての11個のフェーダーコントロールを0%の値(フェーダーの真ん中にクリック感があると思います。ここで固定すると0%となり、それより上げるとブースト方向に逆ではカット方向に指定の周波数域が加工されます。)にして頂き、ONにすることで非常に高い原音再生能力を実感していただけると思います。

同時に極めてローノイズ化してあるため、フェーダーを全て0%にすることでローインピーダンス化する良質なバッファーとなります。そこからまずは、赤色(青色LED)のフェーダーコントロールを左から順に一つづつブースト/カットして頂くことでそれぞれが 聴覚的にどのような周波数域に作用するかすぐにご理解いただけると思います。白色LEDのLevelコントロールはPost-Boost/Cutとなっており、全てのバンドでの設定を終えられた後に、そのどれもに干渉せずに音量をブースト/カット変更できます。

ピンポイントでいくつかのバンドを微調整するようなサウンドシステムの最後の1ピースになることはもちろん、クリーン、歪みの双方に対して音質を決定的に変更するような、過激な周波数設定も可能です。ローミッドをブーストしトレブルを落ち着かせたJazzyなトーンや、のような超過激な歪みエフェクターの後ろにつなぎ大胆にミッドカット、プレゼンスブーストすることでさらに過激なModern Djentのサウンド、ないしはお気に入りのTS系のペダルのミドル域をさらにブーストすることで本来のエフェクターの方向性を延長したり、お気に入りのアンプのセンドリターンにつなぎ、音質をさらにリッチにしたりと10band EQはまさに音を作るという行為において裏技とも言えるような究極的な解決法を提示します。

このエフェクターは10Bandクラス唯一の通常の9Vアダプターや9V電池が使用可能な特徴があり、内部回路で駆動電圧が2倍となる昇圧回路が組み込まれていることで、Gain(Pre-Gain)のようなコントロールがなくても、9~18Vアダプターまで好きな駆動電圧を選択することでどのシチュエーションにも必要十分なヘッドルームにおいてクリーンな歪み感のない、純粋に周波数を加工したサウンドをアウトプットします。これはギターでの使用のみならず、ベースをはじめとした他の電子楽器と抜群のマッチングを示します。

また、Leqtique初の通常ラインアップで4つのカラーバリエーションをご用意いたしました。ヘビーデューティーなイメージのMatte Black(Red or Blue LED)、2012年のプロトタイプからのコンセプトカラーの一つであるCLHD Swirled(Blue LED)、SNDでのイメージが一番強いRED Swirled(Red LED)の中から、ご自身のペダルボードを一番マッチしたデザインを組み込んで頂けますと幸いです。
 

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