総額1,000ユーロ(約12万円)以上のソフトウェアをバンドル

IK Multimedia、プレミアム・オーディオ・インターフェイス「AXE I/O」を発表

IK Multimedia、プレミアム・オーディオ・インターフェイス「AXE I/O」を発表

2019/01/21


IK Multimediaから、ギターのレコーディングに必要な仕様を考え抜いて作られた、2 IN/5 OUT、24-bit/192kHz対応のUSBオーディオインターフェイス「AXE I/O」が発表された。

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特許出願中のZ-TONE™サーキットは、接続されたギター、ピックアップ、欲しいサウンドキャラクターに合わせて、入力インピーダンスを2.2kオーム(BOLD)から1Mオーム(SHARP)の間で、連続的に調整することができる。Z-TONEノブを回すだけで、太いサウンド、シャープで切れ味の良い音など楽曲により求められるギタートーンを探り当てることができるので、録音後にEQで試行錯誤する時間を大幅に節約することが可能だ。

さらに、楽器用プリアンプには、わずかな倍音付加により柔らかく、温かいサウンドを生み出すディスクリートJFETと、完全に透明で、正確なサウンドをを伝えるPUREの、2モードが用意。ともに117 dBのダイナミック・レンジ、3 Hz – 32kHzの周波数特性でのレコーディングが行なえる。他のインターフェースのように20 Hz以下、20 kHz以上がカットオフされることもなく、ディープな低域から可聴域外の高域、瞬間のトランジエント・アタック音まで、楽器のサウンドを余すところなくとらえることができる。

また、AXE I/Oには、パッシブ・ピックアップからの入力を最高のトーンで増幅するPASSIVEと、アクティブ・ピックアップ接続時に不要な回路をバイパスしてより透明な入力を可能にするACTIVEと、2つのモードが用意されているので、使用するギターにより最適な入力を選択可能だ。

AXE I/Oを使用したリアンプは、INPUT 1からZ-TONE™サーキットを通して入力されたクリーン・トーンのギターをそのままレコーディング。そして、AMP OUTからストンプボックス、アンプを接続し、アンプ前に設置したマイクロフォンをバックパネルのINPUT 2に接続することで、レコーディング・モニター時、リアンプ時とも、接続を差し替える必要なく行なえる。AXE I/O Control PanelソフトウェアではAMP OUTのグランド・リフトも選択できるので、アンプ接続時のグランド・ループもクリックひとつで回避することも可能だ。

マイクを使用したレコーディングにおいても、AXE I/Oの透明なクラスAマイクロホン・プリアンプが真価を発揮。超低ノイズフロアを実現した設計により、ダイナミック・レンジは116 dBを誇り、ささやくような繊細なボーカルから大音量のギター・アンプまで、5 Hz - 32 kHz ± 0.5 dB (at 96 kHz) とワイドかつフラットな周波数特性にて収録可能。24-bit、192kHz対応の高品位なAD/DAコンバータ、超低ジッター・クロックの高品位なアシンクロナスUSBオーディオ・インターフェイスとしても、価格を超えた品質を実現。

AXE I/Oには、フロント・パネルの楽器対応入力の他、バック・パネルには標準/XLR端子対応のコンボ入力が2チャンネル分用意。アウトプットはバランス・アウト2チャンネルを含む4アウトとヘッドホンアウトが用意され、Monitorノブにてゼロ・レイテンシーのダイレクト・モニターとDAW経由の音をミックス可能。PRESETノブを使えば、AmpliTubeのプリセットを素早く簡単にスクロール、選択、ロードすることができる。チューナーも搭載されており、テイク間のチューニングも容易。バック・パネルにはコントローラー入力が2つあり、エクスプレッション・ペダルやシングル / ダブル・スイッチを接続してAmpliTubeなどのソフトウェアのリアルタイム・コントロールが可能。MIDI IN/OUT端子も用意されており、iRig Stomp I/O、MIDIフロア・コントローラー、キーボード、音源なども接続できる。

AXE I/Oの登録ユーザーには、Mac/Windows対応のAXE I/O Control Panelソフトウェアが無償で提供。AXE I/O Control PanelのINTERFACE画面では、各インプット、アウトプットのレベル、ミュート、AMP OUTのグランド・リフトなどを、画面上で確認、選択デォリ。CONTROLLER画面では、PRESETノブと2つのコントローラー入力に接続されたペダルのふるまい(ノブの相対/絶対値、スイッチのラッチ/アンラッチなど)、MIDIチャンネル、CC番号、CC最小/最大値などの設定を行なえる。AXE I/Oソフトウェアをインストールするとドライバもインストールされるので、Mac、Windowsとも、接続するだけですぐにCore Audio、ASIO対応インターフェースとして使用できるのもポイントだ。

AXE I/Oには、150機種を超えるギター&ベース・アンプ、キャビネット、ストンプ・エフェクト、マイク・モデルを収録したAmpliTube 4 Deluxe、ヴィンテージ・アウトボードをモデルにしたコンプレッサー、リミッターから人気の統合プロセッサーONEまで含む10種類のT-RackS 5 Singles、音楽制作/パフォーマンス対応DAWのAbleton Live 10 Liteと、総額1,000ユーロ(約12万円)以上に相当するソフトウェア、プラグインがバンドル。買ったその日からすぐにレコーディング、ミックス、マスタリングを楽しめる。

・価格:オープンプライス(税別市場想定価格¥45,000前後)
・国内発売時期:2019年1月末予定

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