Live 10の全ユーザーは無料でアップデートが可能
Ableton、「Live 10.1」のベータ版を一般公開。ユーザー・ウェーブ・テーブル機能と新デバイスを追加
Ableton、「Live 10.1」のベータ版を一般公開。ユーザー・ウェーブ・テーブル機能と新デバイスを追加
2019/02/07
Abletonが「Live」の最新バージョンである “10.1” の近日リリース(日程未定)に先駆けて、ベータ版を一般公開した。
最新バージョンでは、音作りの可能性が拡張する他、楽曲の編集や仕上げの段階でも主要機能に改良が加えられている。なお、「Live 10」の全ユーザーは無料でアップデートが可能だ。
ユーザー・ウェーブ・テーブル機能、オートメーションの新形状、ズーム/スクロールの操作性向上など、アップデート多数
新デバイス「Delay」&「Channel EQ」を追加
なお、現在「Live 10.1」は広範なベータテストを実施しており、ベータ版を使用する場合は、ベータテストグループ(英語のみ)への参加が条件となっている(「Live 10」のライセンスも必要)。
Live 10.1の新機能は以下の通り。
ユーザー・ウェーブ・テーブル:Wavetableのオシレーター部の機能が拡張し、ユーザー自身のウェーブテーブルやあらゆるサンプルをWavetableに取り込むことができる。
• Channel EQ:様々な音声素材に合わせてカーブとゲインレンジを柔軟に変えられるシンプルなEQを搭載。 EQの設定によってフィルターの形状が変化することで、音楽的なサウンドを常に提供。 Liveの全エディションに搭載されている。
• Delay:Simple DelayとPing Pong Delayをひとつのエフェクトデバイス「Delay」として組み合わせ、各種機能を向上。 ピンポン効果の挙動のほか、Jump、Fade-In、Pitchなどの設定がすべてフロントパネルで行なえる。 Liveの全エディションに搭載。
• オートメーションの新機能:オートメーションの形状を選ぶパレットを搭載。ストレッチや傾斜の適用や、数字キーを使った値の入力も可能になる他、セッションビューでクリップのモジュレーション操作にアクセスしやすくなっている。 オートメーションをドローモードで描くときには曲線を検知して、複数のブレークポイントを「C」の形状や「S」の形状につなぎ合わせることが可能。
• ズームとスクロールの操作性向上:詳細ビューと編集画面全体の切り替えを効率的なショートカットキーですばやく行なえる。指先のピンチ操作でズームも可能になる他(対応コンピュータに限る)、アレンジメント・オーバービューの表示サイズも変更できる。
• サイドチェインのフリーズ:サイドチェインを含むトラックのフリーズが可能。
• VST3対応:Live 10.1からVST3プラグインに対応。
• エクスポートでリターン/マスタートラックのエフェクトを適用:リターントラックとマスタートラックのエフェクトを適用して、個別にトラックとグループトラックのエクスポートをすることが可能。
【詳細ページ】
https://www.ableton.com/ja/blog/live-101-user-wavetables-new-devices-and-workflow-upgrades/
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