MODO BASS同様、ヘッド、シェルなどをカスタマイズ可能
IK Multimedia、史上初のフィジカル・モデリング・ドラム音源「MODO DRUM」をリリース!
IK Multimedia、史上初のフィジカル・モデリング・ドラム音源「MODO DRUM」をリリース!
2019/06/20



価格と購入方法(税別)
MODO DRUMのダウンロード版は2019年8月にリリース予定。IK Online Storeおよびbeatcloud.jpでは、本日よりプリオーダー特価にて注文できる。
MODO DRUMプリオーダー特価
- IK Online Store:€299.99
- beatcloud.jpストア:32,991円
$/€99.99以上のIK Multimedia製品登録ユーザーは、Crossgrade版を利用可能。
MODO DRUM Crossgradeプリオーダー特価
- IK Online Store:€199.99*
- beatcloud.jpストア:21,991円
* MODO BASSの登録ユーザーには€50.00の割引が適用され、€149.99にて注文できる。
通常価格(2019年8月リリース後)
- MODO DRUM :€399.99 / beatcloud.jp 43,991円
- MODO DRUM Crossgrade :€299.99 / beatcloud.jp 32,991円
まったく新しい、フィジカル・モデリング・ドラム音源
MODO DRUMは、録音されたサンプルを再生するだけの音源ではない。モーダル・シンセシス・テクノロジーを採用したMODO DRUMでは、物理モデルに基づきリアルタイムにサウンドがシンセシスされる。根幹となる物理モデルは、ガリレオ・ガリレイ、ダンテなどが教授を努めたことで有名なパドヴァ大学(1222年創立)と、ギター・アンプ、ヴィンテージ・アウト・ボードなどのモデリングで技術を蓄積したIK Multimedia(1996年創立)の協業により、11年の歳月をかけて開発。MODO DRUMの開発では、ヘッド、シェル、スティック、ビーターの種別、直径、深さにはじまり、共振、共鳴、左右のスティックが叩く位置、ばらつきの範囲からキックの奏法まで、あらゆる要素とその相互作用が解析、モデリングされている。
10種類のドラム・キットをもとに、無限の選択肢を。
MODO DRUMのMODEL画面では、10種類のドラム・キットを選択できる。1960年代の有名バンドを彷彿とさせるキット、ジャズ向けのキット、メタルのために生まれたかのようなキット、ブビンガ材によるキット、グランジ・ファンにはたまらないキット、ジョン・ボーナムがライブで使ったことで有名なキット、1980年台の多くの名盤で使われたバーチ材シェルのキット、メイプル材シェルによるアメリカのハンド・ビルド・キットなど、見た目からサウンドが想像できそうなキットを選ぶと、それぞれに最適なミックス、ルームも含めたプリセットがロードされる。なお、主要なキット・ピース、シンバル、タンバリン、カウベル、クラップは、GM配列にマッピングされているのもポイントだ。
ヘッド、シェルからスナッピーまで、選択、調整、組み合わせ可能
MODO DRUMは、プリセットのキットをロードしたらそれで終わり、という音源ではない。各キット・ピースを選んでELEMENT画面を開くと、ドラマー、ドラム・テクニシャンが、求めるサウンドに応じてピースを組み、チューニングするように、各エレメントを選択、調整することができる。各エレメントの設定およびエレメントを組み合わせたキットは、プリセットとして保存可能だ。
- ヘッド:種別、ボリューム、チューニング、ダンピング
- シェル:種別、直径、深さ
- アンビエント・マイク:ルーム、オーバーヘッド
- スネアのみ:スナッピー種別、テンション、タム共振、共鳴
- キックのみ:タム共振、スネア共振
シンバル類にはサンプル音源が使われているが、チューニング(サイズ)、ダンピング(サスティン量)を調整できる。
ドラムだけでなく、ドラマーのふるまいまで再現可能
MODO DRUMでは、ドラム・キットだけでなく、それを叩くドラマーのふるまい、持ち込み機材まで設定可能だ。スネア、タムなどの各エレメントにて、左右それぞれのスティックが叩く位置、範囲も指定可能なので、叩く位置のばらつきが大きくリラックスしたプレイ、ほぼ同じ位置を叩く正確なプレイなど、求めるフィールに応じて使い分けることができる。スティックも、左右それぞれにてティアドロップ型(ナイロン/ウッド)、チップレスの選択、ボリュームを設定でき、キックのフットペダルでは、ビーターの材質(フェルト/プラスティック)を選べる他、奏法(ヒール・アップ/ヒール・ダウン)も選択可能。同音連打時に毎回異なるサウンドで演奏するラウンド・ロビンも設定できるので、マシンガンのようなサウンドを避け、人間的なプレイが楽しめる。
部屋鳴りも、ドラム・サウンドの大切な要素
MODO DRUMのROOM画面には、9種類の部屋が用意されている。中規模、大規模のスタジオ、ブース、クラブ、倉庫から教会まで、コンヴォリューションを採用することにより、各キット・ピース、空間が相互に共鳴しあった自然な響きを生み出せる。部屋鳴りの量は、ROOM画面右側のスライダーおよび各エレメントで調整可能でき、ドライなサウンド、自然な空気感を持ったサウンドから、コンプレッサー、ゲートなどのエフェクトと組み合わせたクリエイティブなサウンドまで、レコーディング・スタジオさながらの環境で理想のドラム・サウンドを追求可能だ。
DAWスタイルのミキサー、19種のエフェクトを装備
MODO DRUMのMIXER画面では、DAWのミキサーで各マイクまたは音源のパラアウトを操作する感覚で、ミックスを行うことができる。キック、スネア、タム、ハイハットなど、各エレメントのレベル、パン、ソロ、ミュート、位相反転などを調整するだけでなく、複数のエレメントをまとめてバスに送ったり、4つのインサート、2つのセンドに送ってエフェクトをかけることも可能。
MODO DRUMには、IK Multimediaの定評あるT-RackS、AmpliTube譲りのスタジオ・プロセッサーが19種類(リバーブ、ゲート、コンプレッサー、クリッパー、クラッシャー、ディストーション、フェイザー、コーラス、フランジャーなど)収録されているので、ROOM画面の部屋鳴り音と組み合わせて、MODO DRUM内で求めるサウンドを完成可能だ。
即戦力となる、1,400種類のグルーブも用意
MODO DRUMを、鍵盤、パッドで演奏する楽しさは格別だが、パターンにあわせて曲のスケッチを作りたい時、練習したい時もあるのでは。MODO DRUMには、1,400種類ものグルーブが内蔵されているので、ドラマーとセッションする感覚で使用できる。グルーブはジャンル(ロック、ポップ、ブルーズなど)、長さ(小節数)、拍子で絞り込み、選択可能。各グルーブはMODO BASS内でトリガーするだけでなく、DAWのMIDIトラックにドラッグ&ドロップすれば、自由に編集できる。グルーブには、イントロ、バース、コーラス、フィル、エンディングなどのバリエーションも用意されているので、MIDIトラックに並べるだけでベーシックなドラム・トラックを構築可能だ。
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