エレクトロニック・ミュージックの10年先を見据えて開発!
Native Instruments、MASSIVEの後継バージョン「MASSIVE X」をリリース!
Native Instruments、MASSIVEの後継バージョン「MASSIVE X」をリリース!
2019/06/28


Native Instrumentsから大人気のウェーブテーブルシンセサイザーMASSIVEの後継バージョン、MASSIVE X (マッシブエックス)がリリースされた。価格は¥24,800(NIオンラインショップ)。※MASSIVEのユーザー様は¥18,800でクロスグレード可能。MASSIVE XはKOMPLETE 12、KOMPLETE 12 ULTIMATE、KOMPLETE 12 ULTIMATE Collector’s Editionに収録されている。
MASSIVE Xの特徴
オリジナルのMASSIVEを開発したチームがゼロから設計・開発、MASSIVEのエネルギッシュでパワフルなDNAを継承しつつも、高度なサウンドデザインに対応する自由度の高い操作性を持ち、ダイナミックで有機的なサウンドをシンプルな操作で生み出すことができる新しいウェーブテーブルシンセサイザー。
オリジナルのMASSIVEは、ダブステップやEDMなど新しい音楽ジャンルの発展に貢献し、先進的なデジタルシンセシスを積極的に取り込んだソフトウェアシンセサイザーの代名詞となった。
MASSIVE Xは、最先端のアーキテクチャーが生み出すクリアで美しいサウンドと、自由度の高い操作性を備え、限りない創造性をもたらしてくれる。MASSIVE XはMASSIVEのアップグレード版ではなく、2つの異なるシンセサイザーとして共存。ユーザーはMASSIVE Xをインストールした後も、オリジナルのMASSIVEを使用し続けることが可能だ。
MASSIVE Xの核となる新しいオシレーターセクションには、170のウェーブテーブルとサブモードを含む10種類のモードを備えた2基のオシレーターを搭載。ウェーブテーブルポジション、フィルター、フェーズの3つの主要パラメーターを操作することで、独創的なサウンドやテクスチャーを作ることができる。また、2基のフェーズモジュレーション・オシレーターと1基のAUXモジュレーション入力も備えており、多数のモジュレーションやエフェクトを使用しなくても、多彩なサウンドのバリエーションを作ることができる。
タイプ切り替えが可能なフィルター、ノイズジェネレーター、インサートエフェクト、マスターエフェクトを搭載、それらを活用しさらに独創的なサウンドデザインを行うことができる。MASSIVE Xならではの音楽制作に即戦力となる豊富なプリセットが収録されている。
MASSIVE Xには自由にパッチング可能なオーディオルーティングマトリクスが搭載されている。これによりオシレーターやフィルターといったコンポーネントの入出力を自由に接続することができ、1つコンポーネントから複数のオーディオを同時にルーティングするなど、複雑なシグナルパスをたった数クリックで構築することが可能だ。
MASSIVE Xは多彩なモジュレーションソースを備えています。独創的なLFOやエンベロープを備えた9つのモジュレーションスロット、4つのTrackerモジュレーター、Voice Randomization、さらに8小節までのパターンを自由に書き込み、パラメーターにアサインすることができるPerformerモジュレーターを使用し、ダイナミックで複雑なモジュレーションを容易に作ることができる。
Performerモジュレーターのパターンはキースイッチのように1オクターブ分の鍵盤に割り当てができ、リアルな演奏性とバリエーションを実現。長時間に渡る複雑なサウンドモーフィングを生成、制御でき、ライブパフォーマンスやレコーディングセッションに優れた威力を発揮する。
MASSIVE Xは今後、無償アップデートにより新しいプリセットや拡張機能が追加される予定。
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