演奏者のインスピレーションを即時に表現へとつなげるルーパーの最新機種
ローランド、BOOS「RC-10R」をリリース!(ループ演奏させたフレーズと本格的なリズムを同期させたパフォーマンスが行える)
ローランド、BOOS「RC-10R」をリリース!(ループ演奏させたフレーズと本格的なリズムを同期させたパフォーマンスが行える)
2019/07/11

ローランドからBOSS「RC-10R」がリリースされた。今秋に発売。価格はオープン(予定価格:税別 30,000円前後)。
「RC-10R」は、演奏を重ねて録音・再生を繰り返し、リアルタイムに曲を作りあげながらパフォーマンスが行える「ループ・ステーション」に、リズム機能を融合させた最新モデルだ。従来の「ループ・ステーション」の基本機能を継承しつつ本格的なサウンドのリズムを連動させることで、より表現性豊かなパフォーマンスを実現。
本体には、280以上のグルーブ感あふれるリズムを内蔵し、「イントロ」、「パターン1」、「パターン2」、「エンディング」の4つのセクションで構成する本格的なリズムを装備。「パターン1」と「パターン2」の切り替えは好みのタイミングで行え、パターンが切り替わる時にはフィルインでスムーズにつながる仕様になっている。
また、「RC-10R」は2つのループ・トラックを持ち、演奏を自由に録音・再生することもできる。2つのトラックは、リズムのパターン1、パターン2にそれぞれ連動するので、例えば、パターン1で歌い始め、パターン2でサビに展開していくなど、本格的な構成の曲を表現することも可能だ。つまり、演奏者のインスピレーションを刺激して、アイデアをどんどん曲の形に仕上げていくことができる。
そして、「RC-10R」は演奏性にも優れている。本体の下部左側のスイッチはループ用、右側のスイッチはリズム用に配置され、迷うことなく操作できるほか、2つのサークル・インジケーターは、ループとリズムそれぞれの演奏状況をわかりやすく表示。音量レベルの調整もツマミですぐに行える。
ループ・トラックは、スタジオ・レコーディング機器に匹敵する32bit AD/DA変換、32bit float(浮動小数点処理)の音質を実現。最大6時間のフレーズを本体に録音・保存することができ、リズムの音源は16種類のキットを内蔵。ユーザー・オリジナルのリズム(SMF(※)データ)を、専用のパソコン・ソフトを介して50種類まで本体に追加して活用することができる。
さらに「RC-10R」は、ギターアンプやPAシステムなど、接続する機器の特性に合わせて音質を最適化するトーン・フィルター機能を装備しているので、どのような環境においても優れた音質でパフォーマンスを行うことができる。
※スタンダードMIDIファイルの略。電子楽器の演奏を記録するMIDIデータの代表的なフォーマットです。
・ルーパーを使った演奏にリズムを加えて独創的なパフォーマンスを行いたいミュージシャン
・作曲を行う際に浮かんだフレーズをその場で録音し、アイデアを広げながら曲を完成させたい音楽クリエイター
●ここがポイント
・2つのループ・トラックと本格的なリズムを同期させた表現性豊かなパフォーマンスを実現するルーパーの最新モデル
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