【WINTER NAMM 2020速報】
IK Multimedia、「iLoud MTM」のホワイト・バージョンをリリース!
IK Multimedia、「iLoud MTM」のホワイト・バージョンをリリース!
2020/01/18
MTMのホワイト・バージョン
(製品オフィシャル概要)
iLoud MTMは、40Hzから24kHzまでフラットな周波数特性、100W RMSのパワーを備えた、コンパクトな高解像度のスタジオ・モニターです。正確な音像と再現力を実現する上下左右対称のMTMデザインを採用し、高度なDSP技術によるリニアな位相特性、自動音場補正キャリブレーション機能の組み合わせにより、かつて無いほど透明で、自然なサウンドと、正確な音像を実現し、ミックス時の判断が早く、より良い結果につながるよう設計されています。
2016に発売されたiLoud Micro Monitorは、そのサイズを超えた低音域の再現力と正確なサウンドで、音楽制作初心者、プロのレコーディング/ミックス・エンジニアからハイファイ・オーディオ愛好家まで、幅広い層に驚きを与えると同時に、大きな支持を受けてきました。リニアな位相特性という、数倍の価格帯の製品にも欠けている仕様を備えたiLoud MTMは、リファレンス・モニターの世界に、新たな革命をもたらすことでしょう。
リファレンス・クラスの周波数特性
スタジオ・モニターにとって大切なのは、正確で、色付けのないサウンドを提供し、さまざまなリスナーの再生環境でも伝わるミックス、マスターを仕上げるための判断基準となることです。iLoud MTMは、最先端のDSP技術によりスピーカーの動作を完全にコントロールすることで、40Hzから24kHzまでフラットな周波数特性という、アナログ設計では困難な仕様を実現しています。倍サイズのスピーカーに匹敵するディープな低音、明瞭でバランスのとれた中低音域から自然で精細な高音域まで、かつてないほどリニアな特性により、あらゆるジャンルの音楽に対応するリファレンスを提供します。
高度なDSP技術によるリニアな位相特性
現在販売されているスタジオ・モニターのほとんどには、非常に高価な機種でさえ、位相の歪みが存在しています。それは、従来の位相ずれを引き起こすクロスオーバー、ドライバーとエンクロージャーの設計に起因しています。その結果、ステレオ音像、トランジエントはぼやけ、精細さを欠けたものになります。
iLoud MTMは、IK Multimediaの20年以上にわたる研究開発に基づくDSPデザイン、注意深く設計されたクロスオーバー、ウーファー/ツイーター間のタイムアライメントにより、ミックス判断に必要な全帯域にわたって歪みの無い、リニアな位相特性を実現しました。その結果は、信じられないほどリアルで、自然なサウンドに結実しています。
楽器からダイアログまで、目の前で発音されているような生々しさで各トラックのディティールが聴こえるので、もともと存在しない問題を解決しようとEQで試行錯誤するといった、従来のスタジオ・モニターでありがちな時間の浪費を避けることができます。iLoud MTMの数倍する価格帯のスピーカーでも実現していなかったリニアな位相特性は、一度体験すると、元には戻れなくなることでしょう。
倍サイズのスピーカーに匹敵する、低域再生能力
iLoud Micro Monitorにて「3インチのスピーカーで、こんな低音が鳴るとは信じられない」と、世界を驚かせたIK Multimedia。 40Hz - 24kHzとさらに広い帯域をカバーしたiLoud MTMの低音域は、どんな音楽ジャンルでも余裕をもって対応できます。
iLoud MTMの開発では、新たに特許出願中のPhysical Response Linearisation(PRL™;物理反響線形化)技術にて、エンクロージャーのデザイン、構造、素材選定から、実機の電気機会測定、システム性能のリアルタイム修正まで可能となりました。その結果実現したのは、倍サイズのスピーカーに匹敵するほどディープでありながら、だぶつかず、しっかりと、バランスのとれた低域再生能力です。
上下左右対称のMTMデザインによる、正確な音像と再現力
iLoud MTMは、3.5インチ高性能ウーファーとバック・チャンバー実装の1インチ・ツイーターを上下左右対称に配置したMTM(ミッドウーファー + ツイーター + ミッドウーファー)デザインを採用しています。その結果得ることができるのは、ウーファー、ツイーター再生音が分離せず、一点から鳴っているように聴こえる体験です。各周波数帯が異なるタイミングで耳に届くといった問題も無いので、長時間のミックスでも疲れることがありません。
iLoud MTMはスピーカーから発せられる音の広がり方も最適になるようにデザインされているので、床、デスク、天井の反射を低減し、近距離でも正確なモニタリングが可能となっています。MTMデザインの利点は、その優れた音像再現力にとどまりません。他のシステムの30%から50%ほど小さいサイズで、最大出力音圧(@ 1m)103dBと大音量の再生が可能なので、小さなスペースでも容易に設置できます。
ARC™音場補正システムを内蔵
今日の音楽制作は、完璧な音響設計をなされたスタジオで行われるとはかぎりません。プライベート・スタジオでも、ベッドルームでも、信頼できるモニター環境を実現するため、iLoud MTMには、IK Multimediaの定評あるARC™技術による自動音場補正システムが内蔵されています。同梱の音場測定マイクをiLoud MTMのARC MIC INに接続し、リスニング・ポジションに設置したら、あとはCAL/PRESETボタンを長押しするだけです。自動キャリブレーションの結果に基づき、フラットな特性になるように補正をするだけでなく、好みに応じて低域レンジ拡張したり、低音域、高音域の音量を手動で調整することもできます。
角度調整スタンドで、最適な聴取角度を実現
iLoud MTMに付属のスタンドは、設置面からのアイソレーターとして機能するだけでなく、聴取角度を調整可能です。市場にはほんの少しの傾きで聴取角度を調整可能とするモニター・スピーカーも多く存在しますが、iLoud MTMは0度から20度まで角度をつけられるので、デスクトップなど近距離での設置でも最適な角度で聴取可能となります。あわせてiLoud MTMには、横置き用のゴム製設置台が用意されている他、底面にはマイク・スタンド設置用のネジ穴もあるので、ライブ演奏時など様々な環境でお使いいただけます。
関連する記事
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01