2月8日、東京・神田明神ホール

メリー、中央線シリーズ完結。5人体制最後のツアー開催を発表!

メリー、中央線シリーズ完結。5人体制最後のツアー開催を発表!

2020/02/09


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写真:中村卓

 

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2月8日、メリーが東京・神田明神ホールにて〈メリー東京圏沿線 GIG #2 ドリームキラー ~中央線編~〉のツアーファイナルを迎えた。昨年10月から中央線沿線の各会場で濃厚な熱気を生んできた本ツアーは、年明けから後半に突入。この最終夜はスリリングな映像を伴った「sheeple」で雰囲気たっぷりに幕を開け、「finale」や「ジャパニーズモダニスト」で畳みかけると、メリーならではの愁いを含んだ攻撃性がさっそく場内に広がっていった。

この日はガラ(Vo)、結生(G)、健一(G)、テツ(B)、ネロ(Dr)の放つ熱い音に加え、セットリストの半数に及ぶ楽曲でヴァイオリンとチェロを迎えた特別編成。中央線編の前半でも見られたこの趣向では、メリーの激しい演奏と優美なストリングスの音色が溶け合い、素敵な瞬間をいくつも生んでいた。たとえば、「妄想rendez-vous」「傘と雨」「Kamome Kamome」などで施されたアレンジは、元の楽曲にひときわ豊かな彩りをもたらしていたように思う。

さらに興味深かったのは、中央線編の後半でお馴染みとなった、結生が鍵盤を弾く場面だ。ストリングスも交えた甘酸っぱい心地よさの「林檎と嘘」や美しく気だるい「薔薇と片隅のブルース」には特筆すべきものがあった。

「不均衡キネマ」が盛大に炸裂すると、本編はいよいよ終盤へ。「犬型真性MASOCHIST」などのアグレッシヴで猥雑な楽曲の数々を繰り出し、「Midnight Shangrila」をきらびやかに轟かすと、5人はステージを後にした。

アンコールでは、アコースティック・ギターを抱えたガラが結生の奏でる鍵盤に支えられて「匿名希望」の弾き語りを披露。その直後、メリーの5人にストリングスを加えた「さよなら雨(レイン)」が奏でられた場面は、メロディーと情感がホールの隅々まで沁み込んでいくような美しさだった。

ラストナンバーの「最後の晩餐」が響き渡り、フロアが余韻に包まれる頃、開演からあっという間に約2時間が経過していた。ステージの去り際に、ガラが「ライヴでしか伝えられないと思うんで、一歩一歩、後悔なくやりたいと思います」と観客に向かって深々と頭を下げていた姿が印象的だった。

2020年5月をもって健一が脱退する旨を発表したメリーは、3月から5月にかけて、〈メリー「5 Sheep Last Tour」〉と銘打った5人体制でのラストツアーを開催する。3月21日赤羽ReNY alpha公演を皮切りに全国を巡り、5月16日なかのZEROホールにてファイナルを迎えるこのツアー、ひとつでも多くの瞬間を目に焼き付けたいものである。

(文:志村つくね/写真:中村卓)

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