ポッドキャストの配信はこれ1台でOK【連載企画:第2回目】
ALDIOUS、ズーム「PodTrak P8」を使ってPodcastを始める!(複数人での配信も超簡単! マイク、スタンド、ヘッドホンがセットになった別売の「ZDM-1PMP」もオススメ)
ALDIOUS、ズーム「PodTrak P8」を使ってPodcastを始める!(複数人での配信も超簡単! マイク、スタンド、ヘッドホンがセットになった別売の「ZDM-1PMP」もオススメ)
2020/12/18
——先ほど「PodTrak P8」でポッドキャストの番組を収録していただきましたが、いかがでしたか?
Marina:私、こういう機材がそんなに得意というわけではないんですが、そんな私でも簡単だと思いました。ホントに、接続してボリュームを上げて、みたいな感覚でできました。
Yoshi:「PodTrak P8」はMTRぐらいの手軽さがありますよね。PCで録音するとなると、オーディオインターフェイスにマイクを接続して、そこからPCにUSB接続して、環境設定を開いてデバイスの設定をしつつアプリを起動してとか大変じゃないですか。それが「PodTrak P8」だと、ほぼマイクを接続するだけで簡潔できる。これなら、あまり機材を触ったことがない人でもできると思うし、使ってみたらホントに配信とかに興味が湧いてきて、すごく欲しいなって思いました。
▲R!N
R!N:実は私は配信を10年ぐらいやってるんですね。なので家には配信用の機材が揃ってるんですが、配信する時ってマイクやその他にもBGMだったり効果音だったり色々と必要になるんです。そうなると、他にも機材が必要になったりして。ところが、「PodTrak P8」があれば、最大6チャンネル入力できて、スマホとBluetooth接続すればゲストに電話出演もしてもらえるし、BGMも同時に鳴らせるし、1台ですべてが完結してくれる。めちゃくちゃ魅力的ですよね。今、コロナ禍の状況で配信も流行ってますし、これを活用すれば、すごくおもしろいことがいっぱい生まれるんじゃないかなって思いました。
Yoshi:このマイク(ZDM-1)を使ったからなのか、音がすごくよかった。
R!N:私、配信ではヘッドセットマイクみたいなものを使った経験もあるし、最近はいいコンデンサーマイクを使ってるんですけど、「ZDM-1PMP」のマイクはダイナミックマイクの本気を感じるぐらい音質もナチュラルでハッキリ聞こえました。すごくいいなと思います。
Yoshi:あと、このマイクのスタンドがいいですね~。
Marina:これ、軽いよね?
Yoshi:私が自宅で使ってるのは、すごく重量があるやつなんですよ。
R!N:持ち運びしやすいし軽いしで、このスタンドだけでも欲しい(笑)。
Yoshi:ヘッドホンもいいんですね。軽いし、ケーブルが取り外しできるのが便利。
Marina:そうそう、それが、めっちゃいいよね~。
▲番組収録時に使用した「ZDM-1PMP」は、ダイナミックマイク「ZDM-1」、密閉型モニターヘッドホン「ZHP-1」、卓上マイクスタンド、ウィンドスクリーン、XLRマイクケーブルがセットとなったポッドキャスト収録に最適なパッケージ。マイクとスタンド、ヘッドホンのセットアップもこれさえあれば簡単だ
Marina:大丈夫です(笑)。だって、自分のマイクの調節、ヘッドホンの調節が、この1台で手軽にできるんですよ! それこそ、この1台をみんなで囲って自分のフェーダーだけを調整すればいいだけじゃないですか。これなら私みたいな初心者の方でも、大丈夫。“ちょっと手を出してみようかな?”という気になれますよね。今、持って帰っても、すぐにできます!
▲「PodTrak P8」のヘッドホン・アウトは6個装備されており、差し込み口と各ヘッドフォンの音量レベルの調整ツマミが共通の色になっている。また、マイクの入力レベルを調整するフェーダーも各ヘッドホンと共通の色になっている
——「PodTrak P8」には、リミッター、コンプレッサー、ディエッサー、ローカットなども入っているんですよ。
Yoshi:だから急に大きな声を出したりしても音割れしなかったんですね。
R!N:こういったエフェクターもタッチパネルで操作できるし、わかりやすいですね。
Yoshi:目で見てわかるからいいんです。マイクのマークを押したら、マイクの設定に入れるとか(笑)。
Marina:たしかに(笑)。親切!
R!N:画面があるとないだけでも、ぜんぜん違いますからね。
Yoshi:エフェクト系も多過ぎず、シンプルでわかりやすいですね。
R!N:私、家ではコンデンサーマイクを使ってるんですけど、その切り替えスイッチもわかりやすいですよね。右か左か、というだけで(笑)。
Yoshi:これが、オーディオインターフェイスだと、切り替えるにもわかりにくい機種があるじゃないですか。これなら、目で見てわかる。
▲「PodTrak P8」では、収録する声の突発的なクリップを防ぐリミッターやトーンの補正、ノイズを事前に防ぐディエッサーなどを装備。また、接続するマイク(ダイナミックマイクとコンデンサーマイク)に応じてインプットの切り替えもスイッチひとつで行なうことができる
——「PodTrak P8」には9個のサウンドパッドも搭載されています。こちらに関してはどうでしたか?
Yoshi:デフォルトで拍手だったり笑い声、“ファン、ファン、ファン、ファ~ン”という残念な時に鳴らすような音だったり(笑)、ジングルと呼ばれる効果音が入っているんですね。
R!N:これは、めっちゃありがたいですよ。私は、別で音源だったりスイッチャーだったりを購入しましたから。それが音だけのボタンで搭載してくれていると、リアルタイムで対応しやすいんです。
Yoshi:それと、これ、細かいエディットの操作が画面のタッチパネルになっていて、いいよね?
Marina:すごくわかりやすいよね。
◉Blutoothによるゲストの番組参加
——これまで配信歴10年のR!Nさんからみて、その他に気になった点は何かありますか?
R!N:電池だけでも駆動するってすごくないですか?
Marina:えっ!? 電池で!? それなら場所も選ばないよね? 屋外でもいける?
R!N:山奥でも大丈夫(笑)。お値段的にも良心的だと思うし、初心者にも使いやすいというのは、ホントにいいなと思います。あとは、Bluetoothですね~。
Yoshi:それが、すごく便利。電話で実験したんだけど、すごくクリアに聞こえるんですよ。なんか、その場にいるぐらいの感覚でキレイに入ってくれる。今回は3人で実験しましたけど、ふつうにグループ通話とかすれば、一緒の場所にいなくてもメンバー全員でいけるんじゃないですかね。あと、スマホに入ってる曲も流せました。
▲Marina
Marina:そうです、そうです。私のアメリカの友達も、一般の人なんですが今でもポッドキャストをよくやってます。それに、以前、イギリスのメディアからインタビューを受けたんですが、それもポッドキャスト配信でした。当時は、日本にいると馴染みがなかったんですけど、あとあと聞いてみると、かなりそのインタビューが聞かれていたらしく、やはり海外だとポッドキャストの需要が多いんだなって思いました。
Yoshi:動画配信と違って、音声だけなので、そんなに構えなくてもいいというのはうれしいよね。たとえば、家で動画配信するとなると、メイクももちろんだけど、部屋を片付けるところから始めないといけないじゃないですか(笑)。
Marina:それそれ(笑)。前に、インスタでR!Nちゃんとコラボした時に、R!Nちゃんはフルメイクしていて私がスッピンでね(笑)。R!Nちゃんは、ちゃんと顔が映ってるのに、私はずっと違うところを映しながら声だけ聴こえるという(笑)。その時、声だけだったらいいのにな~って感じてました。
R!N:だんだん声だけの配信も浸透してきてるイメージはありますよね。YouTubeとかインスタだと動画ありきですけど、音声をメインとした配信の需要も出てきてると思うんです。動画配信って、それを観ながら何かをするのが難しいけど、音声配信なら聴きながら作業もできるし、いいと思うんですよ。在宅ワークも増えたしね。
Yoshi:私は、完全にそっち派。動画って、ずっと観てないといけないでしょ。“どこにオチが来るんだろう”ってなるし。
R!N:それ、関西人だけ(笑)!
▲Yoshi
Yoshi:たとえば、情報とか調べ物があった時に、YouTubeとかだと、ずっと観てないといけないじゃないですか。それが音声だったら流しっぱにしておけばいいし、移動中にも聞けます。私は、ツアーで車を運転しているから、そういう時にもポッドキャストはちょうどいいですよね。ラジオとかポッドキャストって無駄な空間がないんですよ。私、関西人でせっかちなので、そっち派ですね(笑)。ラジオだとリアルタイムじゃないと聞けないけど、ポッドキャストならいつでも好きな時に聞けるわけで、もっと広まってくれたらいいなと思います。
Marina:そういう時代が、徐々に来てるんですよね~。そんな時代に、「PodTrak P8」は最高だと思います。難しいことがわからなくても手軽に始められるというのは、かなりありがたいです。
R!N:配信とかポッドキャストというジャンルにおいては、革命を起こしていくんじゃないかなと思います。すぐ欲しいし、持って帰りたいです(笑)。
Yoshi:録音だけに特化してるMTRとかもあるけど、そういう機種って、いろいろできてしまうからこそ、けっこうややこしいんですよね。それに比べると「PodTrak P8」は適度にシンプルにしてくれてるので、断然使いやすいです。
◉今回の企画で収録した番組はこちらで聞くことができます!
今回の企画で収録したALDIOUSの番組は、Apple Podcastやspotify、ポッドキャスト配信サービス「Anchor」などで視聴することができます。今すぐに番組を聞きたい人はこちら(https://anchor.fm/aldious)
◎2008年にYoshi(g)を中心に結成されたガールズ・ヘヴィ・メタル・バンド。2010年7月にシングル『Defended Desire』でリリースし、同年10月に発表したファースト・アルバム『Deep Exceed』はオリコン・インディーズ・アルバム週間ランキング1位を達成。これまでに、6枚のアルバムと1枚のEP、2枚のミニ・アルバムをリリースしている。2015年にMarina(ds)、2019年にR!N(vo)が加入し現体制となる。2020年3月には、リレコーディング・ベスト・アルバム『Evoke 2010-2020』をリリースし、9月にはリレコーディング・ベスト・アルバム第2弾『EvokeⅡ 2010-2020』をリリース。さらに、10月には、オフィシャル・ウェブサイト限定盤として、8月に開催されたAldious初の無観客ライヴ配信「Aldious Debut 10th Anniversary No Audience Live 2020」の映像をDVD&ライヴCDとして発表。こちらは、当日、放送時間の都合でカットされた楽曲も含む全23曲を収録している。
https://aldious.net
▲左より、Marina(ds)、トキ(g)、R!N(vo)、サワ(b)、Yoshi(g)
『Aldious Debut 10th Anniversary No Audience Live 2020』
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