フィルター、プログラミングの幅、プレイアビリティ、接続性など、すべてが進化したパラフォニック・デュアルフィルター・アナログ・シンセサイザー

IK Multimedia、「UNO Synth Pro」と「UNO Synth Pro Desktop」を発表!

IK Multimedia、「UNO Synth Pro」と「UNO Synth Pro Desktop」を発表!

2021/01/14

IK Multimedia、「UNO Synth Pro」と「UNO Synth Pro Desktop」
IK Multimediaはフィルター、プログラミングの幅、プレイアビリティ、接続性など、すべてが進化したパラフォニック・デュアルフィルター・アナログ・シンセサイザー「UNO Synth Pro」と「UNO Synth Pro Desktop」を発表した。

価格と発売時期
UNO Synth Pro:オープンプライス(税別市場想定価格84,800円前後)
UNO Synth Pro Desktop:オープンプライス(税別市場想定価格51,800円前後)
発売予定日:2021年第1四半期
全国のIK Multimedia正規販売代理店にて予約可能

(製品オフィシャル概要)
UNO Synth Pro、UNO Synth Pro Desktopは、IK Multimediaと同郷イタリアのシンセサイザー・メーカーSoundmachinesとのコラボレーションにより開発された新しいアナログ・シンセサイザーです。2018年に発売されたモノフォニック・シンセサイザーUNO Synthをベースに、オシレーター、フィルター、シーケンサー、エフェクト、プリセット、接続性、プログラミング性の向上など、ほぼすべてのセクションが拡張されています。UNO Synth Proには、頑丈なメタル・シャーシに37鍵のFatar製シンセ・アクション・フルサイズ鍵盤を搭載したUNO Synth Pro、どこにでも持ち運べる、ポータブルなUNO Synth Pro Desktopの2種類が用意されています。

UNO Synth Proは、ユニークなデュアルフィルター、3オシレーター・パラフォニック・デザインにより、あらゆるシンセ・サウンドを作成することができます。256のプリセット、64ステップ・シーケンサー、CV/Gate端子、フィルター処理も可能なオーディオ・インプットを装備し、アナログ・シンセサイザーならではの演奏、音楽制作、音響操作が行える、理想的なクリエイション・ステーションとなるようデザインされています。

スケールの大きな、本物のアナログ・サウンド
UNO Synth Proの心臓部には、パルス幅変調、連続的な波形モーフィングが可能なアナログ・オシレーターが、3機搭載されています。オシレーターをハードシンクすることで複雑な倍音を鳴らす。FM(周波数変調)にてベルのようなサウンド、インダストリアルな激しいトーンを生み出す。ノイズ・ジェネレイターを使ってパーカッシブなサウンドを作る。リング・モジュレーションを使って揺れのあるSFサウンドを操作する。ベース、リード、アルペジオといった定番の演奏から、たった1音でも存在感あふれるテーマとして成立するサウンド・デザインまで、本物のアナログ・シンセサイザーならではのサウンドを存分に楽しむことができます。

24種類のモードを備えたデュアル・フィルター設計
UNO Synth Proでは、オリジナルUNO Synthの2ポールOTAマルチモード・フィルターに加え、セルフ・オシレーション機能を備えたSSI製2/4ポール・ローパス・フィルターを新たに追加しました。デュアル・フィルターは直列、並列接続可能で、位相反転もできます。高度な接続も簡単に使えるよう、配列は合計24のフィルター・モードから選べるようになっています。このユニークなデザインにより、クラシックなビンテージ・サウンドの再現から、まったく新しい実験的なサウンドまで、無限の音色の可能性を提供します。

柔軟に使えるエンベロープとLFO
UNO Synth Proには、2つのADSRエンベロープが搭載されています。1つはフィルター用、もう1つはアンプリチュード用です。両方ともソースとして使用可能で、オシレーターのピッチ、ウェーブシェイプから、LFOのスピード、他のエンベロープ・ステージまで、あらゆるものをモジュレーションすることができます。2つのLFOを使えば、クラシックなシンセのビブラート、ワウ、トレモロ効果を生むだけでなく、オーディオ・レンジFMを含む複雑なモジュレーションを行うことができます。

複雑になりがちなルーティングも、16スロットのモジュレーション・マトリックスにより簡単に行えます。ユーザーは、MIDIコントローラを含む内部ソース、外部ソースの両方を使用して、洗練されたモジュレーション・スキームをすばやく簡単にデザインすることができます。

ディープな内蔵エフェクト
UNO Synth Proには4つのエフェクト・ブロックが搭載されています。オリジナルUNO Synthのアナログ・オーバードライブ回路に加え、モジュレーション、ディレイ、リバーブと、3つのデジタル・エフェクトが加わりました。外部入力信号は、フィルター、エフェクトにルーティングすることも可能で、あらゆるオーディオ素材を処理することができます。

イタリア製の鍵盤とコントロール・セクション
UNO Synth Proのキーボードには、イタリアFatar社製の37鍵のプレミアム・シンセ・アクション・フルサイズ鍵盤が採用されました。UNO Synth Pro Desktopでは、オリジナルUNO Synthの耐久性の高い静電容量感知キーを強化したバージョンが使われると同時に、ピッチとモジュレーション・ストリップを搭載して表現力が高まりました。キーボード版、デスクトップ版ともコントロール・セクションにはしっかりとした感触のラバー・パッドを採用し、LEDバックライト・インジケーター、操作中の情報を表示するLEDディスプレイを搭載しているので、ステージでのライブ、スタジオでのディープなプログラミング・セッションでも、これまで以上に使いやすくなっています。

パワフルなプリセット、シーケンサー、アルペジエーター
UNO Synth Proにはユーザー・エディット可能な256のプリセットが用意されており、オシレーターからエフェクトまでサウンド・エンジン全体の状態を記録することができます。内蔵の64ステップ・シーケンサーは、ステップ、リアルタイム・レコーディングの両方に対応し、80以上のパラメーターをオートメーション記録することで、時間ともとに変化する高度なサウンドスケープを作成することができます。CV、Gate情報さえもオートメーション可能です。

バランス出力、CV/Gateを含む豊富な接続端子
UNO Synth Proには、バランス・ステレオ出力とヘッドフォン出力が装備され、ステージでも、スタジオでも、ノイズの心配をせずに最高の音質で接続可能です。MIDI入出力はUSBと5ピンDINの両方に対応し、他のシンセサイザー、Mac/PC、モバイル・デバイスとの統合も簡単です。アサイン可能なCV/Gate端子も各2個あり、Eurorackなど他のモジュラー・システムとの相互接続も楽に行うことができます。

外部オーディオ入力は、ミキサーを使わずに複数台をデイジーチェーン接続するパススルーだけでなく、フィルター、エフェクトの前段に接続することもできるので、よりクリエイティブな応用が可能となりました。

 

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