AI 処理が叶える人間的なタッチ

スタインバーグ、「SpectraLayers 8」をリリース!(オーディオファイルを周波数と時間の軸に沿って直接編集できるオーディオエディターの新バージョンが登場)

スタインバーグ、「SpectraLayers 8」をリリース!(オーディオファイルを周波数と時間の軸に沿って直接編集できるオーディオエディターの新バージョンが登場)

2021/06/24

「SpectraLayers 8」

 

スタインバーグからオーディオファイルを周波数と時間の軸に沿って直接編集できるオーディオエディター「SpectraLayers 8」がリリースされた。

SpectraLayers Pro 8
スタインバーグオンラインストア価格:¥26,400(通常:¥33,000)

SpectraLayers Elements 8
スタインバーグオンラインストア価格:¥7,040(通常:¥8,800)

(製品オフィシャル概要)
SpectraLayers は音のスペクトラルデータを高度にビジュアル化し、オーディオファイルを周波数と時間の軸に沿って直接編集できる、それまでの概念を変えたオーディオエディターです。長年の蓄積による比類なき選択機能、そして AI 技術に基づくオーディオ摘出や修復処理により、リペアやレストレーションから自由なサウンドデザインまで、オーディオを自在に磨き上げることが可能です。


 

新機能

AI 処理が叶える人間的なタッチ
SpectraLayers 8 は処理、ツール、そしてワークフローすべてにおいて進化しました。AI 駆動による処理を推し進め、レイヤーをまたいだ音漏れ軽減など、数々の新機能を提供します。ワークフロー面では ARA 2 統合の強化により、DAW プロジェクトのタイムライン上で可能な処理をさらに拡大。大切なオーディオの救出任務や、高度なサウンドデザインの追求など、あらゆる作業をより素早く詳細に実行できる、Ver. 8 の強力で実用的な機能をお確かめください。
 

よりスマートな AI
対応:Pro • Elements

アプリケーション全体にわたって AI テクノロジーを推し進めた SpectraLayers 8 は、複数のレイヤーをまたいだ De-Bleed(音漏れ除去)処理、Reverb Redution(リバーブ除去)での AI 処理、そして Voice Denoiser での AI 処理を可能にしました。この他にも、全く新しい処理や既存の自動化コードの改良、従来型機能への AI 実装による著しい強化など、大きく進化しています。
 

アンビエンスマッチング
対応:Pro


スペクトラルグラフ上の任意の範囲をルーム音や背景音テクスチャーとして登録し、あなたのプロジェクト上の別の箇所に適用。ARA モードで Cubase / Nuendo タイムラインで動作させれば、スムーズなポスト作業が行えます。
 

EQ マッチング
対応:Pro • Elements


スペクトラルグラフの任意の箇所を 0EQ プロファイルとして登録し、レイヤーをまたいで適用することで音響特性を揃えることができます。この調整可能なアルゴリズムは、トラッキングやマスタリングはもちろん、ポストプロダクションにも役立ちます。
 

De-Bleed 処理
対応:Pro


ドラムトラックなど楽器トラックの抜き出しの際の音漏れを、AI ならではの正確さで除去します。この新しいアルゴリズムはその上、たとえばきれいに抜き出したトラックレイヤーを参照して他レイヤーの選択の基準にするなど、他の用途にも活用可能です。
 

AI アシストのリバーブリダクション処理
対応:Pro


SpectraLayers Pro 3 で初めて搭載された Reverb Reduction が AI 処理となりました。部屋の反響の特定や減衰を、これまでになくクリーンに、スマートに、そしてより効果的に処理できます。
 
改良されたツール

Voice Denoiser の改良

対応:Pro

ロケや街頭インタビューなどの整音に最適なこの機能は、人間の声を認識し隔離します。SpectraLayers Pro 8 では2つの AI アルゴリズムを搭載し、会話から歌唱までカバーします。

ARA 2 統合の強化
対応:Pro • Elements


SpectraLayers 7 と Cubase Pro 11 の ARA2 統合ではレイヤーから DAW タイムラインへ直接ドラッグ&ドロップするという機能を搭載しました。SpectraLayers 8 ではさらにこの機能を進め、DAW プロジェクト上で複数の独立した SpectraLayers プロジェクトを配置することも可能になっています。

パターンファインダー
対応:Pro


目的の音を選択し検索をかけると、自動的に類似した音をスペクトラム上で発見し選択する機能。新バージョンでは、複数の複雑な選択範囲をプロジェクト上で保存 / 読み込みできるようになりました。

クリップリペアの改良
対応:Pro


洗練された AI 実装により、ユーザー指定できるピークシェイピング機能と共に、聴覚上でこれまで以上にはっきりした効果を得られるようになりました。

自動倍音選択
対応:Pro


既存のハーモニクス選択ツールに加えて、単一の周波数選択に基づいて自動的に倍音を選択できるようになりました。基音の選択調整および倍音の数も自在に調整できます。

 

イレーサーとアンプツールの改良
対応:Pro • Elements


アンプツールとイレーサーツールの上下境界部分での操作について、新バージョンでは用途に応じて操作できる音量変化を制限し、不意な編集操作により、音の不自然な穴や突出を防げるようになりました。


ピッチシフトツールの改良
対応:Pro • Elements


ピッチシフトを半音のパーセントでスケールし、音楽コンテンツの編集をより早く正確に行えるようになりました。


選択範囲のダイナミックプレビュー
対応:Pro • Elements


スペクトラルグラフで選択した範囲のプレビューを自在に。フェードなど範囲の属性をカスタマイズし、範囲選択の処理中であっても設定することが可能です。リアルタイムのオーディオフィードバックを得ることで、スペクトラルグラフ上での範囲選択を、より精査することができます。


SLP8 プロジェクトを使って複数の選択範囲を保存
対応:Pro • Elements


SpectraLayers Pro 8 では、プロジェクト内に複数の選択範囲を保存できるようになりました。また柔軟なマージオプションを使って、複数の選択範囲を連続的に呼び出すことも可能です。複雑な選択範囲の保存や読み込み機能は、Select Similar 機能で特に利便性を向上します。


チャンネル間のコピー/ペースト
対応:Pro • Elements


一つのチャンネルからコピーし他のチャンネルにペースト。この機能は修復/整音とサウンドデザインの両方で有効です。片方のチャンネルの要素を使ってもう片方を修復したり、ステレオ音像上のイベントを用いてあなた独自の音場を作り上げることも可能です。

384 kHz 対応
対応:Pro


SpectraLayers Pro 8 は最大サンプリングレート 384 kHz に対応し、Steinberg AXR4 などハイエンドのオーディオインターフェースとの組み合わせでさらに高音質な編集を可能にします。

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