IK Multimediaは、リニアフェイズ・スタジオ・モニター iLoud Precision 対応のコントロール・アプリケーション、X-MONITORをリリースした。iLoud PrecisionをMac、Windows機にUSB接続して、X-MONITORを起動するだけで、iLoud Precisionの拡張機能にアクセス可能となる。

（製品オフィシャル概要）

価格と入手方法
X-MONITORソフトウェアは、iLoud Precision登録ユーザーに、IK Product ManagerおよびIK Multimedia ユーザー・エリアにて無償でダウンロード提供されています。

iLoud Precisionは、全国のIK Multimedia正規販売代理店にてご注文いただけます。

iLoud Precision 5：オープンプライス（市場想定価格 ¥143,550前後）
iLoud Precision 6：オープンプライス（市場想定価格¥159,500前後）
iLoud Precision MTM：オープンプライス（市場想定価格¥191,400前後）
iLoud Precision Controller：オープンプライス（市場想定価格¥11,110前後）

発売記念特典：iLoud Micro Monitor、iLoud MTMの登録ユーザーは、IK Multimedia正規販売代理店にてiLoud Precisionシリーズのペア購入時、ユーザー・エリア登録製品ページを提示することで、特別な割引が提供されます。

X-MONITORはiLoud Precisionの所有者に無償で提供され、必須の機能の数々を提供します。ARCキャリブレーションやカスタム・ユーザー設定の保存の支援から、スピーカーのエミュレーションや異なる環境でのパフォーマンスの最適化に不可欠なツールの提供まで、X-MONITORは、ゲームの向上を目指すミックス・エンジニアやスタジオにとって画期的な存在です。

X-MONITORは、iLoud Precisionの登録ユーザーに無料で提供されます。ARCキャリブレーションの視覚的な確認、補正前、補正後の調整、厳密なリニアフェイズ、スウィート・スポットを広げたモード、定番スピーカーのエミュレーションなど各種ボイスの切り替え、設定全体の保存、読み込みを、背面パネルに手をのばすことなく操作可能になるので、iLoud Precisionの使い勝手が大幅に向上します。

視覚的に確認しながら、キャリブレーションを
iLoud PrecisionはARCキャリブレーション機能を内蔵しており、付属のMEMS測定用マイクロホンと、本体背面のCALボタンだけでもキャリブレーション可能ですが、X-MONITORを使えば、キャリブレーションの各ステップ、測定結果と補正後カーブを視覚的に確認できるので、より確実に、キャリブレーションを実行可能です。測定、補正結果を保存すれば、複数の部屋に持ち込んで作業する場合でも、各部屋の設定を呼び出し可能です。

レスポンスカーブを、カスタマイズ
X-MONITORの「Contour」画面では、ユーザーが好みに合わせて、特定の周波数帯域を調整することができます。ARC補正をONにしている時は、一度フラットになった特性から調整可能です。カスタマイズされた設定はiLoud Precision本体に保存され、次にスピーカーの電源を入れたときも自動的に呼び出されます。

定番スピーカー・エミュレーションも用意
X-MONITORには、スタジオ定番モニターの周波数と位相特性をエミュレートした「ボイス」も、20種類以上収録されています。過去に聴き慣れた機種、クライアントが家で使っている機種のボイスを選択すれば、ミックスを客観的に判断するのに役立つでしょう。

リアパネルの機能を、マウスでリモート操作
X-MONITORでは、LF EXTENTION（超低域レンジの調節）、LF（低域）、HF（高域）、さらにはAUTO STANDBY （オート・スタンバイ）設定など、iLoud Precision リアパネルの機能を、マウスでリモート操作することができます。それぞれの周波数ポイント、ゲイン加減幅も、背面スイッチより柔軟に選べるので、より詳細な調整が可能です。

4ボタンのリモート・コントロールを、画面上に再現
X-MONITORには、iLoud Precision Remote Control（別売）を再現した4ボタン画面も含まれています。各ボタンには、厳密なリニア・フェイズ特性のPrecision、聴きやすいComfort、縦方向のスウィート・スポットを拡張したWide Dispersion、スタジオ定番モニター・スピーカーを再現したものなど、よく使うボイスの他、ARC補正のON/OFF、ミュートなど様々な機能を割り当て可能です。X-MONITOR画面右上の「縮小」ボタンをクリックすれば、4ボタン画面だけ表示できるので、スペースを独占せずに、iLoud Precisionの機能にアクセス可能になります。

iLoud Precision本体のアップデートも、簡単に
iLoud Precisionのアップデート、スピーカー・エミュレーションの追加が行われた際は、X-MONITOR画面より本体のファームウェア・アップデートを実行可能です。最新のX-MONITORをインストール、起動し、USB接続されたiLoud Precisionのファームウェア・アップデートが必要なことが検知されると、画面上にアップデートを促すアラートが表示されます。