アルミ削り出しの円筒形の高品位Bluetoothスピーカーとアームランプ型LEDスポットライトを一体化
【注目製品発見】Canon albos Light & Speaker
【注目製品発見】Canon albos Light & Speaker
2022/12/27
今月15日、高品位カメラや医療機器などで知られるCanonから一般販売された「albos Light & Speaker」が面白そうだ。
アルミ削り出しの円筒形の高品位Bluetooth スピーカーと自由に動かして変えられる特定のエリアだに絞って照らすことができるアームランプ型LEDスポットライトが一体化されたユニークな構成の製品で、一般発売に先駆けてクラウドファンディンのMakuakeで先行販売したところ目標金額の20倍以上の支援を達成したとのこと。
製品開発はCanonグループに属し、宇宙関連事業や医療事業などを手掛けるキャノン電子。同社が長年にわたって培ってきた精密技術を活かして高品質で生活を楽しくしてくれる製品として企画された。
この製品がユニークなのは単にBluetooth スピーカーとスポットライトを組み合わせたという構成だけでなく、スピーカー、ライトそれぞれに様々な工夫が仕掛けれており、かつ、非常に高品位に仕上げられている点にある。
まず、スピーカーのボディは共振を抑えるとともに十分な剛性を実現するためにアルミ製の円筒形とアルミ削り出しの円筒形のデザインで一見して品位の高さを感じさせるものとなっている。このボディーに埋め込まれているスピーカーには360度方向に音を放射できる無指向性で50mm径のフルレンジユニットを採用。これを通常のスピーカーのように前方に向けるのではなく真上に向けて配置。さらに、その上に配置されているアームライトの向きや位置を変えることができるようになっているため、リフレクターとして音を好みの方向に拡散することが可能となっている。
また、小口径スピーカーの弱点とされる低域再生能力を高めるためにパッシブラジエーターをスピーカー部の筐体下部に配置することで適度な低音再生能力と広がりや立体感のあるサウンドの実現が図られている。
スポットライト部にはLED光源を採用、全光束は300ルーメンあり調光機能を装備。光色は「白色・暖色」の2色から、光の明るさは「弱・中・強」の3段階から切替が可能。このライト部は270度チルト、アーム部は左右25度の間でフリーストップ。さらに、台座部も360度回転が可能となっているので、様々な角度から好みのモノや特定のスペースを照らすことができる。
Bluetooth は Ver.5.0、入力はBluetoothのみに対応、USB-C端子が備えられているが内蔵バッテリーの充電用のみで外部機器やUSBを接続しての音楽再生には対応していない。
製品のカラーはシルバーとブラックの2色から選択が可能。キャノンオンラインショップでの価格は44,990(本記事の執筆時点)とされている。
製品を試聴できた場所がイベント会場であったため、十分な音質評価はできなかったがナチュラルな傾向の音質と感じた。また、アームライト部の動きは高級カメラの操作感のような心地よさで、その位置を変化させた時の指向性や音の変化は明確に感じられた。ぜひ、手許において様々な使い方を試してみたくなる製品だ。
Canon Albos Light & Speaker 製品ページ
https://canon.jp/albos
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