独創的な回路設計と細やかなチューニング

アンブレラカンパニー、Bondi Effects「Del Mar mk2」をリリース!(幻のオーバードライブとして現在でも中古市場で高値をつけている「Del Mar Overdrive」のMK2バージョン)

アンブレラカンパニー、Bondi Effects「Del Mar mk2」をリリース!(幻のオーバードライブとして現在でも中古市場で高値をつけている「Del Mar Overdrive」のMK2バージョン)

2023/02/01

Bondi Effects「Del Mar mk2」

 

アンブレラカンパニーから幻のオーバードライブとして現在でも中古市場で高値をつけている「Del Mar Overdrive」のMK2バージョン、Bondi Effects「Del Mar mk2」がリリースされた。価格 ¥45,000(税別)

(製品オフィシャル概要)
Del Mar Overdrive mk2はTubescreamer, Blues Breaker, Klon Centaurのコンセプトを継承し、Bondi Effects独自のチューニングを加えて開発された名機の最新バージョン。唯一無二の瑞々しいドライブサウンドが、丁寧なアップグレードでこれ以上ないまで高められました。
 
Gainノブはオーバードライブとクリーンブーストをブレンドする、独自の設計。ゲインを上げても原音が輪郭を作り、立体感のある美しいオーバードライブサウンドを体感できます。レベルを上げたブースター的なセッティングでは、原音感を最大限に生かしたクリアなサウンドを実現。そしてどんな設定でもパンチは失われず、手元のニュアンスに驚くほど追従します。
 
2タイプのモードにより、コンプレッション感とミドルの強いサウンド(UP)と、オープンで煌びやかな特性のサウンド(DOWN)を切り替え可能です。
 
 
特徴
・クリーンブースター。オーバードライブ。2つを自在に行き来する多用途なドライブペダル
・ゲインノブは2つの働き。クリーンブーストとオーバードライブのブレンドコントロール、そしてゲイン量のコントロール
・トグルスイッチで2つの個性的なモードを切り替え可能。ヘッドルームとドライブキャラクターが変化、スイッチ上はCentaur、スイッチ下はBluesbreakerスタイルのクリッピングに。
・ピッキングやボリュームノブの変化にダイナミックに追従
・15dBのブーストまたはカットを行うパワフルなEQセクション (Bass, Treble)
・24V内部昇圧により、最大のヘッドルームと明瞭さを実現
・Bondi Effectsのラインナップ史上、最も低いノイズフロア
・ソフトタッチ、静音性を高めたトゥルーバイパススイッチング
・最もクリーンでハリのある、改善されたパワーサプライ回路
・ACアダプター専用(9Vセンターマイナス)消費電流100mA



開発者 Jon Ashleyからのコメント
Del Mar Overdriveは2014年に発表されたオーバードライブペダルで、最初はKlon CentaurにTubescreamerスタイルのクリッピングステージを融合してみる所から始まりました。私はCentaurのクリーンなキャラクターは好みでしたが、クリッピングステージにおいてはTubescreamerの正確でリッチなレスポンスを求めたのです。Sick Asで行った回路アプローチをアレンジし、ゲインを保ちつつソフトでスムースなトーンを最大限確保できるように設計を行いました。

Del Marはドライブ回路で「ソフトクリッピング」というアプローチを採用し、流れるように歌うドライブサウンドが最大の特徴です。ギターの6-4弦が柔らかくブレイクアップするのに対し、1-3弦はより太くタイトになりサスティンを増強します。Del Marの設計においてBluesbreakerから参考にしたのは、各ノートが歪み始める”スレッショルド”の感覚です。トグルスイッチを下にすれば、上ポジションから比べてノートが歪むスレッショルドが2倍になり、ラウドな出力、そしてナチュラルなブレイクアップになります。これはTubescreamerとBlusbreakerの主な違いの一つでもあります。このスレッショルドを自在に操り、ニュアンスを反映させることが目的でした。

トーンコントロールの回路もこれらのペダルとは大きく異なり、2バンドのアクティブBaxandall EQを搭載しています。トレブルとローの両方を個別にブースト/カットすることができ、サウンドを幅広くダイナミックにチューニングできます。改善されたパワーサプライ回路により、このEQはより明瞭になっています。

Bondi Effectsのペダルデザインは緻密な計算に基づき成り立っていますが、ブランド設立当時は様々な試行錯誤、パーツ交換、回路アプローチの変更や削除が行われていました。当時の私のエンジニアとしてのセンスは少し甘かったようで、Klon、Tubescreamer、Bluesbreakerの側面を取り込もうとした結果、どれとも似ていないものが出来上がってしまったのです。

今にして思えば、どこか「間違った」方法でのデザインとも言えますが、だからこそユニークなものとなり、多くのプレイヤーに愛されるようになりました。mk2では定評のあるDel Marサウンドを、更に改良しかつて無い次元へ押し上げています。

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