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IK Multimedia、「iLoud Precision White」を発表!(リニアフェイズ・スタジオ・モニターに新色ホワイトを追加)
IK Multimedia、「iLoud Precision White」を発表!(リニアフェイズ・スタジオ・モニターに新色ホワイトを追加)
2023/04/17
IK Multimediaは、リニアフェイズ・スタジオ・モニター iLoud Precision シリーズのホワイト版を発表した。iLoud Precisionは、IK Multimediaの25年以上にわたる高度なデジタル信号処理技術により、リニアな位相、理想形に近いステップ応答、フラットで色付けのない周波数特性を実現した、新世代のリニアフェイズ・スタジオ・モニターだ。iLoud Precisionは、ブラック/ホワイト版とも、下記の3種類をラインナップ。2023年第2四半期発売。
iLoud Precision 5:5インチ・ウーファー + 1.5" ツイーターの2ウェイ、135W RMS.
iLoud Precision 6:6.5インチ・ウーファー + 1.5" ツイーターの2ウェイ、150W RMS
iLoud Precision MTM:2 x 5インチ・ウーファー + 1.5インチ・ツイーターのMTM、175W RMS
(価格)
iLoud Precision 5 White:オープンプライス(税込市場想定価格 ¥143,550前後)
iLoud Precision 6 White:オープンプライス(税込市場想定価格¥159,500前後)
iLoud Precision MTM White:オープンプライス(税込市場想定価格¥191,400前後)
(製品オフィシャル概要)
新色ホワイトを追加
iLoud Precision シリーズに、オリジナルのブラック仕上げに加え、モダンなホワイト仕上げが追加されました。設計から製造まで、イタリア本国でおこなっている iLoud Precision シリーズは、1台ごとに手作業で丁寧に塗装を行い、美しさと耐久性を備えた仕上がりとなっています。ご自宅やスタジオのカラーやレイアウトに合わせて、ブラック/ホワイトのお好みのカラーをお選びください。
クラス最高の周波数特性
-4dB範囲なら36Hzから、+/-1dB範囲でも45Hzから30kHzまでフラットに伸びた周波数特性により、可聴帯域全体を通して、正確で色付けのない再生を行います。各ユニットは製造工程の最終段階にて丁寧にキャリブレーションされ、ユニット間の差異は+/-0.5dB以内の精度に収まっています。
ディープな低域
iLoud PrecisionにてARCキャリブレーションを実行すると、30Hzまで拡張された低音が、ブーミーになることなく、正確に再生されるので、ディープなキック、ベースを含んだミックスも、単体で行うことができます。Dolby Atmos®などのイマーシブ・オーディオ・セットアップにて、別途サブ・ウーファーをお使いの場合も、Full/35/50/65/80Hzを切り替え可能なハイパス・フィルタが内蔵されているので、すぐに組み合わせて利用可能です。
リニアフェイズ仕様による、正確な音像
iLoud Precisionは、96kHzで動作する内蔵DSP、リニアフェイズ・クロスオーバー、カスタム設計のクラスDアンプを搭載。150Hz以上の帯域にてリニアな位相特性を実現し、正確な音像、鮮明なトランジェント、驚くべきディテールを再現します。
耳の疲れを軽減
iLoud Precisionでは、多くのスタジオ・モニターにて見過ごされている、時間領域特性が重視されています。2ウェイ以上のシステムでステップ応答を確認すると、トゥイーターからの信号が早く到達してピークが2つに分かれ、位相がずれることがよくあります。iLoud Precisionは、リニアフェイズ・クロスオーバー、ウーファー/ツイーター間のタイムアライメントにより、フルレンジ・スピーカーや理論上の理想ステップ応答に近い、三角形型の特性を示します。その結果、脳内で時間のずれを補正する必要がなくなり、長時間モニター時の耳の疲れが大幅に軽減されます。
キャリブレーション機能を内蔵
今日の音楽制作は、完璧な音響設計の施されたスタジオで行われるとはかぎりません。プライベート・スタジオでも信頼できるモニター環境を実現するため、iLoud Precisionには、IK MultimediaのARC System™技術によるキャリブレーション機能が内蔵されています。同梱のMEMS測定マイクをiLoud PrecisionのARC MIC INに接続し、リスニング・ポジションに設置したら、あとはCAL/PRESETボタンを長押しするだけです。4箇所での測定終了後、自動キャリブレーションの結果に基づき、フラットな特性になるように補正をするだけでなく、好みに応じて低域レンジ拡張したり、特定の音域を手動で調整することもできます。
Mac/PCソフトウェア「X-MONITOR」を用意
iLoud Precisionシリーズには、ARCキャリブレーションの視覚的確認、調整だけでなく、iLoud Precision背面パネルに実装されたボタンより詳細なボイシングの調整が可能なMac/Windowsアプリケーション、X-MONITORが用意されています。X-MONITORの利用に特別なインターフェースは必要なく、iLoud Precision背面のUSBポーをMac/Windows機に接続するだけで、すぐにお使いいただけます。
複数のボイスを切り替えて利用可能
X-MONITORでは、ARC補正プロファイルの切り替えだけでなく、厳密なリニア・フェイズ特性のPrecision、聴きやすいComfort、縦方向のスウィート・スポットを拡張したWide Dispersionといった設定から、スタジオ定番モニター・スピーカー、クラシックなハイファイ・スピーカーの周波数、位相特性を再現したものまで、複数のボイスを切り替えることができます。現時点でも20機種以上のモニター・プロファイルが用意され、今後も追加されていく予定です。
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