2023年8月18日(金)発売
フックアップ、Rupert Neve Designs「Newton Channel」をリリース!(パワフルかつモダンな新たなチャンネルストリップ)
フックアップ、Rupert Neve Designs「Newton Channel」をリリース!(パワフルかつモダンな新たなチャンネルストリップ)
2023/08/10
フックアップからRupert Neve Designsのパワフルかつモダンな新たなチャンネルストリップ「Newton Channel」がリリースされた。2023年8月18日(金)より発売開始。価格:オープン(税別実勢価格:260,000円)
(製品オフィシャル概要)
このNewton Channelというモデル名は ルパート・ニーヴ氏の生まれ故郷、英国ニュートン・アボットに由来しています。ニュートン・アボットから米国ウィンバリー、ビンテージサウンドからモダンサウンド、またはそれぞれの間にあるルパート氏の“音楽の旅”ともいえる人生そのものが反映されているといえます。
クラスA回路によるマイクプリアンプ、音楽的な動作をするディスクリート構成の3バンドEQ、高速かつ柔軟性の高いVCAコンプレッサー、カスタム設計によるトランスカップリングの出力、さらにはRupert Neve Designsならではの高調波をデザインするSilk回路とRupert Neve Designs社製品が1Uラックマウントサイズに凝縮されています。
Rupert Neve Designs ならではの素晴らしいサウンドを直感的でシンプルな操作によって得られ、あらゆるソースに生命を吹き込みます。このNewton Channelは、とても汎用性の高い世界水準のチャンネルストリップです。
【入力段とマイクプリアンプ】
Newton Channel は、Rupert Neve Designs 製品に求められるトーンと音楽性のすべてを備えています。プリアンプセクションは、タイトでクリーンかつディテールに富んだサウンドを素早く簡単につくり上げることができます。微調整も可能な6dBトリムノブと組み合わせて最大72dBのゲインを得られ、あらゆるソースに対応します。
入力段は標準的なマイクソースのインピーダンスに理想的にマッチするように調整されていますが、ラインレベルでも同様に扱えます。2台のNewton Channelを使うことで、ハイエンドなミキシングツールとしても最適といえます。また入力段にも幅広い周波数レンジの調整が行える可変ハイパスフィルターも搭載されており(独立してオン/オフ可能)、エンジニアはソースに含まれる不要なノイズや低域の唸りなどを手早く除去することができます。
【イコライザーセクション】
EQセクションはシンプルなコントロールによって、素早く調整ができます。低域と高域のシェルフタイプのバンドは、最大 12 dB のブースト/カットが可能な、31段階のポテンショメーターでコントロールでき微妙な設定も極端な設定も思いのままです。
パラメトリックタイプのミッドバンドにも31段階のポテンショメーターが搭載されており、220 Hz から 7 kHz までの幅広い帯域のブースト/カットができます。このため中域は特に柔軟性が高く、中低域の濁りを抑えたり、中域の存在感を高めたりを簡単に実現できます。慎重に選択された固定のQは、音楽性と精度との健全なバランスを維持しながらも周辺の周波数に悪影響を与えない、例えばブラシのストロークのようなイコライジングを行うのにも充分な幅を確保しています。
なおEQセクションに独立したバイパスボタンがあり、効果をその都度ダブルチェックできます。
【コンプレッサーセクション】
コンプレッサーセクションには、Rupert Neve Designs の超スムーズな VCA コンプレッサーの最新版が搭載されています。+20 dB のメイクアップゲインとコンプレッションを自在にコントロールしながらサウンドの本質を充分に調整できます。
また、コンプレッサーセクションをEQセクションの前、または後に配置することができる「プリ/ポストEQ」ボタンと、独立したセクションバイパスのボタンも搭載されています。
【Silk(シルク)セクション】
Newton Channel の信号経路の最後には、ユニークでニーズの高い可変 Silk 回路を搭載しています。Rupert Neve Designs 製のカスタム出力トランスを飽和させることで、2次と3次の倍音を増幅するパワーとコントロールを提供し、ビンテージなトーンを実現します。
可変のTexture(テクスチャー)コントロールによって、出力段の倍音成分量を微調整することを可能にします。Silk RED モードの場合、ソースの高域と中高域の倍音成分が強調されます。またSilk BLUEモードの場合は、ソースの低域と中低域の倍音成分が強調されます。Silk を使用しない繊細なトランスのトーンから、Silk回路とTextureコントロールを全面に押し出したビンテージモジュールを凌ぐ色彩感まで、Newton の出力段は強力なパワーと輝きでトラックを満たすことができます。
*Silk機能を解説した日本語字幕付きビデオをご覧いただけます: https://youtu.be/Bh01-KjXs-0
【カスタム設計の出力トランスフォーマー】
出力段にはRupert Neve Designs社によりカスタム設計された、出力トランスが搭載されています。バランス仕様の標準ラインレベルのメイン出力が搭載されて、充分なレベルの出力信号を得られます。さらにメイン出力とは別に、独立した-6dBu出力も用意され、ハイレベルの入力と Silk による倍音の飽和を補正することができます。これによりエンジニアは、Newton Channel をフルドライブさせながらも、チェーン内の次のデバイスをクリップさせることなく、より多くのトランス倍音を得ることができます。これらの出力は、同時に使用することも可能です
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