ローランドから歴史的名機のプリアンプ・サウンドを凝縮したフル・アナログ設計のブースター／プリアンプ、BOSS『BP-1W』がリリースされた。2023年11月11日（土）に発売。価格：オープン（市場想定税込価格 22,000円前後）

（製品オフィシャル概要）

ここがポイント
•「CE-1 Chorus Ensemble」と「RE-201 Space Echo」のプリアンプ・サウンドをこだわりのフル・アナログ回路で実現
•サウンド・キャラクターの異なる「RE」、「CE」、「NATURAL」の3種類のモードを搭載
•原音に忠実な「STANDARD」と温かみのある「VINTAGE」の２種類のインプット・バッファの選択が可能

当社は創業以来、数多くのギター・アンプやエフェクターなどのギター周辺機器を送り出してきました。その中でも、「CE-1 Chorus Ensemble」（ボス・ブランドより1976年発売、以下「CE-1」）と「RE-201 Space Echo」（ローランド・ブランドより1974年発売、以下「RE-201」）は、生産完了から30年以上を経た現在においても多くのプレイヤーに愛されている、まさにローランド／ボスを象徴するエフェクターです。それぞれのオリジナリティ溢れるエフェクト・サウンドはもちろんのこと、独特の質感を持つプリアンプのサウンドが多くのギタリストに評価されています。今回発売する『BP-1W』は、この「CE-1」と「RE-201」のプリアンプ・サウンドを、「技クラフト・シリーズ」として、こだわりのフル・アナログ回路設計により再現したコンパクト・ペダルです。

さらに詳しく

多くのギタリストに愛される独特のプリアンプ・サウンド

「CE-1」と「RE-201」は、マイクやキーボードなどギター以外の楽器にも対応可能なプリアンプを搭載していました。このプリアンプは、当時の技術では避けることができなかった周波数特性の変化や、過大入力時に発生する心地よい歪み（ひずみ）によって得られるその唯一無二のサウンドが、多くのギタリストに評価されています。
『BP-1W』は、この「CE-1」と「RE-201」の個性的なプリアンプ・サウンドを、こだわりのフル・アナログ回路で実現するコンパクト・ペダルです。

3種類のモードを搭載

『BP-1W』は、以下の3つのモードを搭載しています。本体の「LEVEL」、「GAIN」ノブとの組み合わせにより、多彩なサウンド・メイクを行うことができます。
「CEモード」：「CE-1」のプリアンプ・サウンドを得ることができるモードです。鈴鳴り感のあるブライトなサウンド・キャラクターと歯切れのよいトーンが特徴です。アンプや歪みペダルとの組み合わせにより、アグレッシブなドライブ・サウンドを得ることができます。

「REモード」：このモードでは、「RE-201」のプリアンプ・サウンドを得ることができます。温かみのある太い音質を特徴とし、GAINを上げると心地良い飽和感が加わります。アンプや歪みペダルをブーストすると、適度なコンプレッション感のある力強いドライブ・サウンドを得ることができます。
「NATURALモード」：入力信号に色付けをせず、フラットにブーストを行います。レンジの広さを特徴とし、組み合わせるアンプや歪みペダルの持つキャラクターを活かした音作りに向いています。

異なるサウンドを楽しむことができる2タイプのバッファ

『BP-1W』は、「STANDARD」、「VINTAGE」の2種類のインプット・バッファを搭載しており、「BUFFER」スイッチで選択することができます。「STANDARD」では、プレミアムなバッファ回路によるピュアな音質を、入力インピーダンスが低めに設定された「VINTAGE」では、温かみのあるトーンと滑らかなボリューム・カーブを実現しています。

「技クラフト・シリーズ」 とは

当社のエンジニアは長年、ギター・サウンドの追求のため、さまざまな技術や培ってきたノウハウ、そして音に対する熱いスピリットを製品開発に注ぎ込んできました。そのクラフトマンシップの結晶といえるコンパクト・ペダルが「技クラフト・シリーズ」です。熟練のエンジニアにより、一つひとつのパーツの選定からこだわり抜き、丹念に組み上げられたアナログ回路を搭載。細部に至るまでこだわったメイド・イン・ジャパンの「技クラフト・シリーズ」は、極上のサウンドと卓越した弾き心地をギタリストに提供します。

主な仕様
外形寸法：73（幅）×129（奥行）×59（高さ）mm
質量：430g （電池含む）