CDショップ盤

路上盤

　CDとライブのチケットは路上での手売のみ。それでも、ワンマンライブのファイナルを地元関西では、ZEPP NAMBAで行うという驚異の集客力を持つ、Yu-Ki／KENT／DJ KAZUMA、22歳3人組グループ、メロフロート。そんな彼らのメジャーセカンドシングル「未来」のリリースがアナウンスされ、それに合わせてMUSIC VIDEOも公開された。

　今年は、全国6都市ワンマンツアー、全国47都道府県路上ライブツアー、7月にメジャーデビューとそれに伴うプロモーションやイベントなど、怒涛のスケジュールの中で発表となった「未来」。デビューシングル「夢のカケラ」では、夢に向かっていく若者たちの代弁者として躍動感溢れるトラックにのって歌っていた彼らが、今作では、22歳・等身大のリアルな感覚で描く未来に対しての漠然として不安や焦りや葛藤をストレートに表現したミドルナンバーに仕上がっている。MUSIC VIDEOは、前作の東京の野球場から移動して、「西の大型ルーキー」という触れ込みの彼らにとってはホームとも言える大阪の野球場という”ホーム“で撮影されたもので、熱く堂々した歌いっぷりがより一層切なさを募らせる作品となっている。

　メロフロートは現在、47都道府県路上ライブツアーの後半戦を各地で奮闘中。また、来年は盟友SUNLITEと共に全国9都市の全国ツアーを行なうことを発表している。地元関西に続いて、デビューシングル「夢のカケラ」にテレビやラジオを合わせて16個の肩書（テーマソングやパワープレイなど）が付いた九州を筆頭に、全国的に快進撃を続ける彼らは、このシングルでより一層の飛躍を予感させる。

　全国各所のストリートで彼らに触れた中高生たちは存在を知り、惹かれ、応援し始めている。熱すぎる若者が少ないと言われている現在に、一石を投じられるだけの強度がこのグループにはある。目をそらしがちな人ほど、注目をしてもらいたいグループだ。