ブレイク必至の本格派女性ボーカルバンド

The Winking Owl「Open Up My Heart」インタビュー

The Winking Owl「Open Up My Heart」インタビュー

2015/11/24

「メッセージ性のある歌詞を聴いてもらいたい」by Luiza

──続いて、今回のレコーディングでの使用機材について教えて下さい。

Yoma:ギターのバッキングではメインにdragonflyの「BORDER 666」 を使いました。チューニングはドロップDとドロップC#で、そんなには下げていないんですけど。dragonflyはピッチの安定感が良くて、エンジニアさんも「スゴく良いね!」って言ってました。あとは、リード系では主にPRSの「Custom 22」を使用しました。これは最近までライブでもメインで使っていたギターで、ピックアップにsoapbarタイプが3基マウントしてあります。PRSってタイトなサウンドだと思うんですけど僕はシングルコイルの音が好きなので、パワーもありつつシングルらしい響きが出せるところが気に入っています。ハムバッカーはクリーンとクランチが綺麗に出せないところがあまり好みじゃなくて。他には3曲目「Fallen Angel」のギターソロでCrews Maniac Soundの「TL-59」を使いました。ビンテージタイプのテレなんですけど、歪ませるとロックな音がして弾きまくるようなギターソロとかで使いたくなるギターですね。

──様々なタイプのギターを使われましたね。弦はどちらのブランドを使われたのしょうか?

Yoma:PRSではGHSの「10-48」というゲージのDavid Gilmourモデルです。「10-46」だと細すぎるし「10-52」だと太すぎるし、っていうところで悩んで「10-48」がベストでした。現在ライブのメインで使っているdragonflyの「Maroon」はスケールが648mmなので「10-46」のゲージにしています。

──色々と試行錯誤されたのですね。アンプは何を?

Yoma:Marshall「JCM-2000」やDiezel「Herbert」といったアンプで歪みを作りました。ですが、普段のライブではMesa Boogieの「Stiletto」を使っていて、それはクリーンにしておいて、歪みはエフェクターで作っています。

──ちなみに、ライブではどのようなエフェクターを使用されているのですか?

Yoma:メインの歪みはEMMA「ReezaFRATzitz 2」というディストーションを使っています。あと、クランチとかのオーバードライブはSHIGEMORIの「RUBY STONE SPECIAL」ですね。他には、どの曲でもディレイをかけるのでstrymon「TIME LINE 2」、それとDIGITECH「Whammy DT」、Line 6「M9」、Electro-Harmonix「POG2」などがあります。ワウペダルはMORLEYの「STEVE VAI BAD HORSIE 2」を使っています。

── 一方のLuizaさんはどちらのマイクを使われたのですか?

Luiza:エンジニアさんに持って来ていただいたものをいくつか試したんですけど、名前は忘れてしまいました…私、その辺が疎くて(笑)。

──なるほど(笑)。普段のライブではどちらのモデルを使われているのですか?

Luiza:ライブではElectro-Voice「N/D967」を使っています。このマイクはバンド結成時からずっと愛用しているんですが、(音を)拾う範囲が狭いので、自分の声だけ拾うようになっているんです。それと、声の音量が大きく返ってきやすいので、とても助かっています。

──それでは、今後The Winking Owlのどんなところを意識して聴いてもらいたいと思っていますか?

Yoma:やはり、耳に残るキャッチーなメロディですね。あとは楽器をやっている人に対しては、タイトなリズムだったり細かいところに入れているリフとかを聴いてほしいです。

Luiza:私は歌詞を書いているのでその面ですね。特に今回の作品では、1曲目と2曲目が結構メッセージ性のある内容になっていて、1曲目は“自分らしくいようよ”という清々しい気持ちを歌っています。この曲はライブでみんなと騒げる曲じゃないかなって思っています。また、2曲目は大事な人に対して“強がらないでたまには頼って良いんだよ”っていう気持ちを表現してみました。四つ打ちが入ったノリやすい曲調なんですが、歌詞は精神的に深いところを意識しているので、そこも重視して聴いてもらえたら嬉しいです!

──最後に、これからのバンドの展望について教えて下さい。

Yoma:僕らのような女性ボーカルバンドって今は少ないと思うんです。なので、もっとシーンが盛り上げられるような存在になりたいです。今後は、さらに色々なジャンルのバンドとも一緒にやってみたいですし、大阪城ホールのステージに立てた経験が忘れられないので、自分たちの力でまたあのステージに戻って来れるように頑張っていきたいです。


 

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「Open Up My Heart」

2015年11月25日発売
¥1,000(税抜)
VPCC-82335
 

1. Open Up My Heart
2. Here For You
3. Fallen Angel

ライブスケジュール

►東名阪自主イベント
「Wink The Future」


・12/9(Wed) 名古屋APOLLO BASE
OPEN: 18:30/ START: 19:00
GUEST:SECONDWALL / ROACH / Dizzy Sunfist

・12/10(Thu) 心斎橋アメリカ村DROP
OPEN: 17:30/ START: 18:00
GUEST:SECONDWALL / Xmas Eileen / MELLOWSHiP / UNIONS

・12/12(Sat) 渋谷CYCLONE
OPEN: 17:00/ START: 17:30
GUEST:SECONDWALL / 鏡トナリ


►「TOWER RECORDS福岡パルコ店&TSUTAYA presents RISE ABOVE vol.3」
2015.12.7(Mon)福岡LIVE HOUSE Queblick
►「NO MATTER LIVE」
2016.1.30 (Sat) 京都:KBSホール
 

The Winking Owl
L→R KenT(Dr), Yoma(Gu), Luiza (Vo), Ranmalu(Ba)

The Winking Owl
(ザ・ウィンキング・オウル)

ルーマニアと日本にルーツを持つボーカリストLuizaと、US夏の祭典Warped Tourにも出演経験がある超絶ギタリストYomaを中心として2010年に群馬県高崎市にて結成。US/UKのEmo/Rockを踏襲し普遍性のあるJ-POPに昇華、さらに世界観を彩るプログラミングサウンドを挿入することにより圧倒的なオリジナリティを確立し、いまだかつて日本にはなかったネクストレベルのサウンドを展開する。

2011年12月に初のEP「Deep River」をGarimpeiro Recordsから、2012年7月には盟友SECONDWALLとのスプリットシングルを自主リリース。その後も精力的な活動を続け、2013年には実験的試みとしてアコースティックミニアルバム「Voyage」をリリース。その完成度の高さで、各方面から絶賛の声を集める。2014年バンドとしてネクストステップに突入するためrui(fade)をプロデューサーとして招いてレコーディングを敢行。そして完成したのが同年9月にリリースされたミニアルバム「Supernova」。

2015年6月、「ONE OK ROCK 2015“35xxxv”JAPAN TOUR 」大阪城ホール公演でサポートアクトオーディションにエントリーした350バンドから見事選出。さらには2015年11月21日(土) OZZFEST JAPAN2015のオープニングアクトに大抜擢され出演を果たす。

Luizaが紡ぎだす神秘的で妖艶なヴォーカル、Yomaを中心とした楽器陣のテクニカルでタイトな演奏。そのハイブリッドな感性と独自の世界観には定評があり、シーンのリスナーたちやバンドマンをはじめ各方面から注目を集めはじめている。
The Winking Owl ... (まばたきするフクロウ) という、まさに夢のような名前を持つこのバンドは、これからどのような景色と可能性を魅せてくれるのだろうか。


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