iTunes Storeではアルバム『★』の予約注文の受付が開始!

デヴィッド・ボウイの新作『★』に、ジャズシーンを牽引するマーク・ジュリアナ、ダニー・マッキャスリンらが参加!

デヴィッド・ボウイの新作『★』に、ジャズシーンを牽引するマーク・ジュリアナ、ダニー・マッキャスリンらが参加!

2015/12/02


デヴィッド・ボウイ

photo by Jimmy King
 


 2013年、世界中の誰もが驚いたデヴィッド・ボウイの予期せぬ復活劇は「事件」として瞬く間に全世界を駆け巡り、10年振りの新作にしてロック史上最大のカムバック作となった『ザ・ネクスト・デイ』の発売から3年――。
時代の先駆者とも言えるデヴィッド・ボウイから届けられた、来年1月8日(金)、彼の69回目の誕生日に発売となるニュー・アルバムからのタイトル・トラックにして、ファースト・シングルでもある「★」(読み方:ブラックスター)は、ダークで美しく、グラマラス、挑戦的なサウンドに次々と変わる拍子、シングルの既成概念を超えた、「9分57秒」という尺の幻想的な楽曲だ。新作の方向性をひも解くキートラックであり、ボウイの音楽的冒険の向かう先に、現在全音楽ファンの注目が集まっている。
 
 先日届いた情報によると、新作のプロデュースはデヴィッド・ボウイ自身とトニー・ヴィスコンティが務めており、69年の『スペース・オディティ』からその関係は始まり、ベルリン3部作と呼ばれる『ロウ』(1977年)『ヒーローズ』(1977年)、『ロジャー』(1979年)などの名盤にプロデューサーとして関わってきたトニー・ヴィスコンティはまさに「70年代のボウイを創った男」とも言える。トニー・ヴィスコンティは新作に関して「デヴィッドの昔のサイドメンを起用すると、ロックの人々がジャズをやることになってしまうからね。ジャズ・ミュージシャンにロックを演奏させることによってそれを覆すことができる。彼らの音楽へのアプローチはとても新鮮だった」と海外メディアに語っている通り、新作『★』でボウイは新世代ジャズ・シーンを牽引するミュージシャンを中心に起用し、前作『ザ・ネクスト・デイ』とも違う、これまでにない全く新しものを目指したようだ。
 
 デヴィッド・ボウイの音楽活動50周年を記念して、2014年に発売されたオールタイム・グレイテスト・ヒッツ『ナッシング・ハズ・チェンジド』に収録されたマリア・シュナイダー・オーケストラと制作された曲で、今作にもアレンジを大胆に変えて再収録される「スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)」のレコーディング・メンバーでもあり、2004年グラミー賞の最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ部門にノミネート。自分名義のアルバムにおいては、ラテン・アメリカの要素を入れながら、冒険的なジャズを展開するダニー・マッキャスリン(Saxophone, Flute, Woodwind)が参加。他に、「エルヴィン・ジョーンズやアート・ブレイキーといったハード・バップのドラムの達人たちを1980年代のドラム・マシーン、ローランド808と足したものをJディラで割り、スクエアプッシャーのパワーになるまで増殖させた結果」などと評されるマーク・ジュリアナ(Drums, Percussion)、チック・コリアにもその才能を高く評価され、NYのジャズ・シーンの常連にしてジャズの枠に留まらずグローバルに音楽表現を追求してエレクトロ・ジャズ・トリオのNOW VS. NOWでマーク・ジュリアナと活動を共にするジェイソン・リンドナー(Piano, Wurlitzer Organ, Keyboards)、そしてNYとロサンゼルスを飛ぶように行き来し、アヴァンギャル�ド・ジャズとファンクの世界においてリーダー的存在を担う傍ら、テデスキ・トラックス・バンド、ドナルド・フェイゲンなど、多岐にわたるイノベーターたちにとって頼り甲斐のある有能なサイドマンとして引っ張りだこのティム・ルフェーヴル(Bass)、さらにはNYを拠点に30年以上活動し、マリア・シュナイダーなど多岐に渡るアーティストたちと共演。世界各地においてもクリニックやワークショップを開催し、2002年~2005年にはニューイングランド音楽院の教員を務めており、2014年にはドリス・デューク・アーティスト賞を受賞した、名サイドマンでもあるベン・モンダー(Guitar)もレコーディングに参加している。

 また、ティム・ゴールズワージーとのプロデューサーチームThe DFAや、DFAレコーズの運営、DJ、リミックスなど多岐に渡る活動を展開し、2011年に解散したLCDサウンドシステムの中心人物であるジェームス・マーフィー(Percussion)が「スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)」と「ガール・ラヴズ・ミー」に参加を果たしているのも注目だ。
 
 このシングル「★」をさらに不可解で魅惑的なものにさせるという見事な影響を及ぼしているのが同曲のショート・フィルム(ミュージック・ビデオ)だ。「★」がフィーチャーされているドラマ『ザ・ラスト・パンサーズ』の監督でもあり、これまでにマドンナ、ビヨンセ、ニュー・オーダーなどのミュージック・ビデオやドラマ/CMなどを手掛けるヨハン・レンクが、同曲のショート・フィルムの監督を務め、デヴィッド・ボウイと彼は、ポパイのアニメという普通でないダンスからインスピレーションを得たというところで絆を深め、レンク監督は「デヴィッドがとても古いアニメのYouTube映像を送ってくれました。確か『ポパイ』だったと思います。ああいう初期のアニメは、フレームごとに絵を描いている。そうするとキャラクターが…(ぎくしゃくした動きをまねる)…デヴィッドはこういった動きが欲しいと言ったのです」と制作過程を振り返っている。
ショート・フィルム「★」リンク:https://www.youtube.com/watch?v=kszLwBaC4Sw
 
 現在、iTunes Storeではアルバム『★』(読み方:ブラックスター)の予約注文の受付が開始されており、予約すると先行トラック「★」がダウンロードできるようになっている。
https://itunes.apple.com/jp/album/blackstar/id1059043043

 また、『★』日本盤CDは通常のCDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマット【Blu-spec CD2】仕様での発売となる。

 

『★』作品情報

デヴィッドボウイ ★ ブラックスター

『★』

アーティスト:デヴィッド・ボウイ
タイトル: ★(読み方:ブラックスター)
品番:SICP-30918(CD)
価格:¥2,500+税
仕様:デジパック仕様 / 日本盤のみ通常のCDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマット
【Blu-spec CD2】仕様 / 歌詞・対訳・解説付 
発売日:2016年1月8日(金)

収録曲
1. ★
2. ティズ・ア・ピティ・シー・ワズ・ア・ホア
3. ラザルス
4. スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)
5. ガール・ラヴズ・ミー
6. ダラー・デイズ
7. アイ・キャント・ギヴ・エヴリシング・アウェイ
※輸入盤LPも発売予定

 

ミニバイオグラフィ

 移り変わるロック・シーンの中で、変化する事を恐れず進化し続けてきた、孤高の存在にして、英国を代表するロック界最重要アーティストの一人。60年代から、その多彩な音楽性をもって創作され、グラム時代を代表する『ジギー・スターダスト』、ベルリン三部作と呼ばれる『ロウ』、『ヒーローズ』、『ロジャー』、80年代を代表する『レッツ・ダンス』などの名盤の数々は、その時代のアート(芸術)とも言え、全世界トータル・セールス1億3,000万枚以上を誇る。「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」(NME/ミュージシャンが選ぶ)や「100人の偉大な英国人」(チャーチル、ジョン・レノン、ベッカム等と並び)にも選出される。
 
 2004年の『リアリティ』ツアー中に倒れ心臓疾患手術を行い、第一線から退いてしまい、もはや引退か??と囁かれた中2013年、世界中の誰もが驚いた予期せぬ復活劇は、「事件」として瞬く間に全世界を駆け巡り、10年振りの新作にして、ロック史上最大のカムバック作となった『ザ・ネクスト・デイ』は、アルバム・チャート初登場全英1位、全米2位を獲得し、世界的な大ヒットとなった。その後も大回顧展『David Bowie Is』がイギリスはじめ世界で開催され話題を集めた。
 
 2015年春には、オフ・ブロードウェイ歌劇『ラザラス』の制作が発表され、ボウイと著名な脚本家エンダ・ウォルシュとのコラボレーションであるこの作品は、イヴォ・ヴァン・ホーヴが監督を手がける。ウォルター・テヴィスの小説『地球に落ちてきた男 (The Man Who Fell ToEarth)』にインスピレーションを得て生まれた『ラザラス』は、映画版をボウイが演じたことで有名なトーマス・ニュートンのキャラクターに焦点を当てる。劇中ではボウイのバック・カタログからの楽曲に新鮮なアレンジを施したものがフィーチャーされる予定。
 
 2016年1月8日(金)69回目の誕生日にニュー・アルバム『★』(読み方:ブラックスター)が発売を迎える。

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