「unBORDE」レーベル所属の豪華アーティストがXmas PARTYに集結!

かまってちゃん、しゃちほこ、tofubeats、アカシック共演の「勝手にXmas PARTY2015!!!!!」ライブレポート

かまってちゃん、しゃちほこ、tofubeats、アカシック共演の「勝手にXmas PARTY2015!!!!!」ライブレポート

2015/12/24


ライブ終了後。出演者全員とオーディエンスの記念ショット(撮影:Rui Hashimoto


きゃりーぱみゅぱみゅやRIP SLYME、高橋 優らが所属するワーナーミュージック・ジャパン内レーベル:unBORDE(アンボルデ)が、12月23日(祝・水)=Zepp Tokyoで恒例のクリスマスイベントを開催した。レーベル発足から丸5年となる今年は、「神聖かまってちゃんとチームしゃちほことtofubeatsとアカシックで勝手にunBORDE Xmas PARTY 2015!!!!!」と題し、約4時間に渡る熱いステージを繰り広げた。

会場と同時に最前列へ駆け込んできたオーディエンスを迎えたのは、「DJみさこ&DJちばぎんfrom神聖かまってちゃん」のDJコンビ。レーベルメイトのきゃりーぱみゅぱみゅの他、RIZAPのCM曲やガリガリ君、ドンキホーテのテーマ曲などを次々と流し、パーティー気分を盛り上げる。続いて、チームしゃちほこからメンバーが1人ずつDJとして登場し、コール&レスポンスをしたり、サイン入りのグッズを会場に投げたりしながら、思い思いの選曲とパフォーマンスで会場を温めた。

そんな中、ついにイベントがスタート。まずは、unBORDEのレーベルヘッドである鈴木竜馬氏より、以下のような開会宣言と感謝の気持ちを込めたスピーチからスタートから幕開けした

「レーベルが立ち上がって、今年でめでたく5周年を迎えることができました! このクリスマスパーティーも今年で4回目。いつも支えてくださってる皆さんのおかげだと思っています。ムーチョ・グラシアス! 短い時間ではありますが、素敵なクリスマスの思い出を作りましょう! 今年もありがとう!」(鈴木

また、今年はスペシャルプレゼンターとして、現在プロレス界のごく一部を大いに賑わしている(笑)、正体不明のマスクマンレスラー、「スーパー・ササダンゴ・マシン」がスクリーンに登場。進行役としてアーティストを紹介する旨が伝えられた。

ライブのトップバッターは、今年夏にunBORDEからメジャーデビューしたアカシックだ。この日はHachi(kb)がインフルエンザのため欠席で、4人でのパフォーマンスというレアな会となった。真っ赤なミニスカートで登場した理姫(vo)が「メリークリスマス!unBORDE!」とオーディエンスを煽る。1曲目はダイナミックなバンドサウンドと抜群の疾走感で駆け抜けた「サイノロジック」だ。続いて、ゲストにチームしゃちほこから咲良菜緒が登場! 彼女のソロ曲として、理姫が作詞、奥脇(g)が作曲した「ベイビーミソカツ」を咲良とアカシックのコラボで演奏した。後半は「溺愛」をドラマチックに歌い上げ、「アルカイックセンチメント」、「CGギャル」へ。ギターとベース、ドラムというシンプルかつ骨太なバンドサウンドが、理姫のボーカルをより生々しく伝えるようなステージだった。

次に、サンタの帽子とサングラスで現われたのは、今年、自身のアルバムで小室哲哉やKREVAなどのそうそうたるアーティストとのコラボを果たしたtofubeats。MCでは、去年のこのイベントで配られたアーティストの手形色紙の話を持ち出し、「Twitterで、tofubeatsとチームしゃちほこを交換してくれって言った人がいる! あれは傷ついたな〜!」と蒸し返しながらも(笑)、「Don’t Stop The Music」や「ディスコの神様」といったキャッチーなナンバーを次々と連投してフロアを盛り上げた。「おしえて検索」では、神聖かまってちゃんから、の子とmonoがステージに登場し、全力で歌う3人のコラボが実現! また、「POSITIVE」では、チームしゃちほこから秋本帆華と伊藤千由李がボーカルに参加し、キュートな笑顔と歌声で会場を魅了していた。

3番手に登場したのは、奇妙礼太郎、Sundayカミデ、テシマコージノ3人による、天才バンド。今年11月に、アルバム『アリスとテレス』でデビューしたunBORDEのニューカマーだ。パワフルなドラムソロで幕を開け、「Are you ready!? 行くよー!」と奇妙が叫ぶと、1曲目の「DANCE MUSIC FOR ME!!」が爆音で鳴り響いた。ピアノもギターもドラムも、ものすごい躍動感だ。さらに「SHIBUYA STRUT」では、迫力のインストナンバーを披露。「怪しげなロックスター」と「純粋な少年」という、両方の顔を持つような奇妙の存在感が圧巻だった。ラストの「ロックジェネレーション」では、パンク魂を爆発させ、グイグイと前進していく。短いステージながら、3人のスリリングで目が離せないプレイは、オーディエンスを魅了していた

次に登場したチームしゃちほこは、クリスマスのミサを進行するシスター風衣装で登場。「unBORDEクリスマスが始まるよー! Zepp Tokyo、メリークリスマス!」、「盛り上がっていけるのかー!」とフロアを煽りながら「ザ・スターダストボウリング」に突入し、オーディエンスのテンションは一気に沸点へ! その後も、川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End)が曲提供した「シャンプーハット」や、 RIP SLYMEのカバー「JOINT」、さらに「J.A.N.A.I.C.A.」では同曲の作曲者であるtofubeatsを呼び込み、一緒に歌い踊るというバージョンを披露。ライブ後半では、「そろそろ雪を降らせてくれてもいいんじゃね!? 偉い人の竜馬—!」とレーベルヘッドを呼び捨てにしながらおねだりをし(笑)、ラストの「抱きしめてアンセム」でヒートアップした会場に美しい粉雪を舞い降らせた。

イベントの最後を締めくくったのは、神聖かまってちゃんだ。unBORDEと同じく、今年の12月でデビューから丸5年を迎えた彼らは、「かまってちゃんがやってきたぞ!unBORDEといえばかまってちゃんだろ!」とmonoが煽り、「天文学的なその数から」でスタート。MCでは、いつも通りメンバーそれぞれがマイペースに飛ばしていたが、中盤の「肉魔法」、「自分らしく」などで見せたバンドの一体感やの子のボーカルの説得力には目を見張るものがあった。デビュー当時からの鋭い棘はそのままに、よりバンドの深みを伝えるようなパフォーマンスに圧倒されたオーディエンスも多いはずだ。また、新曲として披露された「たんぽぽ」も内包する熱をビシビシと伝えてくれるナンバーだった。そんな彼らのラストは、もちろん代表曲「ロックンロールは鳴り止まないっ」だ。unBORDEのテーマ曲といっても過言ではないこの曲には、チームしゃちほこが参加。タオルを回して会場一体となって一緒に歌うなど、かまってちゃんのライブのエンディングを最高潮に盛り上げた。

そして、出演者全員が参加したアンコールでは、ワーナーミュージック・ジャパンの大先輩である山下達郎の「クリスマス・イブ」を全員で熱唱。サインボールがプレゼントされたり、みんなで記念撮影を楽しみながらの大団円となった。

なお今回のライブ中に、来年は過去最大規模でのイベント開催がアナウンスされたが、詳細は年明け〜1月中旬頃には発表されるとのことなので、ぜひ、レーベルのunBORDEのオフォシャルホームページを年始よりマメにチェックしてほしい。

出演アーティストのセットリスト



 


■アカシック
1.サイノロジック
2.ベイビーミソカツ w/咲良菜緒(チームしゃちほこ)
3.溺愛
4.アルカイックセンチメント
5.CGギャル

■tofubeats
1.STEALHOLDER
2.POSITIVE
3.TOO MANY GIRL
4.Don’t Stop The Music
5.ディスコの神様
6.教えて検索 w/の子
7.水星
8.POSITIVE w/秋本帆華 & 伊藤千由李(チームしゃちほこ)

 

■天才バンド
1.DANCE MUSIC FOR ME!!
2.SHIBUYA STRUT
3.Firefly
4.サバイバルダンス
5.ロックジェネレーション

 

■チームしゃちほこ
1.ザ・スターダストボウリング
2.シャンプーハット
3.J.A.N.A.I.C.A. w/ tofubeats
4.JOINT
5.そこそこプレミアム
6.抱きしめてアンセム

 

■神聖かまってちゃん
1.天文学なその数から
2.雨宮せつな
3.肉魔法
4.自分らしく
5.たんぽぽ
6.ねこラジ
7.ロックンロールは鳴り止まないっw/チームしゃちほこ

以上の撮影すべて、Rui Hashimoto

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