チャイコフスキー・コンクールで話題沸騰!

フランスの新鋭ピアニスト、ルカ・ドゥバルグが3月デビュー盤発売&初来日決定

フランスの新鋭ピアニスト、ルカ・ドゥバルグが3月デビュー盤発売&初来日決定

2016/01/17


写真:Bernard Bonnefon

チャイコフスキー・コンクールで話題を呼んだフランスの新鋭ピアニスト、ルカ・ドゥバルグが3月23日にデビュー盤『ルカ・ドゥバルグ』を日本先行で発売することが決定した。

ルカ・ドゥバルグは2015年6月モスクワで開催された第15回チャイコフスキー国際コンクール<ピアノ部門>で第4位入賞をはたした25歳のフランス人ピアニスト。クラシック若手音楽家の登竜門として4年に一度開かれる権威あるコンクールで、独創性あふれるパフォーマンスが大反響を呼んだ注目のアーティストである。

最終審査では初のオーケストラ共演で緊張のあまり第4位入賞となったものの聴衆の熱狂度はすさまじく、特別に「モスクワ音楽批評家協会賞」を受賞。特に第2次審査で演奏した「ラヴェル:夜のガスパール」の神がかったパフォーマンスは、コンクール史上に残る圧倒的熱演で、その才能に指揮者ゲルギーエフやギドン・クレーメルといった巨匠たちが心からの賛辞を寄せたという。

ピアノやヴァイオリンは幼少時からの厳しい毎日のトレーニングが将来を左右する楽器であり、コンクールの応募者は幼少時から完璧な英才教育を受けた名門校出身者がほとんどの中、ルカの経歴は異色を放っている。11歳からピアノを学び始め、17歳から3年間ピアノをやめてベースに転向。

パリ第7大学で文学、理学を学んだ後再び20歳の時にピアノの道に戻っている。ジャズを演奏し生計をたてながら 10代の大半はほぼ“独学”で学んでおりコンクールを受けた時点で自分のピアノは持っていなかったという。第1次審査からファイナルまで、豊かな感性と強烈な個性に彩られた独創的な演奏を披露したルカは、耳のこえた芸術大国ロシアの聴衆から熱狂的な支持を得た。

その型破りの才能の噂はたちまち世界中に広まり、クラシック界大手音楽事務所CAMIがまっ先に契約。12月にはソニークラシカルとの専属契約を交わしている。

なお、アルバムにはルカの代名詞となっている「ラヴェル:夜のガスパール」をはじめスカルラッティ、ショパン、リストといったピアノファンには人気のレパートリーを収録。また、6月5日〜7日にはギドン・クレーメルとの初来日も決定している。
 

リリース情報

『ルカ・ドゥバルグ』

BSCD2: SICC30262
¥2,600(+税)
3月23日発売
【収録曲】 
1 スカルラッティ:ソナタ
(イ長調 K. 208/ イ長調 K. 24/ ハ長調 K.132/ ニ短調 K.141)
2 ショパン:バラード第4番
3 リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
4 ラヴェル:夜のガスパール(←第2次審査演奏曲) 
5 グリーグ:抒情小曲集より「メロディ」Op.47:3
6 シューベルト;楽興の時第3番ヘ短調 作品94 D780
(録音:2015年11月パリ コルトー・ホールでのライブ)

来日公演情報

『ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)ルカ・ドゥバルグ(ピアノ)デュオリサイタル 2016』

招聘:ミュージックプラント
2016年6月6日(月)19:00(18:30開場)サントリーホール
2016年6月7日(火)19:00(18:30開場)サントリーホール
【料金】S:¥10,000 A:¥8,000 B:¥6,000 C:¥4,000 (両日とも)
6月6日・7日両日セット券 Sセット¥18,000 Aセット¥14,000
(セット券はミュージックプラントのみ取り扱い)
http://www.mplant.co.jp/concertm.html#GK&LD2016

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